最近、インスタに過去の食べ物イラストを再掲しています。

 

このイラストも、2017年12月に描いたもの。

とはいえ、これは最初に描いたものとは少し違います。

上の紺色の画像は、2021年からnoteの「みんなのフォトギャラリー」(note限定でクリエイターの作品をTOP画像に使用できるサービス)に提供しているもの。

この画像はみんフォトにあげているものと同じもの。

 

noteでみんフォトを開き、わたしのID(hiyoko_hina69)を入れると、ドサッとイラストが出て来ます。

 

 

その中から右の上から3つ目を選ぶと、こんな記事ができあがります。

 

 

 

わたしのみんフォトで一番人気がこのイラストなのです。

 

ところで、この絵をインスタにあげた際の元の絵がこちら。

 

 

ここに記載があるように、実はこれ、2017年12月、銀座のポーラギャラリー開催『ケの美展』で見た皆川明さん(ミナペルホネンのデザイナー)の「ケの美」の食事をモデルに描いたもの。

 

 

一応説明すると、「ケ」とは、日本古来の考え方で、「日常」という意味です。

 

「ケ」に対する言葉に「ハレ」があります。

 

現代ではあまり使われなくなった「ケ」とは違って「ハレ」は今もよく使われます。

 

結婚式や卒業式などを「晴れの日に」というように、「おめでたい日」「特別な日」「非日常」という意味。

 

「ケの美」=「日常の中の美とは?」というお題で、皆川さんはじめ、料理家の土井善晴さんや作家の小川糸さんなど14名の「美意識」に触れられる豪華で素敵な展覧会でした。

 

 

皆川さんは、いかにも「モノづくりの人」という感じで、「ハレとケの境目」が曖昧だといいます。

 

 

人の手でていねいに作られた手仕事のものを日常に置くことで、日々が特別なものになるという考え方は、民藝運動にも通じるような気がします。

 

※民藝運動=名もなき職人の作った日用品に「用の美」を見出そうとした運動

 

高価なものじゃなくても愛着あるものをそばに置くことで、満ち足りた気持ちになれる。

 

「足るの美」とは、なんとよい言葉でしょう。

 

 

 

ちなみにこれは朝ごはん。「朝ケ」というそうです。

 

 

わたしは後ろにある写真を参考にイラストを描いたのですが、衝撃の事実を発見!

 

右の茶色い器に入ってるの、白くて先がとがっているように見えません?

 

 

これ、「蕪の炊いたん」なんですね。

 

 

でもわたし、もっと「トロッとしたもの」だと思ったようです。

 

「みんフォト」に登録した検索用のキーワードに注目!

 

蕪って書いてあるのに!たしかにこの絵は「とろろ」だと思って描いてますね!間違いない!(笑)

 

でもこの絵の魅力は、もしかしたらこの「とんがり」にあるのかもしれません?

 

 

 

 

 

 

 

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