サルヒツの酒飲みライフ♪【第257回】
村祐 本生 紺瑠璃ラベル
製造年月:2024年3月
生産者:村祐酒造㈱
所在地:新潟県新潟市
タイプ:非公開
使用米:非公開
精米歩合:非公開
アルコール:非公開
杜氏:村山健輔氏
販売価格:1,800円(税別)
※特約店限定販売品
※味覚の表現は飽くまで個人的なものです
ひつぞうです。今夜の酒は新潟県の村祐。その紺瑠璃ラベルです。常盤ラベル、茜ラベルの三定番。謂わずと知れたシークレット銘柄で“新潟の酒=淡麗辛口”のイメージを突破した記念碑的作品でもあります。先入観なしで飲んで欲しいという蔵元杜氏の思いから使用米、精米歩合、アルコール度数など全て非公開。愉しみです。(3月21日賞味)
★ ★ ★
ということで寒造りの最中に新潟市内の特約店で手に入れた。
ラベルの文字は初代・吉五郎氏の揮毫。かなりの祐筆。
今回は購入後ひと晩冷蔵庫でおちつかせて即座にいただいた。置いて旨くなる酒質ではない。ちなみに甘さのレベルは茜<紺瑠璃<常盤という順序。値段も甘くなるに従って高価格に。
「ちょうど真ん中なんだにゃ?」
水平テイスティングしないと判らないね(笑)。
本生だが泡つきは殆ど感じられない。(村祐らしく)熟れた洋梨のように上立ち香がふわりとフルーティに薫る。「甘い」という先入観からか然程甘いとは感じない。やや甘酸がかっているがドライ&クールな印象。むしろカテキンのような心地よい苦味が支配的だ。男酒のようなザ・日本酒は苦手だが甘いのもどうかなという人(つまりこのひと→ワシのこと?)にお薦めだ。
「うみゃい!」
でしょ。少しずつ飲んでね。
北海道産サーモンにイクラを載せて
最近良い酒でも酒肴に凝ることは面倒臭くなって減ってきたが、村祐と幾つかの銘柄だけは別。
「薬味の新生姜はできるだけ細く刻んだ」
細く刻んだ香りが際立ち魚介の匂いを和らげる。多少脂の甘味のある魚のほうが紺瑠璃にはよくあう。
高知産文旦と胸肉のサラダ 小エビの唐揚げ パクチーを添えて
季節の柑橘文旦の酸味にパクチーの香味。村祐と対抗するかもと思ったが意外に面白いハーモニーに。やはり酒肴は凝った方が愉しい。
「たのしいたのしい」
倖せいっぱいの夜だった。
(おわり)
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