高齢者にも多いHIV感染者 | HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査を受けようとする人に、検査の申し込み方法や注意点などを紹介するブログです。

HIV感染とかエイズとか言うと、どちらかと言えば若者に多いようなイメージが

あると思います。


確かに絶対数としては20代、30代が多いのですが、しかし60歳以上にも

HIV感染者は広く存在しています。


週刊ポストの6月10日号に掲載された記事では、65歳の男性がバイアグラで

セックスに自信を持ち、高級ソープに通ってHIVに感染したそうです。


男性は店が高級だったので衛生管理は行き届いているだろうと思い込み、

コンドームを使わなかったそうです。


確かにネット上でも多くの精力増強剤を見かけます。

どの程度効くのかは使ったことがないのでよく知りませんが、今回の65歳の

男性のように、高齢者も試しているのでしょう。


高齢者の場合、キチンとした性教育など受けていないため、HIVやエイズに

ついての知識、情報が若い人よりも少ない。


それゆえ、自分はHIV感染なんかしない、大丈夫だと理由もなく過信している、

そんなケースが多いのです。


しかも、高齢者ほどHIV検査を受けません。そもそも自分が感染しているかも

知れないと言う危機感が薄く、その上世間体を気にします。


家庭内や社会的な立場を気にして検査を受けようとしないのです。

それが「いきなりエイズ」の高い発症率となって現れています。


例えば、2009年の「いきなりエイズ」発症率は全体では29.7%でした。


しかし、55歳以上に限ってみれば、実に54.1%に跳ね上がります。

つまり、55歳以上のHIV感染者は2人に1人以上の割合で「いきなりエイズ」を

発症しています。


どれほどHIV検査を受けていないか、危機感が欠如しているかが分かります。


HIV感染は決して若者だけではありません。


もっと詳しく知りたい人はこちら⇒『HIV感染は55歳以上にも広がる』


以上、今回はHIV感染は高齢者にも多いと言うお話でした。