佐藤 聖子という歌手を知っているだろうか? 

佐藤聖子(さとう せいこ、1971年8月11日 - ;47歳)は、残念ながら今はもう歌手を辞めたそうな。現在はフラメンコダンサーになったとのこと。

ええッ、なんでフラメンコなん? 「ふらっふらっふらっふらっメンコ~~鮮やかに」って、米津玄師が出てくるぞ!


その佐藤聖子は、高校時代フォーライフレコードのフィーメール・オーディションに合格。1992年、ガールポップ・ムーブメントの最中にフォーライフ・レコードからデビュー、1998年にかけてシングル13枚、アルバム6枚を発表した(アルバムは『SEASON』の33位が最高)。

商業的に大きな成功をおさめたとは言い難いが、「かすかにハスキーなハイトーンボイスとグルーブ感あふれるボーカルセンスには独特の魅力があり、良い楽曲に恵まれたこともあって熱心なファンを獲得した」とある。

ここにいう、透き通っているようでも、ややシェイディで、聴き手がキュンとなるなにか、をもった声質の歌声は、たしかにグルーブ感があった。だから、恋に揺れる思いが聴き手にキュンキュンきてしまうのだろう。

この声と発声法は、正直、この世代において他に類がなかったと思う。

どこかのインタビューで、周りから言われて、マライア・キャリーを意識していると言っていた。

彼女の音楽スタッフも、それに照準を当てた楽曲・編曲を試みているように思える。

 

 

引退後は小学校時代から学んでいたフラメンコのダンサーとして活動し、埼玉県上尾市において「佐藤聖子フラメンコ教室」を開講している、という。

しかし、彼女には、ぜひとも、1980~1990年代のヒットナンバーをカバーしたアルバムを、その声で出してほしい。「柴田淳」とは違うテイストで売れると思う。
 

おもに、1980年代に活躍した、松田聖子、中森明菜らが、1990年代には後景にしりぞき、ダンサブルな安室奈美恵や4人組のSPEEDが活躍し人気を得だした。

この1990年代後半までの間、これと言った女性シンガーが出なかったと思う。2000年代には、浜崎あゆみなどが出てくるのだが。

 

この佐藤聖子は、彼女が、京都のアルファステーションで、小さな番組を持っていたころ私はよく聞いた。顔も知らぬまま、話す声に、いいものを感じとった。その時は、新曲「さよならが教えてくれる」のプロモーションだったような気がする。

聴いたとたん、「なんていう素敵な声質だ」と、すぐに録音した記憶がある。

「ハイトーンながらかすかにハスキー」という紹介はたしかに納得するが、「ハスキー」というより「蔭をもった甘い声~それでありながらハイトーンでうねる感じ、そう、今風な失恋・片恋の SWEET PAIN 感を歌うにふさわしい声」なのだ。

 

ここ数日、佐藤聖子のとりわけ、「PAIN」「JASMINE」「さよならがおしえてくれる」の揺れる恋心の3曲をヘビーローテーションで聴きながら仕事をした。さらには、Youtubeにアップされたそのほかの曲も(佐藤本人がアップしている形跡もあるなあ)。

 

 

個人的には、「聖子を超える聖子あらわる」、といえるのではないかとひそかに思っていた。が、いつのまにか、記憶から遠ざかっていた。

なぜ、今頃思い出して聞き直しているかというと、いきものががりの吉岡聖恵と比べてみて、やはりダントツに佐藤聖子のほうがいいと思ったからだ。

引退しなければ、いまごろ聖子の本家=松田聖子の価格を超えるディナーショーを開いていたかもしれないぞよ。

 

ひとり納得。

 

 そこで一句。

           性能は聖子のセイコー冬銀河   ひうち