高市早苗経済安全保障担当相は17日、自身が主催する勉強会の狙いについて、「国家安全保障戦略の中の、国力の各要素を深掘りする」と説明した。次期総裁=首相候補の高市氏だが、妙に、気持ち悪い含み笑いをする写真が多いと思うのは、私だけだろうか?。

 まあ、よいところとしては、この人には、自民の女性議員にはめずらしく親の七光りがない、あるのは、松下経世塾の人脈くらいだと思ったが、以外にも手堅い保守右派の人脈も持っている。

 

 ゴリゴリの右派は、現在の憲法は「連合国のとくにアメリカの押付け憲法」だから、認めてないんだろう。しかし、伝統的な価値観を体現した憲法を指向しているところ、時代錯誤感がある。まあ、それを支持する層もかなりいるので、戦略的な信条形成の疑いもあるが、それは人それぞれなので、しかたないだろう。

 

 ところで、高市氏が主催する、名称=「『日本のチカラ』研究会」は、11月15日に初会合を行い、呼びかけ人の山田宏副幹事長のほか、有村元行革相、杉田水脈議員(この方も参加OKなんだ)ら13人の自民党の国会議員が参加した。

  高市氏は17日の記者会見で、この勉強会のねらいについて「岸田内閣が閣議決定した国家安全保障戦略の中の、国力の各要素を深掘りする」と説明したうえで、「勉強の成果の内容によって、各所管大臣に申し入れをすることも可能だ」と強調した。

 

 また、勉強会の入会者が、現時点で45人いることを明らかにした上で、「自民党の政調会の中での議論に役立ててもうらうことを想定している」と述べた。 この勉強会をめぐっては、来年秋の総裁選挙を見据えた動きとみられていて、派閥に属さない高市氏にとって、党内基盤作りにしたい狙いとみられているが、現職の閣僚の勉強会立ち上げは、異例の動きで、岸田内閣の支持率が低迷している中、党内に波紋を呼んでいる。

 

 まあ総裁選勝利へのデモンストレーション色が強いが、まあ、やるならやったらええやん、と思ってしまう。

 でも、風格的には、(あまり首相になりたいという熱=アフェクションがない)上川陽子さんに、(人間的に)負けてしまった感はある。

 

  まとめに一句。

 

          木枯しや奈良には奈良の柿の種  ひうち

 

 *追記: なお、高市氏の呼びかけに応じて初会合に参加したのは、安倍派から堀井学衆院議員(内閣府副大臣)、杉田水脈衆院議員、山田宏参院議員、麻生派から山本左近衆院議員、有村治子参院議員、茂木派から小野田紀美参院議員、二階派から高木宏寿衆院議員(復興副大臣)、森山派から鬼木誠衆院議員、無派閥の石川昭政衆院議員(デジタル・内閣府副大臣)、土井亨衆院議員、黄川田仁志衆院議員、三谷英弘衆院議員ら12名の面々、だという。。