【保存版】ホイールオフセットと走行性能について | ミニッツブログ GAPOT(ガポット)

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10年以上ぶりにラジコンを再開。今は京商社のミニッツレーサーをメインに遊んでいます。

実車のスポーツカーのホイールベースとFトレッドの関係を考察してみたら、ミニッツレーサーにも通じる面白い事があるとわかりました。


ホイールベースとトレッドの関係式からスポーツカーには、ある一定の法則があると言うことです。


例えば、最近の国産スポーツカーとして、トヨタのGRスープラをあげると、諸元情報は以下の通り。

・ホイールベース:2470mm
・トレッド:F1594R1589mm
この数値に対して、次の計算式を用いると、
2470÷1594
Fトレッド)=1.55

という比率が計算されます。

小さい数値ほど、回頭性が高い(安定方向)と言われており、1.55はスポーツカーの黄金比とも言われているようです。


外車を例にすると、

・ポルシェ9111.54

・メルセデスベンツSLC1.56

・フェラーリ488GTB1.58

どれも、スーパースポーツカーですね。


一方で、気になるミニッツレーサーのホイルベースとFトレッドの関係では、0オフセットホイールの場合、


▫️ナローツーリングクラス

Fトレッド: 59.5mm(0オフセットホイール)

・ホイールベースL: 94mmL

94÷59.5=1.58


▫️ワイドツーリングクラス

Fトレッド 61.5mm (0オフセットホイール)

・ホイールベース: 98mm(LL)

98÷61.5=1.59


▫️オープンクラス

Fトレッド 61.5mm (0オフセットホイール)

・ホイールベース: 102mm(3L)

 ※ザウバーC9MAZDA787B

102÷61.5=1.65


このことから以下の表に当てはめてみると適切なFホイールオフセットが分かる。太文字が1.55の近似値。


ホイールベースに対してFトレッドを除算すると、1.55を基準とした場合、数値が大きい方がより曲がり(クイック)、小さい方が安定方向(マイルド)と考えられる。


以上の事から、もちろん他のセッティング要素はあるものの、セッティングをする上で、Fホイールのオフセットを変化させる事により、基本的な走り方の方向性を数値で考えることが出来ると分かった。


謝辞: TKなるほどミニッツ大学TK教授による助言あり🙇‍♂️