ぐるめ探訪「うずら家」で戸隠そばを食べる(長野県) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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サルヒツのぐるめ探訪♪【第100回】

蕎麦処 うずら家

℡)026-354-2219

 

カテゴリ:蕎麦

往訪日:2020年4月5日

所在地:長野県長野市戸隠3229

営業時間:10時30分~16時(火曜隔週・水曜定休)

■席:70席

■予約:不可

■カード:不可

■駐車場:15台(店舗から200mほど奥)

 

≪ちょっと多かったかな…≫

 

こんばんは。ひつぞうです。野沢温泉の帰り道、空腹のままではひもじいので、そばを食べて帰ることにしました。せっかく遠出したので、この日は少し足を伸ばして戸隠そばの名店を訪ねました。暫くは信州にもこれないしね。

 

★ ★ ★

 

戸隠神社中社の門前にはたくさんの蕎麦屋がある。修験者向けに提供された蕎麦食がルーツと云われるね。初めて訪れたのは善光寺参りのついでで、その時は岩戸屋で蕎麦を頂いた。その後、幾度も登山で戸隠を訪れて、行列ができる蕎麦屋の存在に気づいた。

 

 

時節柄を考慮して電話で確認すると開いているという。信濃町から黒姫山の裾野をぬった。前日の雪をかぶった妙高山が陽の光に照らされて眩しかった。しばらく山の空気を吸うこともないだろうと思うと悲しくなる。到着した頃には、ちょうどお昼どきになった。だが(御覧のとおり)行列はできていなかった。すいているのかな。

 

200メートルほど奥まった駐車場まで進む。最後の一台ぶんしか空いてなかった。なんだ。それなりにお客いるじゃん。店の前でスタッフがにこやかに迎えてくれた。この店はもてなしの良さでも知られている。

 

 

二階席に通された。他の客が写らないように撮っただけ。満席だった。なんだか意外。

 

 

まずはお通しの白菜の浅漬け。旨い旨い。

 

 

メニューを吟味する。初見の蕎麦屋なら、まずは“ざる”だろう。

 

「おサル、深山おろしにすゆ」サル

 

え?そうなの?

 

≪冷やかけそばに、たっぷりの地大根おろしと、季節の山菜や天ぷらを載せた、当店のオリジナル商品です≫と書いてある。うずら家と云えば天ぷらなのだ。旨そう。

 

じゃ僕もそうしようかな。

 

「ひつは大盛りの大権現盛りにおしよ」サル

 

なんでだよ。

 

と云いつつ、大盛りもいいかなと、つい、いつもの意地汚さが頭を擡げてしまう。

 

 

15分ほどで、おサルの深山おろし(1750円)が座卓に届いた。

 

天ぷらの他にもコゴミ、ウルイ、ミツバなどの季節の山菜が盛られ、ブナシメジとたっぷりの辛味大根が添えられている。どう味は?

 

「お出汁が効いていて旨い蕎麦だにゃ」サル

 

ちょっと頂戴。と有無を言わさずに味見。なるほど。すこし甘辛いのが特徴だね。美味しいよ。

 

そして僕の大権現盛り(1980円)が到来。ただの盛りそばが1980円というのは二人前だから。

 

 

物差しがないとその大盛りぶりが判らないね。語るまでもないが、戸隠そばはこの数束丸めるボッチ盛りが特徴。ボッチは信州の方言で「突起」という意味で、松本には高ボッチ山という山もある。そして余り水切りしないので、つやつやヌメヌメな状態で提供されるんだよ。

 

久しぶりに食べた戸隠そばは、繊細な更科とは異なって、ちょっと大味、ちょっと大ぶりに感じた。家族で訪れる大衆的な蕎麦屋の味わいだね。

 

「ていうかさ。量が多すぎて飽てんじゃないのち?」サル

 

そりゃ僕も天ぷら食べたいよ。

(権現っていえば天ぷらなのに、天ぷら無しとはあまりにご無体すぎる)

 

「あげないよ。天ぷら。おサルの大好物だし」サル

 

けち。

 

「追加注文すればいいじゃん」サル

 

そうか。その手があった。

 

 

すごい量…。でもふきのとうに、コゴミ、ウドなど、衣がサクサクで旨いのよ。ほんと。やっぱり天ぷら頼んでよかったよ。薩摩芋がごつくて、最後にかなりもて余してしまったが(笑)。

 

「天ぷらそば二杯分食べてしまったにゃ」サル

 

困ったね。

 

 

事実、月曜に出勤したら、ウエストが苦しすぎて額から脂汗が滲んでしまった。

 

(おわり)

 

いつもご訪問ありがとうございます。