4月ですね。 

 

新しい学年が始まります。

 

学生さん、親御さんは新しい1年を張り切ってスタートしてくださいね。 (社会人の人も)

 

学校にちなんで、ひよ子が小学校5年生のときの思い出。

 

 

 

 

国語のテストでよくある、「次の言葉を使って、短文を作りなさい」。

 

きちんと 主語述語を使って 意味の通る文を作る、例のあれ。

 

 

 

 

 

その日のテストのお題は、 「 もしも、 ~たら 」だった。

 

一見 意味が良く分からないように見えるけど、ようは たら、れば のハナシ。

 

凡例としては、 「もしも翼があったら、私は空をとべるだろう」 とか

 

たら、れば の意味合いがある文章を作れば マルがもらえる問題だった。 

 

 

 

 

ところで、この手の問題が出ると、決まって先生に 珍回答を発表される子がいる。

 

ちょっと勉強は苦手だけど、明るくてクラスでも人気者の「アックン(仮名)」だ。

 

 

 

 

いつもケラケラ笑いながら 「こんな答えは駄目よー」 と発表する先生も、

 

アックン!!いいかげんにしなさいよ!!

 

と、ちょっぴり呆れ顔。

 

どんな回答かと言うと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問  次のことばを使って、短文を作りなさい。 ( もしも、~たら )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アックンの答 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 「もしもし、たらこさんですか。

                    ぼくはアックンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-----爆笑。

 

 

 

 

アックン 「ちゃんと文になってるじゃん~!どこがいけないの?」 

 

せんせい 「いつも先生が言ってるでしょう、主語と述語を入れるって!」

 

アックン 「なんで~、主語は 『ぼくは』 じゃん!!」

 

せんせい 「じゃあ述語は?」

 

アックン 「『アックンです』。」

 

せんせい 「そんなの、別の文だから駄目だよ! 

   

        “もしも、 ~たら”  が入ってる文の、 『。』 より前に入ってないと駄目!」

 

アックン 「じゃあ 『。』 で切らないで、『、』でつないだ文なら良かったの?」

 

せんせい 「駄目だめ! 『もしもこうだったらいいな~』 とか、そういう意味になってないじゃない」

 

アックン 「そんなこと、問題にかいてなかったじゃんか~~~!!

 

 

 

 



アックンいわく、 「もしも」 の次の 「~」 の部分に 「し」 を入れたそうな(句点は無視)。

 

ちなみに 「たらこさん」 にしたのは、 「たらおくん」 にするとサザエさんになっちゃうから。

 

 

 

 

アックン 「タラちゃんに電話するなんて、ヘンじゃん!」    

 

 

 

 

 

……そういう問題か?

 

 

 

 

小学校5年生のときにも 「すごいこと思いつくな~」 と感心しきりだっけど、

 

大人になった今は

 

「子供が感心するんだから、ホントに スゴイ発想する子だな」

 

と改めて思う。

 

 

 

 

 

当の本人は、全く覚えてないのかもしれないけど。