単独で、がん細胞と正常細胞を見分けることができる「物質」は存在しない。 | 福岡市、北九州市、東京 恵比寿。(ANK癌免疫療法、プラセンタインプランテーション) ひわき医院 TEL0935112014

福岡市、北九州市、東京 恵比寿。(ANK癌免疫療法、プラセンタインプランテーション) ひわき医院 TEL0935112014

京都大学発のANKガン免疫療法で進行がんからの生還例の実績を蓄積中。
福岡、小倉で毎月、ガン免疫セミナーの講師をつとめる。がん治療のスペシャリスト。プラセンタ埋没注射で自己免疫性疾患や脳脊髄液減少症などの難病治療のスペシャリスト。

がん細胞特異物質、つまりがん細胞には必ず存在し、正常細胞には存在しない特異的な物質、がん細胞を狙い撃てる目印になる標的物質は見つかっていません。そのため、物質である薬で、がん細胞を狙い撃つことはできないのです。がん細胞を傷害する全ての薬は、正常細胞も傷害し、正常細胞を傷害しない薬は、がん細胞も傷害しません。がん細胞だけを傷害できる薬は一つも存在しないのです。
また、これまで100種類ほど腫瘍マーカーが実用化されてきましたが、がん細胞特有の物質を用いるものは一つもありません。
細胞表面物質は、遺伝子レベルでは400種類(タンパク質のみ)ほど存在することが分かっています。その全てに対して複数のモノクローナル抗体がつくられましたが、がん細胞だけに結合し、正常細胞に結合しないものは一つも見つかりません。世界のバイオベンチャー、大手医薬品メーカー等が、数百品目もの抗体医薬品を臨床開発中ですが(検討された抗体の種類としては天文学的な数になります)、その中にがん細胞だけに結合し、正常細胞に結合しないものは一つも見つかっていません。
化学療法剤(殺細胞剤)は、開発の最初の段階から、物質そのものの性質として、がん細胞を狙い撃ちにすることは考慮されていません。
体内の免疫制御システムに作用する薬も、いくつも開発され承認されたものもあります。ところが、体内の免疫制御システムは非常に複雑であり、薬だけで思い通りに制御できるものではありません。インターフェロン製剤や、インターロイキン2製剤は、がん細胞を傷害する免疫を刺激しますが、大量投与でないと効果は期待できず、加えて副作用も激しくなります。一方、投与量を減らすと、安全ですが、効果がなくなります。
2015、6年頃話題になった免疫チェックポイント阻害薬等も、何十とある免疫チェックポイントの一つに影響するだけで、体内のがん免疫の本格化稼働には至りません。むしろ、漠然とT細胞を活性化してしまうので、正常細胞を傷害するT細胞も活性化され、重い自己免疫疾患を発症することがあります。

正常細胞を傷つけずに、体内のがん細胞を狙い撃ちできる、これは、NK細胞だけの得意技です。

生まれながらに、がん細胞を傷害する者として存在するNK細胞を、極力、野生に近い状態でそのままがん治療に用いる。これが王道です。