元衆院議員でタレントの杉村太蔵氏が9月28日の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」で、26日に会見を開いた兵庫県の斎藤元彦知事について「ゾーンに入ってるな~」と語った。
会見で、9月30日付での失職と出直し選出馬を表明した斎藤氏。杉村は「会見見てて何か斎藤知事、ちょっとゾーンに入ってるなと思って…」と感想をもらした。
「皆さん経験ないかもしれないけど、僕は経験ある。日本中からバッシング浴びるでしょ?そうするとね、その逆風が強すぎて、ときどき気持ちよくなる時があるんですよね」と、自身の議員時代を重ねた。
「確かに経験ない、どういうこと?」「われわれ凡人には分からへん…」と今田耕司らに問われ、「あまりにもバッシングが強くなるとね、バッシング・ハイみたいになってくるんですよ」と説明した。
これに、スーパーマラドーナ・武智も「僕も上沼恵美子さんの件で大炎上して誹謗(ひぼう)中傷2万件来ました。ハイになって3日ぐらい寝なかったです」と、共感した。
杉村は「その何万件の誹謗中傷の中に、1件ぐらい“頑張って”“応援してます”ってのが混ざるんですね。そうするとものすごく勇気がわいてくる。あなたのために頑張ります!みたいになる」と語り、「まさに今の斎藤知事やん」と今田は驚いていた。
まあ、この指摘も、印象としてはあるかもしれないが、斎藤知事の場合は、もっと精神的なSM体質(Sのほう)なんじゃないかと思う。
しかし、この問題、斎藤知事だけでなく、維新の会への信頼に響いた。
この間の調査によると、維新の支持はかなり落ちたと言われる。
維新のイメージスローガンだった、「既得権政治の打破」・「聖域なき改革」という当初のスローガンは、有効なのか?
かなり疑問なってきた。
ここにきて、皮肉にも、維新そのものの「既得権政治の打破」・「聖域なき改革」が求められている事態になっている。
どうも、この看板スローガンは、チャレンジャーで初めての攻めのときだけ有効な気がする。
いま、自民政治に代わるというときの政治姿勢としては、みずからが「ゲーム・チェンジャー」になる覚悟でなければならないだろう。
個人的な考えとして、
「カネの透明化」(クラウド会計)
「おもての利権・うらの利権の解消」(利権項目の明確化)
「地域経済の好循環的転回」(レオンチェフ表のようなものの作成)
「住民本位のグローカリズム」(マイクロ地方自治を指向)
「抑圧する政治から自由の政治へ」(脱・上意下達 不当な権力・人事行使・パワハラ=第三者機関の監視・告発体制)
などが考えられるかと思う。
政党中心ではなく、もっと、市民(運動家)のみなさんも、行動しましょう!
そこで一句。
ハイのまま穴を探せぬ穴惑い ひうち