【具体的な参考書に入る前に】
「いまやってる参考書を変えない!」
このブログではおすすめの参考書を紹介するとともに、広く使用されている参考書の使用法・注意点にも触れていきます。「今使用してるものを活用してどう合格するか」という最も効率的な戦略を作るための一助になればと思います。
最近の参考書サイトを見ると「王道を否定したがる君」が目立ちます。
王道を否定すると、一見自分の観察眼を鋭く見せることができますが、しかしそれらの多くは極めて偏った、あるいはその場の思いつきの批判であるように思います。ベストセラーには、他の個人が作った参考書とは比べ物にならない手間と費用、念入りな市場調査が行われていますから、どこぞの馬の骨ともわからないものの無責任な批判よりも断然信用できます(もちろん私も含めてです)。
また特に高校生の方は、学校の指定教材を投げ出すようなことだけはやめてください。「学校はターゲットだけどネットで否定されてたから単語王使お」なんて絶対ダメです。東京で生まれたのに大阪弁使ってるやつくらいミスってます。
大切なのは「一冊を完璧に」です。必要以上の潔癖は身を滅ぼします。
※ただし、「文法書を熟読しノートにまとめる」や「ペーパーバックを一冊読む」などの宿題は、「英語力を上げる」よりも「従順な生徒を育てる」という政治的な目的が強いですから、代替方法を使ってサボタージュしましょう(いつか書きます)。
【ターゲット1900】
おすすめ度:☆5つ(自分の生徒が使わざるをえないものは全面肯定する主義なので)
【長所】
・頻度順なので「最初の方だけやたら覚えてる」でも全然いい
・時の洗礼を受けてるので、単語選定に信頼がおける
・シンプル構成なので、気合いさえあれば1日100個ペースでも覚えられる。
・シンプル構成なので、一度の復習はラク
・英検の勉強にシフトしやすい(英検対策書は旺文社の独断場のため)
【短所】
・丸暗記型なので、少しのブランクですぐ忘れる→飽きやすい人には危険
・例文を聴きまくる・読みまくるという苦行に耐えられないときつい
・早慶には絶対数が足りない
・これだけで長文が読めるようになると思ってる人が多い(前書きからそのように読み取れてしまう)
【使い方】
シンプルさ・工夫のなさを逆に利用しましょう。
①まずは例文を使わず、単語を一語一義で高速インプット→見開き5ページで1セット(50単語)。1ページ毎にフラッシュ(英→日、日→英共に0.1秒以内に答えが出る状態にする)。部活生なら一日1セット、余裕がある人は2セット。暗記は通常「当日・翌日・翌々日・一週間後・二週間後・一月後」だが、本書に限っては「一週間目は毎日」「二週間目は3日おき」「それ以降は一週間おき」のように、通常の倍以上の復習を入れる。※数字は目安
②200覚えたら、例文を目で追いながらリスニング(平均3回)。多くの場合この辺りで脱落するので(そしてターゲットのネガティブキャンペーンを始める)、ハチマキでも巻いて意識を高める。
③partが終わるごとに一週間かけて総復習。part3はマーチ以上を目指す人のみ。
【注意点】
①毎日やる
→「寝る前20分+起き抜け10分」のように学習時間を確定させる
②「ペースを変えない」
→減らすだけでなく、増やすのもダメ。「今日は気分がいいから300個覚えよう」のように調子にのると、復習で絶対にこけます。そのようなときは、既習単語の例文読解に当ててください。
③単語の訳を覚えるだけではまだ途中。例文読解を勉強の中心にすること。
→単語を一語一義で覚えるだけでは長文は絶対読めません。例文中で生きた単語として触れなければ意味がないのです。綺麗事ではありません。実際にやってみればすぐ実感できます。
※私自身は生徒にはDUOや単語王を勧めていますが、ターゲットを使用している生徒も上記のやり方を守っていればみるみる語彙力をつけています。「ターゲットを全部覚えたのに長文全然読めねー君」の特徴は、「例文を活用してない」「単語力だけで長文を読もうとしている」のどちらかです。また下記の速読英単語と本書を比較する人もいますが、両者は用途が全く別です。カレーとらっきょうの優劣を語るようなものです(逆にいうと併用出来ます)。