ぐるめ探訪「中華料理 皇苑」(神奈川・横浜) | ひつぞうとおサル妻の山旅日記

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ひつぞうです。
おサル妻との山旅を中心に日々の出来事を綴ってみます。

サルヒツのぐるめ探訪♪【第18回】

中華料理 皇苑

 

カテゴリ:中華料理

訪問日:2016年9月22日

所在地:横浜市西区みなとみらい2-2-1-3(JR「桜木町」駅より徒歩5分)

◆ランチ営業時間(土日/11:00~15:00) 飲茶オーダーブッフェ(4,536円)

 

 
 
9月22日は祭日でしたね。この日は木曜だったので、あわよくば金曜日に有給休暇を取得して、4連休をどこぞのお山で過ごす予定でした。
 
しかし、もうね。このひと月というもの晴れた日は週に一度というヘッポコぶり。登山は諦めたものの、なんか暴れないと気がすまない。
 
ちびっこいながら、いつも腹を空かして「あれが喰いたい、これが喰いたい」とやかましいおサルですが
今回はそのおサルの企画に飛びついて、暴飲暴食して憂さを晴らそうということに。
 
「誰もそんな約束しとらんよ…」サル
 
よだれ垂れてるよ。
 
 
横浜ロイヤルパークホテルの68階に中華料理の名店があります。ほんとは中華街の猥雑な雰囲気の個人経営の店が好みなんですが、おさるが飲茶の食べ放題に行きたいというんです。
 
食べ放題か。
 
自分の性格を知っているだけに、あんまりよくない気がする。
 
 
 
でも来ちゃった。
 
思わず紹興酒に付いて来るウェルカムスナックに手を出してしまう。
この「ピーカンナッツの飴炒り」がもう最高に旨い!
 
ぽりぽりぽりぽりぽりぽり。
 
「駄目だ。手が止まらん」サル
 
おさるこよ、そんなに食べたら肝心の飲茶喰えんくなるよ。

サル
 
遅いって。気づくの。
 
 
この中から好きなだけ喰えるんですよ。
1時間30分1本勝負。但し一回に注文できるのは五品まで。
オーダーストップは10分前。
恐らく頼んでも出てくるまで時間がかかる。とすれば4順するのが限界か。
最後のデザートまでいけるか?
 
ほんとは前菜から順番にオーダーするのがセオリーでしょうけど
主旨が主旨だけにもう好きなものから適当に頼もう!
 
でも、二人で五品というのもよくないよね。
 
「なんで?」サル
 
だって、3対2で不公平じゃん。
 
「せこいやつ…」サル
 
土日限定のランチバイキングです。オーダービュッフェなのでバイキングですけど
いちいち注文しないと駄目。戦略をもって臨みましょう!
 
ちなみに紹興酒は別料金。当たり前ですけどね。
 
 
まずは前菜。 
四川式鶏のピーナッツソース
 
辛口と書かれていますが全然辛くないです。
 
 
おさるの大好物「クラゲの冷菜」
 
僕はあんまりね、こういうのはね。
 
 
コウイカの湯引き 葱、生姜醤油仕立て
 
烏賊もあんまり得意ではないが、ま、これは旨いかな。
 
軟体動物好きなおサルがメニュを決めているので、なんとなく
スタートダッシュに乗り切れない…。
いや、確かに美味しいんだけどね。
 
 
っしゃ~~~っ! 大好物の麻婆豆腐だ!
 
これはわしが食う!
 
「どんぞ! おサルは海老喰う♪」サル
 
 
海老のマヨネーズ炒め
 
海老もね、なんか生臭くて苦手なんですよ、僕。
 
「でも、おサルはだ~い好き!」サル
 
それって節足動物だよね。ダンゴムシと同じだよ。

サル
 
 
海老入り蒸餃子
 
やっと本来の趣旨に戻って点心登場。
確かにこれは旨い!でもなんで一人一個なの?
他の料理はそれなりの量なのに。
 
いちいち計算してしまうのは…サガですね。
 
 
湯葉のオイスター蒸し
 
芯までしっかり湯葉です。贅沢!
 
 
青菜の塩味炒め
 
これですよ。これ。こういうのが好きなの。僕は。
 
「でも、これっておサルが晩御飯でよく作ってるのと同じだよ」サル
 
せっかくプロの料理を食べにきているのに
ここに至っても家庭料理の味を求めてしまう。
 
でも、料理教室の助手をしていたおサルの手料理は絶品です。
いちおう誉めておく。
 
 
鶏足の黒豆ソース蒸し
 
ここでおサルの箸がぴたっと止まった。
 
「おサル、これ無理…」サル
 
そうでした。おさるはゼラチン質と形そのままな食材はNGだった。
 
忘れていたよ…。
まぁ、ヒツゾウが好きで頼んだ品だから、責任持って食べますけどね。
そういうのに限ってなんだか量が多い。
 
 
更にそういう時に限って、同時に頼んだのが、この豚肉ともち米のカレー香り蒸し
 
もうね、味は濃いわ、満腹中枢を刺激するわで、ちょっと赤信号が点滅し始める。
それでも、まだ行けそうだ。さすが自分。
 
ところがである。
安心して次の料理を待っていたら、綺麗なお姉さんが皿を引きに来て
「あら、まだありましたね」と。
 
なんと、セイロが二段になっているじゃん!
餃子系は1段に一個づつしか出てこないのに。なぜ?(泣)
 
「残されても結構ですよ」と言われたけど、食べ放題で残すなんて品のないマネなどできない。
 
奮闘努力の甲斐もあって完食。
かつてのフードファイターたちは、ほんとに全部食べていたのか?

 

 
だから言わないこっちゃない。
 
そういう展開の時に限って汁物がきちゃう!
 
だれ?これ頼んだの?
 
「自分じゃん」サルライダー
 
 
牛肉入りの中華粥蟹入り鱶鰭スープ
 
普通同時に来るかな。幾ら殆ど水分と言ってもお腹が張るよ、これ…。
 
高級料理にも関わらず、こうなっては味など判る筈もなく…。
 
五目春巻
 
そして、漸く点心シリーズが時遅しとばかりに連続登場。
結構なお味です…はい。
 
小籠包
 
どこかで作戦を間違ったような気がする。
 
「なんでもそうだけど、基本が一番だにゃ」サル
 
ロンメルは沙漠で失敗。僕は飲茶楼で失策。えらい違いだ。
あ~、腹減っている時に食べたら最高だったろうな。これ。
 
(写真の撮り方も既にどことなくゾンザイである)
 
韮入り魚介餃子
 
このあたりは殆どおサルが頼んでいる。ただ今休憩中。とても箸を持つ気にならない。

 

坦坦麺
 
ほんとは迷ってやめようかと思ったんだ。これ。
その時は食べたかったけどもう遅い。脳が完全に店じまい宣言しているもの。
 
「半分手伝おうか?」サル
 
普段はそんな手助けなどまったく無用だが、ありがと。おさるよ。
 
そして、兵どもが夢のあと。
他のお客もほとんど退散し、もうあとはお勘定だけかと思っていた。
 
(今度から作戦をきちんと組もう。)
 
 
なにか運ばれてきた。
おさるが美味しいと言って調子に乗ってもう一回頼んだ天心がまだ残っていた。
この期に及んで、なぜこんなに餅餅のホウトウみたいな皮なんだろうか。
 
隣りのお客様の杏仁豆腐がいかにも旨そうに眼に映った。
 
「デザートに辿り着けなかったにゃ」サル
 
(おわり)
 
いつもご訪問ありがとうございます。