ヒロインたちがある事件に巻き込まれるところから物語が始まる
事件とタロットが関係していて、各キャラクターの弱味と一致するタロットが人物に影響を及ぼして興奮状態(作中ではポゼる表記)となる。
興奮状態を抑える力をヒロインが持っているので、
身近な人物と事件を解決していくお話。

実在する場所でフィクションしてるのが楽しい。
CERO Cだからそんなに血が飛んだりはしないけど、
かなりDよりのCって感じがするかな。 
特にポゼってるところ。

問題解決の流れがあるから共通パートはかなり多め。
というか、ほとんど共通
一通り全員がポゼるのを見届ける。



※ネタバレ注意※




攻略対象+綾女ちゃんの弱みと一致するタロットカードが関連
人物が死ぬまでの流れは完全にフィクションだけど、
フィクションにした分色んな要素が詰め込まれてて、謎解きというかヒロインを中心に人物たちの心の声を解決していくって方が近いかもしれない。
真相つかみたいならTruth ENDやるしかない。

Act7まで進めると、脳内に残ってるAct0の記憶とか登場してきた人間の言葉とかでだいたい犯人は絞れる。Act8は一気にフィクションの世界になる。
中途BADは、パッケージ裏面の通り。
ED流れがほぼ変わらないからちょっとマンネリではあるかな。
わちゃわちゃしてるのは可愛い。もっとヒロイン取り合ってくれって感じ。

スチルに関しては、BADの時のタロット風のが可愛くて好きなんだけど如何せんBAD



★音成奏
過保護な血の繋がってない兄
もうこの時点で引っかかる。
秘密も何かと抱えていそうなのはAct1から匂わせてる。判明するのはAct7。血が繋がってないって時点でいくつか予想立てていたけど、言えない理由は「今の」家族のため
心配させたくなくて、結局1人で抱えちゃう。
草太くんと一緒にいたり、ヒロイン 家族と過ごしてる分色んな「好き」が渦巻いてる。
お兄ちゃんとして支えてくれる反面、1人の男の子としてヒロインを支えてくれる。
そして、誰よりもヒロインのことを考えてくれる。
他のルートやる時もずっと。


★静間草太
 口下手だけどヒロイン想いの優しい子
このタイプは本当に1人で思い悩むから困る。
奏くんに続いて1人で抱えるタイプ。
オタク気質だから、だいたいゲームに例えて表現するんだけど周りがオタクじゃないからいっつも照れちゃう草太くんがとにかく可愛い。
奏くんEND目指す時の草太くんの言葉は本気でキツい。幼馴染3人構成ってどうしてもこの難しい役回りを担わなくちゃいけない子ができてしまうよね。
草太くんルートは草太くんが主人公になれたって感じがあまりにも強いからこっちまで嬉しくなる。
最終的にチート属性な草太くん最高。雨男バンザイ。


★橙山光介 
紳士
女の子に取り囲まれてる人はだいたい自らに欠陥を感じてることが多いけど、光介くんの場合は外部影響って気がするな。自分の価値を必死で探し求めてるって感じ。
この物語において決定的な手助けをしてくれるのはいつも光介くん。
タロットが「月」と「太陽」で対になってるって捉えていいのかな。
だとしたら、Act.8のシナリオがより一層この2人じゃないとなって思えてしまう。
光介くんルートは「愛」がキーワードになってる、とそんな気がする。


★青葉大河
言葉強いけど優しい生徒会長
ヒロイン含めて、みんなのために怒ってくれる大河先輩。なるべくして生徒会長になったって感じ。
さらに弱さを知って強くなった人であり、克服したはずの弱さでポゼるものだから大河先輩はちょっと複雑。長所と短所が両方カードの餌食。
気持ちの持ち方が草太に近いけど、大河先輩はどうしても喧嘩。それが、彼なりの愛情表現。
大河先輩はタロットのBADで一瞬だけど意識が戻ってくるからこれがまたキツい。
終始可愛いが先行してたけど、ベストの後日談は可愛い以外の言葉が見つかりません。


★蘇明杰
金持ち
正直、蘇先輩いなかったらこの物語は成り立たない..!!
彼の財力と権力と人脈あってこそ為せる事がほとんどの中、彼がそれのせいで手に入れられなかったモノが蘇先輩がポゼるトリガー。
最後の最後まで蘇先輩のペースだったけど、結局強い人なんだなぁと思い知らされる。
きっと寂しくてだからこそ手に入れた強さって感じ。
ベスト最後天才としか言いようがない。
スチル...チョコの件も欲しかったかな。
チョコくわえて待ってる蘇先輩が見たい。
いつも1枚も2枚も上手で攻め込んでくる蘇先輩には敵わない。


★桃井優一郎
天然。そして、誰よりも頑張り屋。
優一郎くんのポゼった時が強い。
完全にポゼった...って思う。
優一郎くん位までシナリオが進んでると、カード見える人も増えて来てるからRAINの内容もスゴい。
全員が本気で優一郎くんを助けたいって思ってるのが伝わってくる。
数学の問題解いてる時の無意識な食事が可愛い。
そんな感じなのに、ここぞと言う時にはっきり物事言い放って決めてくれるタイプ。


★祭綾女
とことん強い女の子だった。
バッドの時の綾女ちゃんほんとにかっこいい。
ベストも結局1番みんなのこと考えてくれてて、
誰よりも仲間思いな綾女ちゃんが好き。


★Truth END
ここだけほんっっっとにフィクションが凄い
リュディガーの髪色、ヒロインに似てるなぁって感じはしたけれど完全に奏のお父さんって方向につられてた。美玲先生の言葉も拾ってはいたけどびっくり展開。全部解決したかって言われるとちょっと曖昧ではある。けれど、ヒロインが持つ「太陽」のカードとリュディガーが校長に託した「世界」のカードがあって、最終的に【「太陽」と共に「世界」を救う】みたいな表現で納得かな。
奏がネットに通じてる理由とかその辺はこのルートに集約されてた気がする。
が...ヒロインが持ってかれた時の他メインたちのわっちゃわちゃしたのが好きだったからそれないのは惜しいかな〜。奏くんルートやり直すしかないなぁ...!