サルヒツのグルメ探訪♪【第180回】
バッカス UOZU
℡)070-8908-8989
カテゴリ:居酒屋
往訪日:2023年4月1日
所在地:大阪府大阪市北区天神橋5-6-23 一松食品センター
営業時間:(不定休)
17時~翌3時(土曜:15時~、日祝日:12時~)
■約15席
■アクセス:JR天満駅から徒歩約3分
■予約:不可
■支払い:現金のみ
《天満で立ち飲みデビュー!》
ひつぞうです。転勤するたびに思います。慣れない生活に対するストレスのせいか、禁酒の誓いもどこへやらで毎日飲んでしまう。ということで、ここのところ殆ど飲み食いブログです。
★ ★ ★
去年数年ぶりに続け様に関西方面を旅した。こういうとき、決まってその地に転勤する。ジンクスは今回も健在だった。まあいい。愉しめばいいのだ。ということで、まずは飲み屋を知ることだ。クオリティの高さで定評のある雑誌『あまから手帖』を手にした。なんと四月号の特集は「日本酒の味」。僕のために用意されたような企画だった。パラパラ捲るうちに気になる店を発見。それがバッカスUOZUだった。
「どんなみせ?」
富山(魚津)の食材をベースにした居酒屋らしいね。天神橋筋商店街にあるって。
「野毛みたいな感じ?」
だいたいそんなところ。
「長居できないにゃ」
河岸を変えればいいんじゃない。
引っ越しの翌日。予想のほか簡単に新生活の準備が終わった。大阪の天気は快晴だった。窓からは六甲山と青い空が見え、耳をそばだてるとイソヒヨドリの美しい啼き声が聞こえてくる。都会の一角ながら、自然を身近に感じられるあたり、悪くないと思った。しかし、出かけるあても気力もない。そうこうしているうちに昼を過ぎてしまった。
「お腹減ったにゃあ」 お腹がくうくう鳴ってるにゃ~
雑誌をパラパラ捲るなり、バッカスUOZUの記事に目がとまった。富山出身のオーナーが出店した立ち飲み屋スタンドUOZUの二号店として、二年前に天神橋筋の飲み屋街に出店したのがバッカスUOZUらしい。一号店が和食材の酒肴を中心にしたのに対して、バッカスは洋食バルスタイル。そして何よりも、手軽な店にも関わらず、富山の幻の酒を飲ませてくれるという。これは行くしかないでしょ。
土曜日は15時開店。さっそく天満まで足を延ばした。ほとんどアル中である。
驚いたことにまだ15時を回ったばかりなのに、どの店も大賑わいだ。さすが食い倒れの街。
当初は立ち飲みスタイルだったのだが、客の要望を容れてスタンド形式になったのだとか。店外にもテーブルがある。時間が中途半端だったせいか、まださほど混んでいない。隣に並ぶ冷蔵庫をチラ見する。すると…あるある。勝駒が♪
さっそく注いでもらった。定番の《勝駒・純米吟醸》だ。もっきりで850円。うまいね。開栓仕立てとはいかなかったが、すっきりとした辛口だ。店長が大の日本酒好きで、レア酒を逐次入荷しているそうだ。
ツマミを注文しよう。
「白エビ!白エビ!」💦
おサルは白エビが大好物なのだ。
ちょうどホタルイカのシーズン。これは愉しみ。
「あれ?ヒツはホタルイカ苦手じゃんね?」
いただく場所によるのよ。
「訳わからん」 へんなの
自家製湯豆腐
富山の醤油はけっこう辛口ですな。花冷えというのだろうか。この日は少し肌寒かったので温かい湯豆腐が絶品だった。
「どんどん頼むにゃ」
マテ貝ガーリック
白エビの唐揚げ
「ヒツも食べるのち?」 分け前減るじゃん
なんでだよ。
「日本酒以外もあるにゃ」
「サル、バッカスレモンサワーにすゆ」
「ドラえもんもついてきたにゃ」
しゃべると反応するね。よく見ると店内のあちこちにドラえもんのマスコットがある。実は富山県は『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄先生の出身地なんだよ。客が少しずつ“奉納”した結果なのだそうだ。
僕はもう一杯日本酒を♪
《千代鶴・純米》
メニューに書いていないが、冷蔵庫にあるのをしっかり見てしまった。これも富山を代表するレア酒。
「味は?」 ちょっとおくれ
定番銘柄だけに、さっきの《勝駒》と同一系統。おいしいよ。
そろそろ河岸を変えた方がいいのかなと思ったが、他のお客も長居しているし、宴会続行。
ホタルイカとブロッコリーのアヒージョ
ホタルイカと菜の花の酢味噌
ホタルイカ尽くし♪
ブラックもつ煮
そろそろしめよう。最後に富山ブラックハイボールを注文した。スタッフに聞いたところ、名物の富山ブラックサイダーで割るらしい。
「サルは普通のハイボール」 濃いめで♪
写真を撮っていると、女性スタッフが「なんならこれも」とサイダーを出してくれた。
大阪の人ってノリがいいよね。
「サルも大阪人だし」 関西弁喋れんけど
おサル、九州育ちじゃん。
「でも魂は大阪なのち!」 邪魔くさいにゃー
おサルは大阪生まれであることに、強烈なプライドを抱いているのである。
最後につついた白エビコロッケに大阪の庶民の味を感じた。
「ひつ、そろそろ走った方がよくね?」 めっちゃお腹出てるよ
(おわり)
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