サルヒツの酒「菊姫 加陽菊酒 荒走り R5BY」(菊姫合資会社・石川) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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サルヒツの酒【第308回】

菊姫 加陽菊酒 荒走り R5BY

 

製造年月:2024年3月

生産者:菊姫合資会社

所在地:石川県白山市

タイプ:吟醸酒 荒走り(醸造アルコール添加)

使用米:兵庫県産山田錦100%

精米歩合:55%

アルコール:17%

杜氏:ーーー

販売価格:2,750円(税別)

※横浜君嶋屋限定品

 

※味覚の表現は飽くまで個人的なものです


今夜の酒は石川の菊姫。普通にスーパーで買える大手銘柄だ。そんなもの(失礼)をわざわざ取り上げるのか。そう。取り上げる。確かに一般流通しているが、菊姫合資会社はあの名匠・農口尚彦氏が杜氏として腕を磨いた蔵で奥深い生酛の味わいが愉しめる。だからこそ特約店だけに卸す逸品を家飲みしようと虎視耽々と狙ってきた。(2024年12月27日賞味)

 

「おおげさ~」サル

 

厭ならひとりで。

 

「のむのむ」サル 高いならなんでも

 

 

菊姫合資会社の創業は天正年間(1573-1592)にさかのぼる。屋号の由来は発祥の地・鶴木町。1928(昭和3)年に改祖して現在に至る。三増酒が普通だった昭和40年代に純米酒や吟醸酒の研究を開始。更には山廃仕込みを復活させ、今の菊姫の味を完成させた。

 

 

今回のR5BYの熟成酒は横浜君嶋屋の限定品。昔から“加賀の菊酒”は有名で諸説あるが、水のいい鶴木町は野菊がたくさん花を咲かす土地柄で、「加陽」は加賀国で一番先に陽が昇るかららしい。要するに加賀の旨い酒だ。

 

 

熟成ということで強い酸味と特有の熟成香を予想していたが、拍子抜けするほど爽やか。さすがは吉川特A地区の山田錦に拘っただけに洗練されたシャープな口当たりから始まり、次第に米の濃厚な旨味が頭を擡げてくる。甘いと聞いていたが、その甘さもユキヒラで少し焦げ目をいれたときの水飴を水で溶いたようなニュアンス。アル添の重さも感じない。

 

「全然みりんじゃないね♪」サル うまー

 

これなら生酛が苦手なおサルもいけそうだ。

 

 

平爪蟹の塩茹で

 

生酛系吟醸酒ということで濃厚系を。身は少ないが味噌が旨い。

 

 

猪ブロック肉の炒め物

 

パクチーと胡麻菜を添えたが、胡麻菜のほうが合いますな。処理のいい猪肉は余計な味つけは逆効果。塩と胡椒で十分。黒胡椒は極小まで挽いたほうが肉の旨味が引き立つ。

 

「両方ともお酒にあうね」サル

 

そう思って冷蔵庫に寝かせていたのよ。

 

 

初家飲みの菊姫。大手蔵の場合はとことん拘った限定品に掘り出し物がある。そんな時はカネに糸目をつけてはならない。普段は10円、100円を節約している身分でいうのもなんだが。

 

「酒は値段に比例すゆ」サル

 

(おわり)

 

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