エイズに対する関心度 | HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査の受け方

HIV(エイズ)検査を受けようとする人に、検査の申し込み方法や注意点などを紹介するブログです。

このブログも最近はすっかり月に1回の更新ペースになってしまいました。ホント、たまに訪問してくれる


あなたには大変申し訳ないです。すみません!


さて、前回ブログを更新したのは2月の8日だったのですが、実は2月7日、8日はちょっとした異変が


起きていました。


それは、私が運営している、「HIV(エイズ)検査完全ガイド」 と言う姉妹サイトでの出来事です。


その姉妹サイトは、だいたい1日の訪問者数が500人から700人くらいのサイトです。


それが、2月の7日と8日の両実は何と1,700人ものアクセスがありました。


これはいつもより1,000人も多い数です。私は目を疑いました。


いったい、これはどうしたことか?全く理由が分かりませんでした。



それからしばらく考えて、やっと理由が分かりました。2月8日のこのブログでも書いた通り、2010年の


エイズ動向が2月7日にエイズ動向委員会から発表になったのです。


それがニュースになって、けっこう話題となりネットをにぎわせました。


そのニュースを見た人たちが、HIVやエイズをキーワードにネット検索をしてその結果、姉妹サイトを


見に来てくれたのだと思います。


ですから完全な一過性であり、1,700もアクセスがあったのは2日間だけで、すぐに平常通り、


いつものペースに戻ってしまいました。



さて、この2日間の急増がいったい何を意味するのか? ちょっと私は考えました。


結局、これはいかに日頃、HIVやエイズがニュースネタになっていないか、珍しいか、と言うことを


示しているのではないでしょうか。



ここ数年は保健所でのHIV抗体検査数が減り続け、いきなりエイズの発症件数は増え続けています。


各メディアは社会全体としてエイズに対する関心が薄れているのではないかと危機感を伝えています。


でも、こうしてちょっとニュースになっただけで反応する人は大勢います。


つまり、エイズに対する情報発信が量も質も不足しているのだと思います。



「HIVに感染して困るのはあなた自身なのだから、あなた自ら情報を求めるべきだ。」


こんな声が聞こえてきそうです。確かに正論です。



しかし、HIV感染は初期段階を除けば何も自覚症状がありません。


初期の症状も風邪に似ているし、放置してれば治ってしまいます。しかも必ず出るとは限りません。


自覚症状がないのにわざわざ時間と手間をかけてHIV検査に行くには、行く必要性、メリットを


理解してもらう必要があります。


国や地方自治体が色んなHIV感染予防のキャンペーンなども行っていますが、


いったいどれだけの認知度があるでしょう。


いったん関心の薄れてしまった人には、まるで日常の見慣れた、聞きなれた風景みたいで


ちっともインパクトがないのでは・・・・そう思えてなりません。



もっと多くの人の目を引き付ける、インパクトのあるキャンペーン、啓蒙のやり方を考える必要が


あるのではないでしょうか。


例えば、著名人や人気アイドルなどを用いた複数メディアによる一斉キャンペーンとか。


大きな話題となれば、それだけでも関心をひくと思うのですが。



「そんなのは一過性だ。もっと継続8的な地道な活動が必要だ。」



そんな声がまた聞こえてきそうです。しかし、たまやるいつもと違うインパクトは絶対に効果的だと


思うのです。それがきっかけで、HIVやエイズに目を向けてくれるようになるかも知れません。



特に感受性の強い若者は、自分が尊敬す有名人や、大好きなアイドルが「HIV検査」の重要性を


語れば、きっと耳を傾けると思うのです。



きっかけさえあれば、決してエイズに対して無関心のままではない。


2日間のアクセス急増で私はそう感じました。



もっとも、国や地方自治体はどこも財政難だから、有名人やアイドルをキャンペーンに使う


お金がないのかも知れません。しかし、中にはボランティアでやってくれるアイドルもいるのでは


ないでしょうか。あなたはどう思いますか?