トラ技5月号 LTSpiceでWave出力をやってみた | 遥かなるひよこ道
トラ技5月号読んでいたら
「LTSpiceは指定した回路電圧の波形を次のような指示文でwavファイルに記録できます」
とのこと(同誌要点188より引用)

パソコンにもシンセサイザーソフトはあるけども、LTSpiceは回路から作っていくシンセサイザーだ(本当はシミュレータです)。
ただしファイル書出しに結構な時間がかかるためリアルタイムとはいかない。
(が、わりと早く書ける方法があれば、1パート再生中に2パートを書き出す、2パートを再生中に3パートを書き出すという80年代手法でできるかもしれない) これはすごいどうでもいい話。だいたひかる抱いたったっていうギャグくらいどうでもよいのだ

ということで
実際に要点188のアメパト回路を意味もわからずやってみた

ポイントは
1.お聞きになりたい出力端子をタグで取り出す
2.Spiceディレクチブを追加
3.wave [出力名] [ビット数] [サンプリングレート] [L出力] [R出力]
  wave "test.wav" 16 16 V(Vo) V(Vo) とするとVo端子を出力できる

雨パト回路

▼出力波形はこれ。矩形波のケツがなまっているような感じ

アメパト波形
音の雰囲気は確かに矩形波でいわれてみれば
立ち上がり部のアタックとそこから角の無いように落ちていく音と思う。(音作りが好きな人ならわかるとおもう)

ちなみにwaveディレクチブは実行時に毎回書き出すため不要なときはコメントにしておくとええで
あと途中で演算をストップしたばあいはその時点で掛けたところまでのwaveファイルとなるんやで

暇なときに正弦波出力回路とかで遊んでみよ

◆回路図の引用
トランジスタ技術5月号 要点188 
すごいためになるからかってみてね