名建築を歩く 村野藤吾「森田ビルディング」(大阪府) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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名建築シリーズ412

森田ビルディング

 

往訪日:2025年9月30日

所在地:大阪市中央区備後町2-4-6

見 学:一階ロビーのみ

アクセス:地下鉄中央線・堺筋本町駅から6分

■設計:村野・森建築事務所(村野藤吾)

■施工:戸田組

■竣工:1962年

 

《珍しい黒御影の村野建築》

 

引き続き大阪建築落穂ひろい。次なる建築は森田ビルディングである。部分改修されたものもあるが、堺筋界隈には村野の作品が比較的多く残っている。森田紡績工業株式会社の大阪営業所を兼ねたテナントビルとして竣工した。半世紀以上昔のものとは思えない。

 

 

鉄筋コンクリート造地8階建て。9階には茶室があると記されているが塔屋ということだろうか。村野建築としては珍しくカーテンウォールに黒御影石をあてた。鏡面仕上げなので総ガラス張りのような洗練された印象をうける。

 

 

こういう異素材の組み合わせもいい。

 

 

総ガラス張りのエントランス。

 

 

天井にもステンレス。

 

 

おお。立派な村野デザインだよ。

 

 

残っているだね。手摺の高さ制限が変わる前の建築なのだろう。竣工当時はこのモチーフが連続していたんではないか。

 

 

手摺の曲線も見事。手作業の打ち出し加工だろう。

 

 

壁のマーブルは改修かも。

 

 

実際に訪れてみると見所が希薄で、割と萌えづらい近代ビル建築。その点、村野は違う。

 

 

佐賀出身なのに関西中心に大きな足跡を残した村野。そんな村野に親戚であるかのような錯覚と誇らしさを感じるのは、ただひとえに、同じ九州から飛び出して根無し草のように生きてきた自分の人生と重なるせいかもしれない。

 

「大きく出たね」サル 較べる相手じゃないやろ

 

(つづく)

 

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