ひよ子と 姉は 学年にして ちょうど3学年差。

 

中学校・高校は 入れ替わりで 卒業・入学になる。

 

姉が卒業した直後に 姉と同じ高校に入学した ひよ子は、 先生たちの記憶も新しいので、 

 

担当でない先生からも話しかけられることが よくあった。

 

 

 

先生① 「お、おまえか~、○○の妹は!」

 

私    「え、ああ、ハイ。そうですけど?」

 

先生② 「ね、先生。言ったとおりでしょ。 こいつ、ねえちゃんと そっくりでしょ。」

 

先生① 「うん、おまえら、本当にそっくりだな!」

 

 

 

家に帰って、さっそく姉に 「こんなこと言われたよ」 と報告する ひよ子。

 

 

 

姉    「……『おまえら』? 『おまえら』って言われたの?」

 

私    「うん、そう言ってたけど。 ……なんで?」

 

 

 

文法的には 間違ってないよね。

 

先生が生徒に対する言葉遣いとしても、おかしくないよね。

 

なにか引っかかるの?おねえちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姉 「……じゃあ私、 『ら』 なんだ (。・ε・。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

は?(゚д゚;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姉 「だって、あんたと喋ってたんでしょ。

 

   あんたが 『おまえ』 なんでしょ。

 

   だったら、私 『ら』 のほうじゃん!d(`・ω・´)

そうきたかーーーーー!(爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姉は、ときどき 思いもよらない ボケをかます(天然ではない)。

 

「うちの三姉妹」の松本ぷりっつ さんの言葉を借りれば、

 

『おっぺけぺチューナー』 を 自分で作って 自分で楽しんじゃってる感じだ。

 

 

 

 

 

姉 「あはは!そうか~、私 『ら』 なんだ!

 

   あとで 友達に言っておこ~!あはははは!」

 

 

 

私 「 『ら』って! 『ら』って何? 『ら』って!!

 

    あはははは!!」

 

 

 

 

 

途中で切る単語じゃないよ、『おまえら』って。

 

オックンの、 「もしも、~たら」  くらい 切るとこ間違ってるよ。

 

大人になってみたら たいして面白くないと思ったけど、

 

発想としては アタマのやわらかさが 尊敬に値できるかも。

 

ひよ子の ツッコミ体質は、意外と姉のおかげかもしれない。

 

 

 

 

余談ですが、当時のクラス(女子クラス)は 『姉の同級生』 の妹 が沢山いたらしく、

 

体育祭のとき 先生がツアーのように見物に来て びっくりしました。

 

ひとりずつを指差して、 「○○の妹」 「◇◇の妹」 …って、

 

動物園の 猿ですか、私たち???