親子の関係 ⑤ | ひよこまめの凸凹リアル育児日記

ひよこまめの凸凹リアル育児日記

ちょーなん  高3♂
じなーん   小5♂(ASD・LD・トゥーレットの発達凸凹)
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3人の子持ちのアラフィフです。
発達凸凹っことの日々は笑いと涙とイライラの連続。
できるだけグチ少な目で、リアルな日々をつづっていきます。

Bくんの話のつづき。



先ほどの記事をよんで、

「あれ、Bくんの家族は どうなってるの?」と

思った方もいると思います。



Bくんは、おにいさんとお母さんの3人暮らし。

お父さんは 数年前 亡くなられた。

近くに、祖父母宅あり。



お兄さんは、会ったことがないので 

Bくんや 他の子たちに 聞いた話でしかわからないが、

かなりの ヤンキー。

高校にいったものの、何度も停学になり、

退学処分をいいわたされ、通信の高校に転校。

が、その通信の高校も 課題をださなかったりして、

現在 辞める という話がでていると Bくんに聞いている。



そして、お母さん。

これがね~ わからないんだよね~。


ここ数年、お忙しくされていて あっていないのだが、

とっても 上品な方。

話し方も丁寧だし、字もすごくうまいんだよね~

お中元・お歳暮も お断りしても もってこられていた。

すごく マナーを守られる方と思っている。



なんだけど。


Bくんの話の中で、えええええ?ってことがいっぱい。


Bくんもお兄さんもタバコをすっているが

このタバコを買ってくるのが 「お母さん」。

「高校どうするのか。お母さんはなんていってるの?」と

聞くと、「いかなくてもいい」というのが お母さん。

Bくんのマユをそっているのは お母さん。

 (想像したら、かわいいよね。プププッ。)

Bくんのピアスをあけたのは お母さん。



もう、ほんと えええええ? だよ。



失礼な話、ヤンキー風のお母さまなら わかる。

が、そんな状況とは まったく無縁、正反対という感じの方なんだよね。


なのに、子ども二人のヤンキー状態に 手をかしているという。



「君らが家庭内暴力ふるってたりして、お母さんは 

 いうこと聞くしかないんじゃない?」

などと とっても失礼な 疑問を 率直にぶつけてみたが・・・


Bくんは 笑いながら

「おかあさんは 絶対に おこらない。

 いままで 怒られたことがない」 という。



ううううーん。

怒らない育児を実践されてるのかもしれないし、

二人の今の状態を改善するべく、

二人に自分で気付いてほしくて 

あえて何も言わない、という状況をやってるのかもしれないから

なんともいえないので、 「そっか」と しかいえなかった。




のだけど。先日。



数人の中学生男子と話していたときのこと。


最近入塾した子が「私に子どもはいるか?」と聞いてきたわけ。

で、「いるよ。かわいいよ~」と答えると

その子が「先生、子どもに怒らなさそうだよね~」といってきた。


それを きいてたBくんは

「何度か塾にきてたのをみたけど、怒ってるの見た。

 だいたい 怒らない親は ダメだよね。

 愛情ないのと一緒だからね」 と いった・・・・。



さらに、

2回連続でさぼった子のうちに 連絡しているのをみて、

Bくんは、「おれのお母さんにも電話してるの?」ときいてきた。


「あんたが荒れてからは してないよ。

 何回か休んでも来るでしょ。君自身に電話かけるしさ。

 でも、昔は さぼったら お母さんに 電話してたよ」 というと


「おれは、そのこと知らない。

 いけって言われたり、

 さぼったことを怒られたことがない。」とボソリ。


まわりの子たちは 「うらやましい」とか「いいな」とかいってた。

私は、「あなたが最後には自分から行く子ってわかってるから

    あえて言わないんじゃない?」といってみた。


が、Bくんは、

 「にいちゃんが 悪いから おれが少々やっても

  気にならないと思うよ。

  おかあさんは、おれのこと どうでもいいからね」

と・・・・・・・


「そんなことあるはずがないよ。」とはいってみたものの。




帰ってから、モヤモヤ。

Bくんのつぶやきが とっても 気になった・・・。



ひょっとして、中学になって 荒れたのは、

お母さんに お兄ちゃんみたいに オレを見てって思ったから?

叱られたいのかな?


なんて思ったりしてみた。




ちなみに、後日、高校生の子たちに

「親に叱られないと さみしいとおもうか」ときいてみたら、

親と仲がいいというか、ケンカしつつも良好な家庭の子は

「うれしい!」なんて返事。


が、その子たちにいわせると、

高校生ともなると 親とのケンカもかなりの数があるわけで、

クラスメイトの中には

親とケンカした際に、

「あんたなんか産むんじゃなかった」と言われた子がいたり、

「あんたができたから、結婚したんだ」と言われたり、

「(お兄ちゃんと比べて)顔もよくないし、勉強も運動もいまいち。

 誰に似たんだか?」 とか言われてきた子も結構いて・・・。

そういう子たちは 高2にもなると

「もう親には 期待しない」「私はどうでもいい」と 

親を 逆に 見放している様子・・・・・・


子どもに 見限られるって かなしい、よね・・・・


さらには、

そういう親を見限っている子たちって、

毎回 そんなことを言われているわけじゃなく、

たった1回、ケンカの際に 言われた言葉に傷ついて

どんどん 溝が深めていっている子もいる様子。







Aくんの祖父母との関係も

Bくんのお母さんとの関係も。

どちらも 愛情がないわけじゃない。


もちろん、子どもに愛情がない親もいる、という現実も知っている。


が、そうそうまったくない親なんていないわけで(信じたい)、

AくんもBくんに関していえば、

私から見て、 保護者たちは 愛情がある。


が、愛情が ありすぎて、

逆に 子どもの 重荷・障害物となり、

もしくは 愛情はあるものの、見せ方が下手なのか、

子どもは 愛情を あまり感じられていない。

この2人だけでなく、これまで 数人ではあるが、

保護者が 子どもをつぶしてると 思ったこともある。

たった1回の 親からしたら勢いで出た言葉が

子どもには 呪いの言葉として のしかかることもある。






子どもとの関係って ほんと 難しいな・・・・


私は、すけとの関係を 紡げているのだろうか。



ちょっと 自分のすけへの関わり方が怖くなった 

今日この頃でした・・・・・