「小目コゲイマシマリに下ツケ」の話 ♪ | ひよこの会・かんちゃんの一石二鳥ブログ♪

ひよこの会・かんちゃんの一石二鳥ブログ♪

ひよこの会のみなさん向けのブログですが、最初は限定しませんので、お立ち寄りください♪
ひよこの会は初心者、初級者の方にたくさん集まっていただきたくて始めました(^-^)/
いろいろ書き記したいと思います♪

前回、りくのらさんのブログにあった

「小目コゲイマシマリの下ツケ」

黒がツケた白に対して
「外にハネ」た場合と
「内にハネ」た場合の白の応手を
示す問題でした。
(隅から見て、外、内です。)

みなさん、どうします??

第一手を考える、と言う問題ですから
そうなれば、

「外にハネ」られたら、「キリチガエ」
「内にハネ」られたら、「ハサミツケ」

なんですが この手、定石や手筋と違って
「その後の変化」やら「サバキの価値観」
によって正解だったり、間違いだったり
しちゃうのです。

{9BBC333A-F319-42DB-B3F4-2BB3DC033A67}

白① と下ツケ。黒は❷ と内側からハネました

これに対しては白③ とハサミツケるのが
「正解」です。

有段者だったり、一桁級の上位の方で
あれば、こんな形をみて 上手くサバける
と思えるかも知れないんですが
初級者の方なら、「なんで??」と思われる
のではないでしょうか。

初心者の方だったら、なにがなんだか
わけわからないはず。

それは当たり前で、わけわからなくても
恥ずかしくもなんともありません。

「算数」を始めて 足し算、引き算を
覚えた人がいきなり因数分解せえ、と
言われたって出来るわけないですから。

例えは正しくないかと思いますが
それぐらい、現在の知識とはレベルの
違う話だと考えていただければ
いいのではないでしょうか。

ですから、この手のどこがいいのか??
さっぱりわからなくても構いません。

ただ、こんな打ち方があるんだな、と
覚えておいていただければ(^^)

白③ の後は、

図1.

{D6043A93-86DD-421B-BB1E-935020333339}

黒は❹ と押さえます。

ここをデられてしまうと、小目とシマリの石が
離れ離れになってしまいますから。

例えば、黒❹と押さえずに

図2.{692037E7-6E0B-47F8-9B6C-2EF7966AF017}
❹と白①を取りにきたら、白⑤と
小目とシマリの石を分断します。

こうなると、部分的には白はポイントを
上げているのです。 

… なんで??  と感じた方、普通です(^^)
心配ありませんよ♪  
これでよし、と感じられる様になったら
あなたはかなり囲碁アタマ(^^)
いや、もっと いい手がある! と感じたの
なら、将来名人かも知れませんね(^^)

とりあえず
こうならないように、図1.の様に
黒は先の黒❹、ときっちり押さえます。
白⑤とアテて⑦と二間トビでひと段落(^^)

{0714420F-482E-44D8-BC54-E3FBFD6B83B6}

 このaとかbとかツガないでいいのか??
ツガないとキモチ悪い! とお感じの方。
ここをツガずに打てれば
かなりカッコいいです(^^)

この「小目コゲイマシマリの下ツケ」は
黒の勢力圏内に突入する手ですので
「この中で生きる」とか
「黒を取ってしまう」とか言う手では
ありません。

ひらり、ひらりと身を交わして
黒の勢力圏を脱出出来れば上出来(^^)

難しい表現ですが、重くなるくらいなら
取られてしまえ!

みたいな着手なのです。

ですから、周囲の状況もかなり重要に
なります。

逃げ道ないくらい黒に包囲されて
いる中に突入するには勇気棋力
いります(^^)

わかりづらい手ですよねっ??(≧∇≦)

5、6級にもなれば
相手の「模様」やら「勢力」に平気で
打ち込む方も増えます(^^) 
まあ…あれと発想は同じ(≧∇≦)

相手の地を減らす、と言う ある意味
ムシのいい手ですから、それなりの
リスクだってあります。

そんな手ですから最初の頃は
「あ〜、こんな手があるのか。」程度で
いいと思います。

で、実戦で思い出してみたら
使ってみてください。

きっと最初はうまくいかないかも
知れませんね(^^)

うまく使えたら、かなり力になると
思いますよ。