怒られ慣れていない息子 | ひよこまめの凸凹リアル育児日記

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ちょーなん  高3♂
じなーん   小5♂(ASD・LD・トゥーレットの発達凸凹)
すえっこ   小2♀
3人の子持ちのアラフィフです。
発達凸凹っことの日々は笑いと涙とイライラの連続。
できるだけグチ少な目で、リアルな日々をつづっていきます。

*私の中で 解決したようなしないような、

 考えたことが 本当に正しいのか正しくないのか、 

 まだ なんか もやもやしているような 話です。

  




                          すけ 4歳10カ月



お盆に すけのいとことあったときのこと。


すけといとこ、二人は お店で はしゃぎすぎてしまい、

私の弟に 二人して 「いいかげんにしろ!」と怒られた。


その際の 二人の反応が対称的だった。




自分の父に怒られた いとこ。

まあ、普段 父に怒られていて 慣れているというのも あるだろう。

「ごめんなさい」といい、

その後 すぐに 気持ちを切り替えて(自然に切り替わって)

ケタケタと笑いはじめた。

そして、15分もしたら 再び はしゃぎすぎて 怒られていた・笑


  (が、この一見明るい いとこくん。

   実は幼稚園で友達がいなくて、いつも一人らしい。

   一人が好きなのではなくて、

   遊んでいるうちに友達とうまくいかなくなることが多くて

   「だったらいいもん。ぼく 一人でいるもん・怒」となるらしい。   

   義妹が一人でも友達をつくろうと

   この夏、庭にプールをいつも用意して 

   クラスメイト いつでもウェルカム にしていても

   だーれもこない日が結構あったらしい・・・・

   そして、来年小学校。

   同じ幼稚園の子、ほとんどが同じ小学校らしくて、

   小学校でもハブられるのか、と弟&義妹は心配している。

   ちなみに、すけとは まだそれほど深くつきあっていないので

   お互い 楽しく遊べている。)




一方 すけ。


大声で反論する暇もなく、怒られたことに怒っていた。

すんごい憎らしげな顔をして、弟をにらんだ・・・

5分ほど 座り込んで 小声で文句をいったり

一人 にらみ顔をしたりしていた・・・・





実は、これは、このところ

私との間でも たまにでてくるようになっていた態度。


DVDを見るのを禁止されたとか、

したいことをさせてもらえないときに 

そういう態度をすることが ごく たまにあった。


が、私にはすることはあっても、

なぜか周りにはしないだろう、と思っていた。


そしたら、その日、叱った弟に その態度をした。



正直、ショックだった。







そもそも、すけは 怒られるのは すごく苦手。


ただし、苦手ではあるが、

自分が悪いと すぐに反省することがあまりない。

口をへの字口にして、ジーっと黙り込んで固まる。


物心ついたときには、こういう態度をする子であった。


ちなみに、これは 保育園でも何度か言われている。

「悪いことは すぐに謝れて、

 そして 気分を切り替えられるようになるといいですね」と。


 (保育園で叱った先生をにらむことは、まったくないらしい。

  そもそも あまり叱られることのないタイプである。)




私のしつけが悪かったからだろうと 相当恥ずかしかった。

  (今も恥ずかしい。

  もちろんこの記事書いてるのも。

  でも、現実だから 受け止めないと。)




でも大事なこと。

だから、 恥ずかしいけれど、

先生に相談しながら いろいろやってきた。


すけには 「悪いことはきちんと受け止めたらいいこと。

      そうすれば 相手は それ以上怒ったりしないこと。

      失敗はだれにでもあって、それ自体は悪くない。

      叱られても自分は悪くないと思うこと、

      態度にだすことこそが悪いこと。」

ということを  伝えてきたつもり。

かつ、睨むということが始まってからは、

「睨む行為」をしたら、その都度 その行為をしかっていた。



でも、なかなか 直らないんだよね・・・・・


いや、こういうことって 

そうそう簡単に変わることでないのはわかってて、

数カ月、数年と 伝え続ける必要があると わかっている。



が・・・、やっぱり 実際に 

他人に対して すけがそういう態度をとるのを見るのは ショック・・・



ああ、私、何を伝えてるんだとね。

大事なことを 伝えきれていないとね。







で、今回 再び 考えた。


私の叱り方、怒り方を。





私は 普段 あまり 「しろ!」とかの怒り方をしない。

だいたい、「しなさい」「だめです」と 丁寧語。

 (これは すけに対してだけでなく、だれにでも同じ。

  というか、叱り方自体が 塾と家と大差ない。)

かつ、大きな声で怒ることは ほぼない。

いつもより 数トーン落とした 低い声になる。


そして、叱る前には 一度~数度 

「○○してください。いいかんげんにしますか。

 それとも △というペナルティーを発動されますか?」

ってな感じの忠告をいれる。


忠告をしたうえで 叱る出来事があると

淡々とその出来事に対する ペナルティーを発動させる。

 (たとえば TVを近くで見すぎていて「離れてみるよ」と忠告をする。

  が数回忠告しても 改善されないようならば、

  TVを消してしまう、というペナルティーを発動させる)

かつ、ペナルティー後に 再度、「その理由」を 伝える。


ぐえにくどいと 言われて以来、

叱るときには、長くても1分で 切り上げるようにした。



結果、私とすけの間では、叱るときには淡々と注意事項を伝え

それが守れないときには それ相応のペナルティーがくる

という形ができあがった。


ペナルティーが発動すると 2・3分ほど

すけは怒ったりしょんぼりするが

 (ペナルティーはその日一日は解除されないとすけもわかっている)

そのあとは、気持ちを切り替えて 私と普通にしゃべり笑う。


それでうまくいっていた。

すけも 忠告の時点で 直すことが増え、

結果、私は大声で叱る必要はまったくなくなった。





が、それが 失敗だったのかも。



こういう状態なので、

すけは 口でワッと怒られるということを ほとんど知らない。


だから 大声で パッと怒られたりすると

それが常識的にみて 妥当な指摘だとしても、

「いきなり怒ってきた」ということに 意識がいってしまい

すけが 怒ってきたことに 怒るんじゃないか・・・・




そして、私は、

叱ってると思っていたが、

実は 叱ってなかったのではないだろうか。




淡々と叱るというのは 仕事のうえではとても大切で有効だが、

息子に対しては、

そうではなくて、

感情のままに 叱る ってことも大切だったんじゃないだろうか。



叱るその理由を伝えるのは大事だけど

伝える → 叱る の形ばかりではなく、

叱る → 伝える という形もやる必要があったんじゃないだろうか。


いきなり叱られるという経験は とっても大事なんじゃないだろうか。



そもそも 社会にでたら 

理不尽な怒りをむけられることだって 普通にある。


社会の前に、学校の先生だって 

怒りやすいタイプの人もいるだろうし・・・・


伝えてから叱られる、ということばかりじゃないだろう。


そのときに 叱られ慣れていない子は・・・・・・


教室にたくさんいる、叱られ慣れてないなと思う子たち。


すけは あの子たちの姿に向かっているんじゃないだろうか・・・・






そう考えると 私の今の叱り方。

すけも私も、もうすっかり慣れていて お互い楽だけど。



でも、ガツンと 上から叱ることもしないといけないな、と

本気で 思った。




*この記事をかいて 一晩たって 再度読み返して思ったこと。



  叱り方は、子ども子どもで かえる必要があると思ってます。

  前向きなチャレンジ精神旺盛なタイプは ガツンと叱っても

  へこむことがあまりなく、叱っていいと思います。

  一方すけみたいに、意地っ張りで慎重なタイプは   

  叱り方に注意が必要だと思ってます。


  私の失敗は、そう思っていたから

  ガツンと叱る経験をさせてこなかったことかな、と思います。


  そして、失敗をほめる、は意識してきたつもりだけど、

  もっともっと 積極的に、

  すけにそのことを伝えていく必要があるなと。