一流であり続ける、という事 | ひよこきんぎょのJLPGA(日本女子プロゴルフ)ツアー観戦記

ひよこきんぎょのJLPGA(日本女子プロゴルフ)ツアー観戦記

菊地絵理香選手を中心に、試合レビューを書いていきます。
※記事中の人名はすべて敬称略とさせていただきます(一部例外あり)

 先日、全米女子オープン国内最終予選を見事に突破した河本結。

 

 3月のアクサで9位と、久しぶりのベスト10フィニッシュをしたときの、彼女の雰囲気がとてもよかったので、少しの文を書いたのだが、そのときはまだ下書きに留めておいた。

 

 その翌週の葛城で4位タイ、バンテリンでまたも10位タイをキメ、そして全米の切符を手にした閣下。彼女の完全復活を確信し、ここに投稿させていただく。

 

 夜中の日記よろしく、かなり偏った熱を吹いているが、修正はほぼなしでお送りするので、苦手な方はスキップ推奨。とにかく長いからね。

 

-

 

 自分を守るために用意した、外部からの侵入を防ぐバリア。これが最近少しだけ薄くなってきたように見える。

 

 

 

 

 河本結閣下だ。

 閣下という呼称については説明を省くが、バリアが薄くなった分、表情が格段に柔らかく良くなった。

 

 バリアが薄くなったからスコアが出るようになったのか、スコアが出せるようになったからバリアが薄くなってきたのか。

 

 現実的には後者であろうが、メンタルトレーニングによる気持ちのコントロールに成功して、それが成績に反映されてきた。このように好意的に受け止めるべきだと私は思う。

 

 河本閣下については、悪意のある書かれ方が散見する。特に米ツアーからわずか1年あまりで撤退したことに、厳しい意見をいう人たちが少なからずいたのは事実だ。それと、河本自身ストイックな性格から、時折自分の不甲斐ないプレーに憤るあまり、「態度が悪い」などと書かれたりもする。

 

 このように選手に聖人君子なふるまいを求める人たちに言いたい。

 

 菊地絵理香選手の言葉を借りるなら、選手たちは毎年毎年シードを死守するたびに「来季の職場を確保できた」と安堵するのも束の間、オフにはすぐに開幕に向けてトレーニングを始めるのだ。

 一度コースに出れば、スタート前は限界まで集中して、ホールアウト後は今日の反省を頭の中で整理しているツアープロたち。

 

 そんななかファンが声がけをしたところ、たまたま応対の態度が芳しくなかったことに、がたがた騒ぎ立てるんじゃないよ。

 

 選手を批判するなと言うつもりはない。プロフェッショナルであることに欠ける行為や態度には、良くないことだと注意をうながすべきだと思う。ただ批判めいたことを書くときに、せめて選手へ敬意を払うことを大前提に記しておくべきではないか。

 

  私は、一度どん底に落ちて這い上がってきた選手に対して、私の永遠の推しである絵理香選手へ送るのと同じくらいの熱量のエールを送りたい。

 

 河本閣下を始め、渡邉彩香、堀琴音、小倉彩愛、木戸愛、大里桃子、新垣比菜、比嘉真美子、岡山絵里、まだ他にたくさんいるが、自身がゴルフを始めたころ、毎日が楽しくて仕方なかった日々を思い出して、みんながんばれ!がんばれ!!がんばれ!!!

 

 

渡邉彩香にもインタビューしたい

 

そして堀琴っちゃん 

 

 

閣下のインスタ。5月の結果がどうであれ、私は彼女のこの挑戦を讃えるつもりだが、いろいろ言う輩を黙らせるには、やはりスコア的な結果を突きつけてやるほかない

 

 

 

 しかし、河本結。よくここまで戻ってきた。

 この際、国内でキッチリ勝利してから全米オープンへ旅立つといい。それから本当の意味で、河本のリベンジが始まると言えよう。

 

 そのリベンジが果たされようと、はたまた残念ながら果たされなかったとしても、閣下、私はあなたにインタビューしたい。

 

 2019年アクサで勝って、渡米し帰国となり、苦しんだ末に再び米国への一歩を踏み出そうとする河本結の、その内面に迫りたいのだ。

 

 ただし、サロンパスカップでの戴冠は遠慮していただきたい。そこは我が君がずっと前からロックオンしている大会だから故。

 

 ここまで書いて、11季連続シードのどん底知らずの我が君、あなたがいかに物凄いプレーヤーなのかを再認識することができた。

 

 何もかも手に入れたように見えるが、あとひとつ、たったひとつのピースを求めて努力を続けるあなたの直向きさを、これからもいつまでも讃えていきたい。

 

 河本結ピー、すまん。君が主役の記事のはずが、最後はいつもどおり、我が君こと、絵理香選手で締めてしまった。

 


 

 

 

 

絵理香選手と閣下の2ショット写真はないかと検索すれば、あったよ、最高なやつが。2022年大東建託で、我が君のチップイン・イーグルを讃えてくれる河本結ピー。もちろんこの大会は絵ちゃんが優勝したやつだ。最終ホールで、三ヶ島かなたんの名台詞が飛び出した大会だぜ。

 

 

 

 

 

 ↑三ヶ島かなの名台詞をどうぞ。