二階俊博・元幹事長の「書籍代3500万円」に「定価2500円なら毎年4700冊?!」のカラクリ?
――ロバート・キャンベルさん、思わず憤慨!
日本文学研究者のロバート・キャンベルさんが10日、自身のX(旧ツイッター)3500万円の書籍代を支出していたことに憤った。
キャンベルさんは問題を報じたネット記事を添付したうえで、「1年間で約1170万円分の書籍を購入。定価2500円だとすれば毎年4700冊。3年間で14000冊か」とあきれ気味。
キャンベルさんも多数の本を所蔵しているといい、「汗牛充棟の荒ら屋に住む私が気になるのはやっぱり収納」「地域図書館が使う閉架書架の計算では約70㎡が必要だ」と指摘し、「その書籍は今どこ?書目は?公表できないなら全額を国会図書館に納付せよ」と厳しく記した。
コメント欄には「電子書籍かもしれませんね」「買ったそばからBook off」「一日に38冊読む計算」「3500万円分の本を読破したら知の巨人になるしかない」などの声が寄せられている。
なお、このカラクリは、重要な後援者や知人の出版物を、500部?とか買い上げて、知人や後援者に献本する(2000円の本500部で単純に100万円だ)。
この類の本が、年5冊で、500万円、3年間で1500万円かかる計算だ。
もうひとつは、 ❶オーラルヒストリーや❷自伝本を300万円の個人助成(負担)で、出版社経由で作成し、価格3000円のものをさらにあえてひいきの書店で定価で1000部買いあげる、とする。
これで、約600万円かかる算段だ。
❶❷とも、2冊つくると、1200万円かかる。
結構な支出だ。
これは、同じようなことを、元KT市の市長選にはじめてKD氏が出馬したときの方程式だ。
K委員会の予算で、2冊の本をつくって書店で買い上げたという。
足がつかない政界の常識がいろいろあるのかもしれない。
そこで一句。
稀覯本あつめて金(カネ)へ錬金術 ひうち
【追記】
元衆院議員の宮崎謙介氏が2月11の「サンデージャポン」(TBS系)に出演。
自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が3年間で書籍代に約3500万円を支出したことについて言及した。
元二階派の宮崎氏は「これは二階先生がご自身で読まれた本のために使われたものじゃない。子分とか支援者の方々が新しく本を出しましたと言うと『数百部買ってやれ』と言って。(本を)買って、色んな方々に配っているということに使われている」と解説した。
自身も本を出版した際に「ご案内しようと思ったら秘書にブロックされました。買ってくれるのは間違いないんだけど、買ったら色んな人に送るのは秘書の役目なんです。それが大変だから『そういう目的だったら、やめて下さい』と断られたことがあります」と自身の経験を明かした。
元衆院議員の杉村太蔵氏は「今の話を聞く限りでは、政治活動費として明らかに違法な支出ではない。だからなんで最初から書かなかったのか」と疑問を呈した。
その疑問に対してデーブ・スペクターは「だから書籍代に全部使ってないからですよ」と切り込んでいた。
だったら、領収書はもらえたはずだ・・・オモテに出せないからウラ金なんだぜ。
【追記その2】
報道によると、2月8日の衆院予算委員会で、立憲民主党の藤岡隆雄衆院議員は、二階氏の資金管理団体「新政経研究会」が3年間で約3500万円の書籍代を支出していたとして、林芳正官房長官に「家一軒建つくらいの書籍代が支出された。いったい何万冊が購入されたのか」と質問。林氏は「個々の政治団体の収支報告書の内容について確認を求める立場にない」と答えた。