会長の対局から〜 布石の考え方♪ | ひよこの会・かんちゃんの一石二鳥ブログ♪

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ひよこの会のみなさん向けのブログですが、最初は限定しませんので、お立ち寄りください♪
ひよこの会は初心者、初級者の方にたくさん集まっていただきたくて始めました(^-^)/
いろいろ書き記したいと思います♪

先日のひよこの会。

思いっきりガチの会になり
Y棋聖 vs T名人
とか
伊藤本因坊 vs T名人とか
ふつうに観ていても見応えのある
高段者通しの対局もあり
なんだかNHK杯か??
みたいでしたが
その脇ではかんたが久々に
10級さん(と、呼んでいますがすでに5級)
会長と打っていました(≧∇≦)

二人とも久々とは言えかなり上達している
ので、なかなか大変な対局になりました。

ホントなら星目の手合いなんですが
星目で打ったって為になりません。 
…とボクは思ってます。
ボクが星目ですね、という場合
完全な指導碁です。
ボクごときで指導碁というのも偉そうで
嫌なんですが(なにしろ、隣に本気のインストが
いらっしゃるので、)言ってしまえば
相手のアタマを押さえて相手のパンチが
当たらない間合いで相手が勝手に手を
ブンブン振っているようなもの(^^)

大体、5級以上の人の場合
多く置けば「負けるわけないでしょ。
ナメんじゃねーよ。」と思っている人が
多いです♪ 確かにそうなんですが、それは
キチンと冷静に打つことが出来れば、の
話しです。

ボクと5子以上で数える碁になったとしたら
それはやんわりと土俵を破られた。と思って
いただいていいと思います。
中押しで勝つか負けるか、した場合は
「かんたもムキになってんな(^^)」と思って
ください(≧∇≦)

さて。
今回会長と打っていてちょっと感じた事を
いくつか書きたいと思います。


最近、打たれませんね。(^^)

ツケノビ定石です。

今は⑤の手で❻のところまでトビツケるのが
普通になっていますが基本は「ノビ」ですね

ちなみに10級さんにはツケ「ノビ」ません♪
というのは、去年まで毎週水曜日の対局で
ストーカーの様にしつっこくツケノビばかり
をやっていましたから、この続きはよーく
ご存知だからです。

⑥の後。


白は①とヒラキました。

この手はこのツケノビ定石には大切な手。
何故かは後に説明をしますが…。
白のヒラキに対して黒は右上の星(5子局
ですから、)から上辺に❷とツメました。

この手も大きいのですが
やはりここは


もしくは aと打つ手をオススメします♪
というのは、ツケノビ定石はこの後白から

白①と出て来る手があるのです(^^)

ホントは怖くも何ともなくありがたい
ぐらいの手なのですが…。

それは


ユルめる!(^^)

なかなか勇気が要りますがこの方が
メンドくさくない上におトクです♪

左辺の星と天元の石が、黒である所が
ミソですね。
天元に黒がいる事で、上辺の白の威力は
かなり小さくなります。この天元に白が
あった場合を想像してみて下さい。
随分と印象が違いませんか?

こうなると、ユルむのもどうか、とも
なりますがここが黒だから白を気にする
事なくユルむ事が出来るのです。

しかも、左辺にも黒がありますね。
と言うことはノビるだけで約30目ぐらいの
黒地が出来上がってしまう♪

それを考えたら上辺をツメるのと
左辺にヒラくのとどちらを選びますか?
(≧∇≦)

「でも、白だってこんな風にばかり
    打たないでしょ?」
と言う疑問が出るでしょう。

だからと言って、


悔しいからオサエるのもありなんですが…。

その後


黒が下からウケる場合が良くあります。
これはかなりのソンです(^^)

それは
① 2子で済んでいた取られる
      黒が3子になった。
② 三線で地になっていたはずが二線に
     なった。

事ですね。

「いやいや、中の三子は後に逃げるから。」
と言う豪の方はお好きにどうぞ、なんで
がそれが出来るぐらいなら手合い違いで5子も置く必要がありませんね(^^)

デギラれた場合は
どうなるのか?

を次回説明したいと思います♪