ねぇ、知ってる? 』から始まる
異界の人たちとの物語。
大きな悩み事があると、神隠しにあうという。
ヒロインは進路についての悩み事を抱えていた。

結論から言ってしまえば、悩みがあるから神隠しにあうことで物語が動く。

ホラー要素は強いて言えば、【学校の怪談編】
妖怪とか幽霊より、
よっぽど人間の方が怖いのが9R.I.P.

全4編で各2人ずつ。妖編だけ3人。




⚠ネタバレ注意⚠





学校の怪談編
隠世と現世の間の世界。どっちでもない。
舞台は学校。前述した通りどっちの世界でもないため、学校内にいる幽霊たちとの物語。

★紅華
学校の七不思議 「からからさん」の大元の人物。
七不思議になっている幽霊なのにポルターガイストのような心霊現象が苦手。ゾンビと幽霊は大丈夫らしい。人当たりがやわらかいこともあり、幽霊の友達が多い。ヒロインに対する気持ちは超直球。恐らく本人が無意識なところが天然要素もあるしたまに見当違いの発言をするところも愛おしい。死ぬ直前、直後の記憶を失っている。個別ストーリーでは8番目まで七不思議が存在。紅華さんの記憶を辿りつつ、七不思議の解き明かし、神隠しを起こすのが目標。9Rの物語自体がからからさんの七不思議を聞くところから始まるので全てのきっかけを担うし、彼の話を聞いたヒロインの言葉をずっと心においていて序盤から好意的。


★響
学校の七不思議「引きずり鏡
生前、他殺される危険から逃れるため首吊り自殺をしており、自殺の罪の刑期を地獄で終えている。復讐のため事件の大元になった跡地である学校に住み着いているが、精神が不安定でいつ悪霊になるか分からない。そのため、鏡の中で他の妖と関わらないように過ごしている。鏡の中の空間を作っているのは聖ヤさん。狂気的な雰囲気を醸し出している事、狂愛を定義して来るあたり【響=狂】なのではないかと思っている。大人しそうに見えて意志は強いし、はっきりものを言ってくる。ヒロインのことを第1に考えてくれているので、こっちが響くんをどれだけ信用するかで迎えるENDが異なる。



都市伝説編
唯一、幽霊、妖全員参加の物語。都市伝説編は死後の世界。事故に合うことでこの世界に来ることになるけれど、事故前後の記憶を失った状態でたどり着く。

★香羊
都市伝説「幸せのメリーさん
よく知るメリーさんでは無いのは、生者に死者の言葉を届ける役割であることから。生前から香羊さん自信には霊能力がある。そして何より香羊さんのストーリーでキーになるのは【配信者】という生前の立場。誰かに影響力を与える上でだいぶ重要。さらに、この配信者であるが故に、死を描く物語の中で本当に怖いのは人間だなぁと感じさせてくのキーマン レイカちゃんの存在。所謂、厄介オタク。とにかく怖かったし、話の通じなさに気持ち悪さすら覚えたけれどその行動すらもレイカ視点があることで寄り添えてしてしまう。香羊さんの死因についてはある種ヒロインと同じ死後の状況は同じ


★星絆
都市伝説「星を眺める青年
S-CROWNのリーダー。ヒロインと同じ高校出身で響くんがデビュー前から見守っていて、自称ガチ勢。アイドルとして過ごす日々を大切にしていて、出会った時は死んだあとの記憶が無い状態元気な頃のままでいたいという願いから前日の出来事を忘れてしまい常にリセットされている。香羊さんは星絆さんの幼なじみの為、彼の日常に溶け込むことができるものの、街で会う人は全て初めましてになる。そんな彼の『世界中で人気のアイドルでいたい』という生き方なので、思い出して悪霊化か?なんて思っていたけれど割と穏やか。ただ、気持ち的には生前への思いが強いらしく霊としての気配は強い。好きになったら独占欲の塊。愛は重め。



異世界編
突然きさらぎ駅で魅ナミくんと出会うところからスタート。ここで自分を凶事に誘い入れる本当の存在を知ることになる。

★魅ナミ
夢魔である魅ナミくん。悪魔であるから元々は残虐な心を持っていたものの、取り込んだ人間の魂に影響され、だんだんと人の心が分かるようになっている。逆に言えば、悪魔としての自分を失い始めている状態。その魂と相殺させ、悪魔として存在するためにヒロインの魂を狙っている。常にヒロインの夢に入り込むタイミングを狙っているが、ヒロインを守る神の存在に邪魔されている。そんな半々な気持ちの魅ナミくんがありのままの自分を受け入れるヒロインに惹かれて自分の自我を守っていくか悩み始める。自分にとっては悪魔でいることも、ヒロインの存在も大切。ヒロインを呼ぶ時がとんでもなく可愛い


★聖ヤ
HO(Hell Organization)つまり、地獄の大看守。元エクソシスト。生前の罪を晴らすべくHOとして活動している。仕事人間。本人自身も自覚しているが、他人からも気持ち悪がられている、変態でメンヘラな粘着質。とにかく恋愛体質。他ルートでもその体質は健在。その実、めちゃくちゃに優しくてヒロインが現世に帰るために全力を尽くしてくれる。優衣ちゃんも聖ヤさんに救われた1人。性格上、若干言動は面倒くさい時もあるものの、慣れてしまえば真っ直ぐで愛おしいし、決める時は決める。常時過保護で魅ナミくんルートだとその過保護が問題になったりもする。ここに来てまたレイカ戦。個人的には神ENDの聖ヤさんの面倒くささが好き。



妖編
凶事から逃れるので初の現世に生きたまま存在。神主のお祓いの力で妖は見えるし、各々の契約で自分たちは見えるようにしてくれる。更に、力が強すぎて全員人間の形も取れるのでとにかく騒がしいのが特徴。

★幸麿
座敷わらし(見習い)の元付喪神。アニメが大好きで、言動がちょっとズレてるムードメーカー。天狗の凶事からまず救ってくれるのは幸麿さん。座敷わらしが純粋な心を持っていないとなれないものなので、幸麿さん自身も例に漏れず純粋で真っ直ぐ。ここぞという時はしっかり手を差し伸べてくれる。持ち前の性格で両親、姉とも直ぐに打ち解けて家に上がり込む。座敷わらしは今は協会制度になっているらしい。距離感は常に近めだし、気づけばそばにいるし、そんなわちゃわちゃ騒がしい幸麿さんを好きにならないように努力しようとするのがヒロイン視点。狐春さんの方がしっかりしていると判断されるのが嫌で、頑張って張り合うところが可愛い。


★狐春
狐の一族のこっくりさん。こっくりさん一族の掟は厳しめで後々の未来に関係してくる。狐であることもかなり重要で、キーになるのは【狐の嫁入り】の儀式。これがあることで感情面でちょっとだけ拗れるし、立場上 狐春さんは抱えている想いを隠している。けど、ずっとヒロインを『可愛いなぁ』と思っているし、都度 漢気が溢れる。言葉遣いは荒いけれど、進路のことやそれ以外でもずっと気にかけてくれている。以前、響くんへかけた言葉で彼が自殺してしまったのを気に病んでいる。目の傷は響くんが儀式を失敗した時についた名誉の傷。とにかく面倒見が良すぎる狐春さんは、前に憑いていた人間の影響で料理もできる。こっくりさんの儀式に失敗すると祟りを与えて帰って行くけれど、好きな人間にはだいぶ甘い。


★桃嘉
ずっとヒロインを見守っていてくれている天狗。ただ、『天狗なので可愛い子には旅をさせよ』精神で凶事を与えている。ヒロイン自身も元々凶事を引き寄せる体質であり、天狗族としては【自分に打ち負けないように大きな凶事を与えよ】という指示。大好き過ぎて神隠しに合わせようともしていた(した)。今作1番最初にヒロインに出会っているのは桃嘉さん。悪魔から魂を狙われていることを知った死神が、ヒロインに【死】という救いを与えようとしたのを阻止。その際にヒロインを守るのに十分な力以外は死神に吸い取られている。今は力が足りずに幼体化している。今作唯一の神様。