教師を目指し就活をしているヒロインの元に一通の採用通知が届く。そこは48個目の都道府県である逢魔県に存在する、幽魔のための学校だった。

【教師】を目指していたはずが【調教師】をすることになるドタバタ青春ストーリー

基本スタンスとして、全員が仲良しで同じクラス。

ヒロインはお転婆だけど筋が通って真っ直ぐで、ツッコミも出来る。


KLAP!!ならではの操作、調教もミニゲームとしてシナリオ分岐に関連。





⚠ネタバレ注意⚠






★美作燈真

天狗一族、元長の美作家嫡男。長である父親が亡くなってからは母親が燈真、弟の夏樹、妹たちを養っている状況。喧嘩っ早く、直ぐに手が出る。自分の鼻が低いことを気にしていて「低い」という言葉だけで殴り掛かることもある。血の気が多い姿を見せることが多いけれど、兄弟想いの優しいお兄ちゃん。父が長を退いた為、嫡男である燈真が後継となっていたが、父が亡くなったことで燈真の力が暴走し黄泉校生となり長の座が空席になっている。長い間空席が長決めを選挙で行うことになる。相手は犬猿の仲の遥の父親。美作家は長い間、人間との共生を望んでいる為、燈真の公約も“人間と共生する”こと。対する長門家の公約は“天狗一族のみの繁栄”。



★周防壮介

雪女と人間のハーフ。半妖な上に、雪女の男の子の希少種。施設育ちの18歳。両親に会うことを目的に、黄泉校に通える最低年齢で入学。母親とは文通をしている。という、大前提で始まったもののその通りにはいかない。そもそも半妖の時点での差別があり、何よりも雪女の長が純血を尊んでいる。そんな雪女の長の差し金で卒業見込みを得た時点で人間界へ行くことになる。結果として得る真実は両親が雪女の長に殺されたことを知る。更にずっと文通をしてくれていたのは祖母であり、信じてきたものが全て壊れることになる。

序盤戦はワガママな天邪鬼感の強い壮介くんであるものの、照れ隠しであったり、遠回しの優しさだったりする。年齢層高めのクラス内の為、18歳の若々しさは全てここに託されている。



★駿河明人

大企業である駿河家の跡取り息子。そして、河童。鼻の低い燈真くんとハゲてる(河童だから仕方ない)明人くん、双方沸点は同じ。河童であるなしに関わらず今回はお家騒動前半共通パートは学校の女の子問題。後半は父親との問題。前半を消化したからこそ、明人くんの本気が父親的には問題視せざるおえなかったというところ。お家柄の立場の問題もあれば、そもそも幽魔と人間の存在もある。その辺をサラッと解決してしまうのが今回のヒロインの強さなわけで、彼女の優しさでそこまでこじれはしない。父と息子の喧嘩中に手を貸してくれるのが財閥の対比になる貧乏暮らしの燈真くん。自分が報われていることも分かるし、家族の在り方って面でも美作家とは正反対だったのかもしれない。



★カミル=セッツェリン

とんでもないマイペースの吸血鬼。吸血鬼にも関わらず、血が苦手。更に十字架を克服し、生のにんにくを食べる。陽の光は苦手な為、日向先生が作ってくれた日焼け止めを塗りつつ過ごし、夜はネトゲに励むところは吸血鬼の言い伝え通り。そんなスタートを遂げるカミルくんもヒロインに好意を抱くことで本能が覚醒。そして判明するカミルくんが吸血鬼の王子であること。ここでまさかのサブ、最初に関所で会った人がお付きであることも一緒に判明。まさかまさかの伏線回収。カミルくんがふわふわしてることで、吸血鬼化を勧められるヒロイン。相変わらず彼のペースに引っ掻き回されるし、そんなカミルくんを突っ込むヒロインもいちいち可愛い。



★播磨奏

600年の時を生きる猫又。生きていた頃に何か心残りがあると猫又になるわけだけれど、奏くんの場合はそれが飼い主を見つけたいというもの。ヒロインの「?」ポイント然り、恐らく見つけたい飼い主はヒロインなのだろうと。ここは同一人物でなく、転生の転生に転生を重ねた先...といったところ。そして、ついてくるであろうに忘れていた心残りを果たした場合の猫又について。奏くんの真相の前に、マルという別の猫又の登場。ここで想いを果たした猫又が死ぬということを経験。あえて、死ぬと表現するところが逢魔県だと思う。このことでヒロインは奏くんのことで思い詰めるし、流れではあるものの元飼い主であることも判明。記憶が消えたり、人間の姿を取れなくなったり...そんな状況でもめげないのがクラスメイトでありヒロイン。



★出雲紫苑

誰か1人終わると開放される紫苑先生ルート。ミステリアスな先輩教師。調教することに生きる意味を見出してる。そこが割とキーで本編入ると判明する貧乏神の事実。何をしても人に危害を加えてしまうこと、誰かのためを思っても上手くいかないことが招いたことだったんだろうなと後に判明。関係が深いほど、想いが強いほど不幸にしてしまう。が紫苑先生が森をさまよってる時にぬらりひょん校長が逢魔県に連れてくる。校長とヒロインのみ知っていると思いきや、さすが日向先生...彼は知った状態で言う必要が無いと黙っている。ヒロインは幼少期に紫苑さんと出会っているし、一方的に契約を交わしている。お転婆振りは幼い頃から変わらず。先生大好きな生徒's全員参加なのも可愛くて好き。




~Fan Party~

本編ではサブに回っていた亮くんと忍先生が参加。

ENDムービー連絡画面になっててちょっとしたSSみたいで可愛い。



★If Story

黄泉校から現世の高校に転勤になって1年目。元黄泉校生が留学生として、ヒロインの元に戻ってくる

付き添いで先生2人も一緒。何が嬉しいって、人間界へ留学の話が出た段階では興味を持たなかったみんながヒロインがいる高校とわかった瞬間に即決したって話。

本編自体は3組に分かれてほとんど組み合わせでほとんど同シナリオを辿っていく。



★After story

○美作燈真

卒業後から本編END直前まで。燈真くんが修行したり、人間と仲良くしたくない強硬派と揉めたり。長門家とはまだモヤモヤしているけれど、遥くんが吹っ切れている状態。美作妹もしっかり3人参加。


〇周防壮介

壮介くんが卒業してからの話。自由気ままだけどやっぱり丸くなってる...おばあちゃんに対しては素直な壮介くんの可愛さが凄い。寂しがり屋な彼が人間との寿命の違いを理解するAfterなのかもしれない。


〇駿河明人

婚約破棄展開ではなく、双方の覚悟と努力の話。確かに好きだけではどうにもならないことってあるよなぁ...と思いつつ、好きだからこそ頑張れちゃうのが明人くんとヒロインの関係性。


〇カミル=セッツェリン

ヒロインは人間のまま。カミルくんのお兄さんが登場。人間のことを【エサ】として捉える吸血鬼の普通の認識との闘い。カミルくんは保健医アシスタントとして黄泉校で勤務。


〇播磨奏

1回猫に戻ってしまったことから起きる不安の解消。他の子達に比べるとその1点だけがずっと引っかかるような状況だし、ほとんどドタバタな日常の5章分。

やっとだ〜感をプレイヤーも感じる。


〇出雲紫苑

福の神になってからの日常。人間でも幽魔でもないせいで寿命がどうなるのかを思い詰めて全国津々浦々。

基本装備として、幸せを感じると福がキラキラとして飛び散ってしまう状態にある。



★Another Story

〇近江亮

ずっと元気でずっーとおバカな亮くん。猪突猛進の申し子ってくらい何もかも真っ直ぐで、機嫌だってコロコロ変わっちゃうめちゃくちゃに可愛い狼男。学生時代の可愛いを濃縮したかのようなストーリー。


〇日向忍

もしかして1番恥ずかしがり屋なんじゃないかと思う反面、言葉じゃなくて行動で示すところが一通り終わった大人なのかもしれない。紫苑先生のことも示唆する手前感覚的にはこれで幸せになっていいのか?といつ気持ちも持ってしまう。けど、日向先生が可愛いし良いだろう。