OXの「スワンの涙」は、橋下淳、筒美京平コンビのOX第三弾のヒット曲だ。

歌詞も単純な曲だが、いま聴くとなかなか味わいぶかいものがある。

最近、youtube に、奥村チヨの曲がアップされだした。引退間近だからか?

そこに、「スワンの涙」のカバーがあった。これは、1968年頃だと思う。

 
奥村の独特の色気のあるエロキューションは、活きてはいるが、この曲は、野口ヒデトのねっとりした歌いまわしに、軍配をあげたい。
 
それだけ、当時のGSには、声に色気のあるボーカルが多かった。
それは、またの機会にして、
野口ヒデトのどこがいいか、歌詞にそって見てみよう。
 
きみの”すてき~な ”ブラックコート    **きみのすてき~な のエロキューションが粘っこいエロスがある。全体に粘っこいのだが。
ふたりで歩く,さかみ~ち~に~
 こぼれるような,鐘~の~お~と

い~つ~か きみ~が,見たいと言~った
遠~い北ぐ~にの みずう~み~に~,かなし~いす~がたスワンのな~み~だ~

   あの空は,あの雲は,知っているんだね  ⇒奥村のものはカットされている **これがいいのに!

 

**以下は、普通に書きますよ


離れたくない ふたりの 午後は 港の見える 坂道を
ちいさな (ㇵ) にわで おはなししましょ~  **この(ㇵ)と聴こえる休符(野口)は、奥村ではない。ここがポイント。

い~つ~か きみ~が,見たいと言~った  ⇒やっぱ、ここがいいわ
遠い北国の 湖に,かなしい姿スワンのなみ~だ

ということで、デビュー曲「ガールフレンド」も、失神ナンバー「テル・ミー」も、野口ヒデトの粘っこさが簡単に聞こえる曲に奥行きを与えているのではないだろうか。
その後、野口が演歌歌手になったこともうなづける。
ーーしかし、残念ながら、このころの声の若いが粘っこいエロスは、もうなくなりつつあった・・・
 
                             【ひうちくん】