すれちがう冒険者と盗賊 | 酒とゲームと男と女

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ゲームときどきバーを仕事にする初老の不定期ブログ

気がつけばもう夏の終わり。

みなさん、冒険は終わりましたか?



そう、ドラゴンクエスト9 です。



大好きなシリーズだけに、

あえて本編の感想は控えます。



それよりも今回再認識したのが

すれちがい通信 というDSの機能の楽しさ。


これは、DSをすれちがい通信の設定にしておけば、

半径約10m以内に同じ設定にしている人がいると、

自動的にそのDS同士のデータを交換してしまうという、

なかなかメルヘンな機能なのです。



例えば、ボクがドラクエ9を持って、街へ繰り出す。

新宿三丁目駅のプラットフォームから地上へあがる。

そしてDSを開けてみると、

「○人とすれちがいました」というメッセージとともに、

すれちがった冒険者の簡単なプロフィールが表示されるのです。


プレイしたことがない人には、だからどうした?

と思われることでしょう。


ですので、ここは男と女の出会いに例えてみましょう。



あなたは理想の彼氏を求めて、

夜な夜なBARに飲みに行く独身OLです。


長いカウンターには男性客がずらりとならんでいて、

グラスを傾けながら談笑しています。


この男性客のなかには、

彼女がいる人もいれば、既婚者の人もいるかもしれません。


でも、彼女募集中の人だけを見分けることができれば、

ちょっと面白いことになると思いませんか?



すれちがい通信とは、そんな機能なのです!

あれ?ちょっと違う気がしてきた。



まあ、この機能がメルヘンだと思うのは、

同じモノを共有していることが認識できる(ドラクエ9で冒険している)けど、

それ以外のことは強要できないところです。


これには技術的な問題も絡んではいると思いますが、

とにかく「すれちがうだけ」なのです。



出会い系サイトのように、

理想の相手の検索条件の絞り込みもできないし、

友人同士で前打ち合わせしない限り、

明確に相手が誰だかわかりません。


しかも、半径10mくらいまでしか有効ではないので、

より多くの人とすれちがうには、より都心へ繰り出さないといけません。


まさに上京物語。


デジタルだけど、アナログな行動が必要となってくる、

このバランスがとても楽しいのです。



今回も300万本以上の売上本数という、

国民的タイトル、ドラゴンクエストだからこそ、

より多くの人とすれちがう機会が多いのも事実ですが、

今後、このメルヘンなすれちがい機能を

駆使したタイトルが出てもイイ気がしました。



さて…

そんな冒険者のひとりであったボクですが、

先日、某駅で、

すれちがいを求めてDSを持ち歩いていたところ、

なんと、すれちがいざまにDSをスラれてしまいました!


確かに、紙袋からDSをむき出しで

ウロウロしていたボクも悪いのですが、

まさか、DSだけスラれるとは!


マジです。

悔しいです。

半泣きです。


みなさんも盗賊には気をつけましょう。


ドラゴンクエスト9も人生も、

すれちがう人たちはイイ人だけではありません。



追伸

あまりに悔しかったので、

再びDSとドラクエ9をセットで再購入しました。

ボクの上京物語まだまだ終わらない。