ラディアンテイル FD

前作メインメンバーの後日談

+ジーニア、リアンルート追加。


全ルート終了後のエピローグが本気で可愛い。

とにかく可愛い。


【普通】と【特別】が織り成す物語。






⚠ネタバレ注意⚠






After story

時系列は本編のその後。

各ルートで解決した部分はそのままに、未解決の部分(主にパスハリアの体調)も継続。


★ヴィリオ

【普通】を望み続けるティファリアがマスタードラゴンの番になったことで感じる不安。そして、コリヴスがルケットクラウンの魔力を常に補填している問題点の2本立て。ドラゴンの力を得たティファリアの魔法の暴走を止めるため、ルケットクラウンに変わるコアアイテムを作成するために元CIRCUSメンバーの元を尋ねる。ティファリアの魔力暴走に関しては本人の精神に影響しているもので、ドラゴンの力を得たことによる揺らぎで暴走している。長い寿命を持つ、ヴィリオやラディの存在も大きいけれど、元CIRCUSメンバーがくれた言葉で心を決める。コアアイテムは全世界の【絆】を形にするというもの。これから別れがあるとしても、これまでの思い出は無くならない。誰よりも【普通】を願ったティファリアが誰よりも【特別】になったことに対しての悩み。ヴィリオの役目はみんなで力を合わせたことで解決している分、ずっと元気でずっと可愛い。



★ザフォラ

クルトラでザフォラの秘書的な立場になるティファリア。ザフォラが向ける自分に対する気持ちには疎いものの、部下に向けた言葉の隠れた意味は理解出来るためザフォラと部下たちを気づいた繋いでいる。大きな出来事としてはバルトの手下が香水を使ってクルトラにまた狂人病を蔓延らせようとする。ザフォラは守るためにティファリアに情報を与えてくれないことで2人の関係がちょっと拗れる。でもそこも、ザフォラなので言葉に出来ないくらいが彼らしい部分でもある。契約として、報酬に【愛の言葉を】という約束を一向に果たさないザフォラに文句を言うティファリアだけど、実は夜にティファリアの元を訪れて本心を伝えている。めちゃくちゃ照れ屋なザフォラの迷宮守としての活躍を見守りつつ、狂人事件解決には元からある絶対にただで終わらせないという子供っぽさもまだ残ってる。



★パスハリア

精霊と話せるパスハリアがいることでだんだんと精霊との距離が近づいているアーテイル市民。パスハリアとしては、相談されないと精霊の言葉を届けることしかできない現状を悩んでいる。そんな時にレーヴェからラクリマイヤリングの継承を持ちかけられたり、ルースが【騒がしい】と伝えられる。問題を解決していくうちに、精霊と人間が意思疎通できるようにならないか、と考えていたパスハリアとティファリアは1度断ったラクリマイヤリングをレーヴェから継承し、精霊の言葉を人間に届けようと絵本を作り始める。すぐには精霊と人間の関係が変わらずとも、絵本を読むことで精霊の行動の意味を理解することができて災害の回避にも繋がっていく。そして、未来が望めるようになったパスハリアの愛が激重い。本当は色んなことを望んでいたんだろうな、望みたかったんだろうなぁと思うくらい重い。



★イーオン

フェルスの今後についてがメインのため、5人の中では1番ドタバタのストーリー。地下競技場をなくせば良かった前回の国の介入とは違い、フェルスの国を立ち行かせながらこれまでの決闘重視の考えを改めるにはどうしたら良いのか。そこが焦点になる。【奪う】決闘から【魅せる】決闘に変えるため、最初の興行は第7競技場のオーナーの座を賭けることになる。これには反対派の思惑も含まれている。フェルスのことを良く知るイーオンがオーナーになるべきという判断で出場を促すものの ティファリアとしては、過去のことを思って強くは支持できない。そんな時にイーオンから放たれる「オーナーになったら今までよりも会えなくなる。別にオーナーになることは嫌ではない」発言。イーオンもだいぶ変わった。



★ラリーダ

ティファリアを引っ張って行くのはラリーダの専売特許な分けで、今回は別のメンバーと送るCIRCUSの旅3周目。元々仲良しの2人なのでAfter入ってすぐ結婚。ただ、大きく変わることがないことをティファリアは悩んでしまう。だからこそ、新たに話に上がっている団長をティファリアでCIRCUSの公演をもう一度!という提案にラリーダが背中を押すところからスタート。目的自体は持てていても、ずっと【自分だけの夢】というものを持たずにいたティファリアが自分がやりたいことを見つけていく。ラリーダとしても、トラブル続きの1回目。自分と向き合う2回目。を経て、楽しんで公演をすることができた3回目になる。ティファリアを小さい時から見守ってきただけあって、終始甘やかしが凄い。






If Story

大団円ルートからの続編。CIRCUS終了後のお話。

短いけどコリヴスとアレストENDも。



★ジーニア 

貴族の出、眉目秀麗、才色兼備。全て備えているジーニア。そんな彼の学生時代は色んな女の子が周りに耐えない状況。ただそれは、自分が持っているガワだけを求めているもの。そんな関係が嫌でアレストに相談し、今のジーニアが出来上がる。お互いを親友、心の友と呼び合う関係はここから。女に興味が無いと言ってしまえと言ったのはアレストだし、そのまま実行したのはジーニア。そのせいで周りに誰も居なくなったとしてもアレストだけはずっとそばにいてくれたんだと思う。というか、現状そう。そんな過去があるから、誰かの恋バナを達観して見るのは好きでも当事者になることには抵抗があるし、要領良く【自由】に過ごす自分を恋愛対象として見ることに対して、外れを引かせたと思っている。それでも大切な存在はできるわけで、ティファリアのことは離したくないなぁと思って嫉妬してるジーニアが可愛い。結局、序盤スチルでもわかる男の人としての色気もずば抜けているのがジーニア。わがままなジーニアがやっぱりジーニアらしくて好き。



★リアン

こうなって欲しいな、実はこうであって欲しいな。を前作で抱かせ全てを具現化したリアンルート。フェンリルについて見えないところがあったけれど、兄 リストの存在やリアンと話すことで見えてきた一族のこと。【番が死んだら自分も半年以内に】という、とんでもなく重い愛を持ったフェンリルのずっと抱き続けてきた【特別】な感情。ラディとリアンの関係性も、ティファリアとの出会いの思い出を兼ねた話で判明。ここにもまだまだ落ちていたのか...と思ってしまう、【普通と特別】の関係性。リストが人間との関係に口を挟んで来ることで少しだけシリアスムーブになるものの、それもリストが人間に恋をしたことが根底にある心配から。リアンがフェンリルなのはティファリアは知っていることで、なんならドラゴンたちと旅もしているから前にも比べて肝が据わってるのもキー。ティファリアをすぐ口説いてくるリアンも、怒られる 叱られる etc...で【特別】な関係であろうとしていたのがとんでもなく愛おしい。ティファリアがクロリスを咲かせることで笑顔にした人は多いけれどリアンもその1人。