
ひよこ食堂店主、ひよこです。
今回は、棒いなり寿司のご紹介。
手間暇がかかるいなりずし、一番の困りものは「おあげさん」です。
煮るとき、酢飯を詰めるとき、必ずと言っていいほど破けちゃいますよね。
手間暇かけて準備したのに、最後の最後でがっくり… 本当にあの瞬間は悲しくなります。
もっと簡単にできないものか、そこで巻くことに!
油揚げを半分に切らず、一枚なりいつもと同じように煮ます。
上と左右を切って広げ、のり巻のような感じでご飯をのせて巻き巻きしましょう~
今回は、酢飯に「おからの炒り煮・ゆかり」を混ぜ合わせた2種類の棒いなりをご紹介します。
●本日の食材
・油揚げ
・おから
・シーチキン
・乾燥ひじき
・人参
・冷凍の枝豆
・ゆかり
調味料
・酢
・だし汁
・醤油
・砂糖
・塩
●つくりかた
□ おあげさん
① 油揚げは、麺棒もしくはすりこぎで<表面を転がします
※ 煮た後、広げやすくするためです。
② ①を、2・3分茹で油抜きをします
③ ②・ひたひたのだし汁・醤油・砂糖・塩少々 を鍋に入れ、落としぶたをして強めの中火で煮ます
※ 落としぶたをしても浮いてくる場合は、落としぶたの上からお皿をのせてください。
④ 完全に汁気がなくなるまで煮て、粗熱を取って完成!
□ 酢飯
① 水を少なめにして、あれば昆布を入れて一緒に炊き込みます
② 酢・砂糖・塩 で合わせ酢を作ります
③ ①をうちわであおりながら、きるように②を混ぜ合わせます
□ おから飯
① 乾燥ひじきは、たっぷりの水に30分ほど浸して戻し、水気を切ります
② 人参は、千切りにします
③ 冷凍の枝豆は、さっと茹で皮と甘皮を外し、半分にします
※ ひと手間ですが、甘皮を取って半分にすることでご飯となじみやすくなります。
④ シーチキンは、オイルごとフライパンに入れ、①・②と一緒に炒めます
⑤ しんなりしてきたら、おから・ひたひたのだし汁・醤油・砂糖 を入れ強めの中火で煮ます
⑥ 煮汁が半分ほど減ったら、③を入れさらに煮ます
⑦ 完全に汁気がなくなったら、「おからの炒り煮」完成!
⑧ 粗熱を取った⑦に、同量の酢飯を混ぜ合わせます
□ ゆかり飯
① 酢飯に適量の「ゆかり」を混ぜ合わせます
□ 巻き
① 甘辛く煮た油揚げは、上・左・右 の端を1㎜ 切り開きます
※ 切った油揚げは、細かく切って「ひじきおから飯」に混ぜ合わせます
② ひじきおから飯とゆかり飯は、俵状に握り①の上におきます
③ あとは、くるくる巻いて完成!
●ひよこのポイント
おあげさん・おからの炒り煮は、前の日に煮ておくと味がなじんでよりおいしいです。
煮汁の量はどちらともひたひたを目安に、醤油・砂糖の加減はお好みで調節してください。
多少濃くても一晩おくと味がなじみ、さっぱりしている酢飯との相性は抜群です。
特におからの炒り煮は、おからに全く味がないのでしっかりとした味付けで煮るとおいしいです。
煮た油揚げは、上・左右の端を切って開き、余った端は細かく切って「おから飯」と一緒に混ぜ合わせましょう。
ひじきおから飯とゆかり飯を、俵上に2・3個 握って煮た油揚げの上において、くっつけて棒状にします。
あとは、くるくる巻くだけ!です。
シンプルに酢飯で食べてもよし、具だくさんなおから飯もよし、さっぱりゆかり飯もよし…
お好みの酢飯をくるくると巻いて、棒いなりをお召し上がりください~
「ご飯を詰めるのが難しい」「おあげさんが破れる」 そんな心配・失敗 はもうありませんよ。

余った「おからの炒り煮」はコロッケに変身!
しゃがいもやかぼちゃを茹でてつぶしたものと一緒にコロッケにするものいいですが、今回はそのまま丸めてコロッケしました。
