星を学ぶ星月学園での青春譚
春は幼馴染2人（七海哉太 東月錫也）と幼い頃に出会っていたもう1人の幼馴染（土萌羊）の話。
近過ぎて関係が崩せない幼馴染3人組の関係を変えていくのが土萌羊ってところ。
ストーリー自体は共通多めで2人目行こう既読スキップかけると3時間弱ですべて終わる感じではある。
4人の関係性が好きだから、春組は共通ノーマルENDが好き。他の季節でも書くかもしれないけど...
※ネタバレ注意※
～in Spring～
★土萌羊
幼い頃におばあちゃんの家の近くで会っている幼馴染。フランス出身の地域柄、直球でヒロインに対して接してくる。
ヒロインに会うために日本に来てしまう行動力。
羊くんルートでは羊くんが言った言葉がフラグになって羊くん自体の歯車と噛み合うのだけれど、
他のルートで関係を崩していくのも、ヒロインを動かすのも羊くんの役割。
この組のキーパーソンは間違いなく羊くん。
“物は壊れてしまうけれど、思い出は自分が覚えている限りなくならない”って言葉が凄く好きだし、
大切な望遠鏡を隠されたことがきっかけで出てきた言葉だから羊くんを物語っていると思う。
★七海哉太
近過ぎるが故にずっと気持ちを隠してくれている優しい幼馴染。周りにバレバレなのも哉太の良いところ。
持病のせいで自分がヒロインを守りたいって気持ちにも悩みが出てしまう。
そのせいか、哉太は思い出を形にして残しておきたい派。羊くんと性格的には近いものがあるけれど確実な違いはここなんだと思う。
ヒロインのことが大好きだから、気を遣わせることを絶対にしたくなくて告白も結局全部なかったことにしようって言ってくれる。
ヒロインとくっついてからの真っ直ぐ過ぎる哉太が可愛い。
★東月錫也
哉太と一緒で近過ぎる幼馴染なのだけれど、錫也に関しては“オカン”というポジションに落ち着いてる上に哉太っていう感情むき出し少年の傍にいるせいでかなり自分の気持ちを抑えている。哉太にも取られたくないし、ヒロインが恋ってモノを知らなければずっと3人組でいられるって思っていたと思う。真っ向から羊くんに向かって行ったのは哉太だけれど、恐らく3人って関係が崩れるのを本気で怖がっていたのは錫也だと思う。
～Spring After～
★土萌羊
遠距離恋愛とヒロインのアメリカ行き。
羊くんがヒロインのことを思ってきた時間を再確認する。ヒロイン的には羊くんのことを考えてって行動があるんだけど、フランスからヒロイン追いかけて来ちゃうくらいな羊くんだからこそ弱いところを見せたくない気持ちも凄く分かる。
けど、スタスカヒロインは自分も含めてっていうのを大切にしてるから錫也と哉太は知ってるのにって言うので寂しくなる気持ちも分かる。
後半のアメリカ行きの話は羊くん視点になるから、錫也 哉太の大事にしてきたヒロインを連れて行くことに関する気持ちがちょっと重い感じ。
ヒロイン的にも幼なじみ3人組+1人って関係性を手放すことになるから幸せだけど物凄く寂しいシナリオではある。
錫也と哉太の“行ってらっしゃい”はAfterでも変わらず好きが溢れる。
★七海哉太
幼なじみ から 恋人 になった七海哉太は最強。
ずっと陰でヒロインを支えてくれていたのだろうけれど、恋人になったことで見えづらかった優しさが全部表に出てきてる印象。
このルートの錫也も好き。
彼の中で個別と同じような感情があるのかは分からないけれど、“オカン”として2人の関係をずっと見ていてくれてる。
哉太と一樹会長の絡みが文面だけだけどあったり、
春メンバー以外の交流が見えるのも好きなところ。
後半は哉太の病気の話。
無印ではサラッと終わったけど、病状悪化をガッツリ。それと、哉太の両親の話。
他の作品だったら容赦なくどっかのEDで死んでる。
ありがとう、スタスカ。
不器用同士だからこそ味があって楽しいシナリオ。
哉太のお父さんの写真集のタイトル“遙か彼方へ”は
悠哉さんから哉太へ。
★東月錫也
哉太がヒーローなら、錫也は王子様。
誰よりもずっとヒロインを見守ってきていて、
誰よりも大好きでいてくれる存在。
錫也の恋愛感情はこのルートならではだけど、
だからこそどれだけその愛が深いかを全面に押し出してくる。哉太の言葉を借りるなら“独占病”。
特にヒロインが絡まれてる時の錫也は1歩間違えれば...作品が違えば監禁し始めるくらいの狂気を感じる。
そして、長いこと男の子ばっかりの生活を送っていた事による大学に入学したあとのヒロインの心境の変化。友達よりも羊くんの電話で踏ん切りつく当たりが幼なじみ4人組の絆の強さを感じる。
そして、何よりEXTRAの全員参加お花見がめちゃくちゃに可愛い。
いつまでもそれぞれの子供であって欲しいし、家族ぐるみでみんな仲良くこれからも！
