これは、まだわたしが娘時代
小学生くらいのころに
母親が買い与えてくれた貯金箱です。
かれこれ、30年くらいは軽く経つでしょうか。
なんども引っ越しをするたびに連れていった貯金箱。
ですが、もうサヨナラしようと決めました。
お金を取り出すため、なんども開けたり閉めたりしていたので
封印のゴムが劣化して、無くなってしまいまいた。
それをテープで止めて使っていたんです。
この貯金箱だけは残しておこうと思ったけれど
よくよくみたら、現在のものと穴の大きさが違っていて使えない。
あの頃は、500円玉はなく、お札だったのかと
感傷にひたってしまいました。
なぜ、今頃この貯金箱が出てきたのかというと
急に思い立って、家中の小銭を集めて銀行へ預けたのです。
合計で27,000円ほどになりました。
こんなに、あちこち小銭を貯めていたとは・・・
貯金箱から出て来た千円札は夏目漱石柄でした。
「これは機械に詰まってしまいました。」
と、返されたのはユーロとドル。
どこで紛れたんだろう。
ふと、笑ってしまいました。
外国、また行きたい。
また行こう。
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