名建築シリーズ364
旧横浜商工奨励館(現 横浜情報センター)
往訪日:2025年8月23日
所在地:横浜市中区日本大通11
開館:10時~17時(無休)
アクセス:JR関内駅から7分
■設計:横浜市建設課(改修:日建設計)
■施工:岩崎金太郎(改修:鹿島・和同JV)
■竣工:1929年(1999年改修)
《上層はないものとしてみよう》
続いて訪ねたのが旧横浜商工奨励館だった。いわゆる関東大震災の復興建築である。ご存知のように横浜(特に関内周辺)は東京以上の被害をうけたことで知られる。その復興支援の基地として建設された。設計は横浜市の直営。
「地震こわいにゃ~」![]()
惜しいことに1999年に高層棟を増築。横浜情報文化センターとして利用されている。
旧建築は4階建てRC造。一階に張りめぐらされた深い庇がモダン。
典型的なアールデコ様式。
風除室をへて内部に入るとこのような感じ。
風除室の明り取りは東洋のエッセンスが取り入れられている。
テナントスペースは改修されて元の姿は跡形もないが、階段室と4階の貴賓室がそっくり当時のまま残されていた。
小口の化粧タイル。
赤御影石にみえる高欄部は人造石の研ぎ出し仕上げ。
内装はどこまでも和洋折衷。
手摺部分はフズリナを含む大理石だった。
二階ロビー
そこから踊り場をへて貴賓室のある三階へ。
竣工した4月23日に来賓として当館を訪れた。
天井画や漆喰細工は修復だが、忠実に再現されている。
照明は往時のものを修復して再利用。当時の雰囲気が伝わってくるね。
鳳凰と蓮華。
外国人の来賓も想定しての意匠かな。
東洋趣味一色だ。
金物細工も豪華。
復興にかける当時の横浜の様子が感じられる建築だった。
(つづく)
ご訪問ありがとうございました。




















