サ終が噂されるエスタリオ社内で一番大きなコンテンツであるエスターシを持ち直す為に虎走部長の指示で集められたメンバー。

仕事をしながら過去に触れたり、今を過ごすことでみんなと成長していく物語。


ヒロインスチルは顔なし+台詞もなし


ヒロイン視点でどんどん進んでいく。

全体的にストーリー自体のボリュームも軽めで気軽にできる。


恋愛END、Job ENDの用意はあるけれど、

各キャラ個別ENDがベスト

ところどころ入る挿入歌ベストマッチ組が数名。

めちゃくちゃに良かった。






⚠ネタバレ注意⚠







★五月女 光基

明るくてムードメーカー的存在であるものの、自分自身が仕事が出来ることをよく理解しており、協力よりも効率を取ってしまいがち。そのせいで高校の時もトラブルを起こしている。誰かを置いて突っ走る事が常のため、ヒロインが自分の後ろを付いて回ってくれること、自分自身を理解しようとしてくれる所を好む。自分でなんでも出来てしまう光基くんをよく思っていない人が存在していることもあり、光基くんを貶めるために社内に悪意のある噂が流れ始める。悪気がないけれど普段の態度で勘違いされてしまうけれど、いつもみんなが楽できるように考えてくれるのが光基くん。距離バグで出会った当初から距離はバグ



★湊康平

どこか人と一線を置いて過ごす、とにかく効率重視の康平くん。感情論で仕事を進めるヒロインに対しては良い感情を抱いておらず、最初の頃は相反する2人。キツめの態度を取る康平くんに対して諦めずに近づくことで距離を縮めてくれる。彼の家には歳の離れた弟妹がいるため自分の意見を通そうとすることもほとんどない。距離が縮まるにつれ、彼が隠していた秘密も明らかになり1人でずっと頑張ってきた康平くんを支える役回りになる。ということで、借金残して父親が蒸発しているし、そんな弱みに漬け込んだ先輩に社内の情報を横流ししている。大江さんによるフラグが立つけれど、1度心を開いてしまえばこっちのもん。ラストスチルが可愛すぎる。



★虎走要司

どんな仕事もそつ無くこなすヒロインが序盤ミス連発でこちらもテンパる。そのお陰で際立つ虎走部長の優しさと、相談できない時間があることで自分に懐いたと実感する虎走部長の描写もあるため、なんだかんだで大切。そして結論、優しすぎる。基本的には頼れる部分ばかりの虎走さんだけれど、お酒に飲まれてとんでもない煽りを見せてくる時もある。元々彼自体、きっちりかっちりに見えて口が悪かったりな内面もあるためその辺は同棲中にかなり垣間見える。エスターシメンバーはだいぶ重めの問題を抱えているけれど、虎走部長もまぁまぁとんでもない過去持ち。普通は人の罪を被って少年院には入れない。



★吉岡緑郎

お金持ちあるあるの結婚問題。とはよくあるものの、吉岡家も相手方の家も政略結婚大賛成は初めてかもしれない。吉岡さんとヒロインの繋がりはかなり強固で時を遡って9歳から。病弱な弟に付きっきりになる間、叔父さんの家に預けられている時に出会う。当時強くあり続けなかった吉岡さんが唯一弱さを見せられたのがヒロイン。初恋を想い出に、知らず知らずのうちに再開。そしてまたお互いを好きになる同じ相手への2度目の恋。そんな2人の絆とエスターシメンバーの絆、出向している間に培ったテンプスティ側の信頼で愛も勝ち取る。婚約者がだいぶ厄介



★多井中法

プロのヒモ男スタートの法くん。長いこと人の家を転々として過ごしている中であっという間にヒロインの家にも転がり込む。持ち前の甘え上手な性格で全くもって追い出せない。彼の過去としては元料理人。料理を学んでいる最中や就職してからも彼の才能を僻む人達に悩まされ、ストレスによる味覚障害となる。そこから料理の道を諦めているし、人に作るのもトラウマ。ご飯を美味しく食べるヒロインと一緒にいることでだんだん過去を払拭。彼の成長を見守ることになる。最初は何が地雷になるのかも、法くん自体が何者なのかも全く分からない。とにかく聞き上手。



★碓井修也

バーテンダーの45歳。最初はヒロインのことを姉の性格に似ていることで気にかけてくれる。修也さんルートはヒロインがかなりグイグイいくのと、押しに弱い修也さんで成り立つ。chapter 4まででここまでに比べるとストーリー自体は短いものの、好きだけど年齢の差が邪魔をしている2人のちょっとだけ歪な関係がかなりしっかり描かれている。最後の最後、お互いの道に進む2人にある意味幸せなのかな〜なんて読んでいたら4年後に切り替わってヒロインがやりたいことが終わったと再開。どこまでも押しの強い強ヒロイン。



★YOFY

電話越しで何度か仕事をしたことがあるプログラマー。緑郎ルートで出てくる時点でなにか関係があるとは思っていたけれど、彼こそが弟の蒼くん。人との接触を避けている事もあり、愛情表現がかなり極端で

あまり話を聞かずに突っ走る。けれど、その中にYOFYくんなりの心配も不安も全部が詰まっていると思うと憎みきれない。YOFYくんにとっては外に出るきっかけを作った唯一の存在だし、誰にも渡したくないという気持ちだけでぶつかってくる。



★比嘉月彦

シクレなのに一番の盛りだくさん展開を見せる比嘉さん。比嘉さんの息子である日向くんと出会うところから始まるものの、蓋を開ければシングルファザー元アイドルも付いてくる。喧嘩ではなく病気で死別したことで、比嘉さんの中でも日向くんの中でも奥さんの存在は大きいわけで、そこをどう全員が乗り越えつつ、これから得られる最大限の幸せを得ようと動き出せるか。比嘉さんは自己評価が低い。ここまでにいなかった完全なパパの登場。可愛い。