さて、前回の続きです。
HIV(エイズ)検査を受けに保健所に行った私は、やっと検査の係員と「検査部」の部屋で対面
出来ました。
小さな部屋で事務机をはさんで係員の若い女性と向かい合って座りました。
まず、係りの女性から検査を受けるにあたっての簡単な説明がありました。
◆今日の検査はスクリーニング検査であって、もしも陽性だったら確認検査が
必要であること。
◆感染の可能性から3ヶ月以上たっていないと、正確な検査結果が出ないこともある。
◆HIV感染以外の性感染症も検査が無料で出来ること。
◆今日の検査は即日検査なので、採血後30分ほどで結果が分かること。
◆確認検査になったら、1週間から2週間くらい後で、また結果を本人が聞きにくること。
◆そこで陽性が確定したら、個人情報を聞くことになる。
そんな説明がありました。
それから、簡単なアンケートに協力して欲しいと言われました。
内容は、今日どうして検査を受けようと思ったのか、感染の可能性のある行為とは
どんなものだったのか、その相手とはどんな人だったのか、こんな質問でした。
あまり詳しく回答する必要はありませんでした。
例えば、感染の可能性のあった行為の相手、については、同性が相手だったのか
異性が相手だったのか、また日本人か外国人か、こんな感じです。
しかも、答えたくなければ答える必要もありません。
そこはまったく気楽です。
当然、個人が特定できるような質問はありません。
アンケートの中にはHIVやエイズに関する10の質問がありました。
これはどの程度正確な知識、情報を持っているのか、確認するためらしい。
私はたぶん、全問正解だったと思います。自信ありです。
それから、採血しました。5CCほど必要らしいのですが、実際にはどのくらい血を
抜かれたかなんて、分かりません。通常の健康診断のときに採血する量よりは
ずっと少ないようには思いましたけど。
「それでは、30分後にまた来て下さい。」
そう係員に言われました。そして、検査申し込み書を持たされました。
これは検査を受けた本人であることを確認するための用紙です。
名前などの個人情報をいっさい出していないので、何か目印がないと血液が
誰のものか分からなくなると困るからでしょう。
私はいったん保健所の外に出ました。中で待っても構わないと言われたのですが、
どうもそれは嫌でした。まだHIV検査に来たことを知られたくないとこだわっていました。
それで、保健所のすぐ隣にあるファミレスに行きました。
ロイヤルミルクティを飲みながら時間をつぶすことにしたのです。
ファミレスで待っている間に気がついたことがあります。
どうもHIV検査の係員に対して違和感があったのですが、その原因が分かりました。
係りのあの女性は、白衣を着ていないのです。
保健所で、HIV検査をするために採血を行う。これって、普通に考えたら医療行為では
ないでしょうか。
私はれっきとした医療行為だと思うのです。
でも、彼女の服装はまるで医療行為とは無縁のかっこうでした。
セーターにパンツ姿です。私服だったと思います。
うーん、これって、どうなんでしょうか。保健所に来たのが生まれて初めてだから
そこの感覚はよく分かりませんが、これが普通なのでしょうか。
ロイヤルミルクティを飲んでいる間に、そんなことを考えていたらあっという間に30分が
過ぎてしまいました。
すみません。
また長くなったので、次回が保健所で検査を受けたシリーズの最終回ってことで、今回は
この辺で。こんなに引っ張ってすみません。