こんにちは。
世間は連休の真っただ中ですが、あなたはいかがお過ごしですか?
さて、今回は台湾のHIV事情についてお伝えしたいと思います。この連休に台湾へ出かける人も
多いと思います。
実は、私は2000年から2002年ごろ、台湾で仕事をしていました。常駐と言う訳ではないのですが、
かなり多くの時間を台北、台中で過ごしたのです。
ですから台湾へ仕事で行くのは東京や大阪に行くよりもずっと身近な感覚でした。
台北の夜の歓楽街もけっこう遊び回っていたのです。
さて、私が遊び回っていた当時、そして最近の台湾におけるHIV事情はどうだったのか・・・。
下のグラフを見てください。
ちょっとグラフが見づらくて申し訳ありません。このグラフは、1984年から2006年までの、
台湾における新規HIV感染者とエイズ患者の推移を表しています。
グラフの青い線がHIV感染者で赤い線がエイズ患者です。
グラフを見ると、あるところまではゆっくり右上がりだったのが、急に増加傾向に転じています。
それが2004年、2005年です。薬物依存者の注射器回し打ちによる感染拡大が原因と言われて
います。
ちなみにどのくらい急増したのか、人数で書いてみましょう。
年 2003年 ⇒ 2004年 ⇒ 2005年 ⇒ 2006年
HIV感染者 916人 1,569人 3,456人 2,990人
エイズ患者 234人 261人 517人 581人
このように急増したのです。
台湾の人口は約2300万人です。日本の人工は1億2700万人です。
そして、2010年における日本のHIV感染者とエイズ患者の合計は、1,503人でした。
日本の現状と比べてみても、人口比からみても台湾の急増ぶりが分かります。
私が台湾を離れた直後にHIV感染者、エイズ患者が増えたのですね。
これから台湾に旅行に行くあなた。台湾はとても食べ物が美味しくて、観光名所も
沢山あって、オススメの国です。
しかし、HIV感染にはくれぐれもご注意ください。
もっと台湾の夜の事情、HIV事情を知りたい人はこちらからどうぞ。
それでは楽しい連休をお過ごしください。