REAL羊介 -2ページ目

REAL羊介

羊介のリアル体験

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しぜんとうた 【自然淘汰】


 ◆生物は外界に適応できるものだけが生存して、できないものは滅びていく


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 雌蜘蛛は真夏の光を浴びたまま、赤い庚申薔薇の花の底に、じっと何か考えていた。


 すると空に羽音がして、たちまち一匹の蜜蜂が、なぐれるように薔薇の花へおりた。


蜘蛛はとっさに眼をあげた。


ひっそりした真夏の空気の中には、まだ蜂の翅音の名残りが、かすかな波動を残していた。


 雌蜘蛛はいつか音もなく、薔薇の花の底から動き出した。


蜂はその時もう花粉にまみれながら、蘂の下にひそんでいる蜜へ嘴を落としていた。


 残酷な沈黙の数秒が過ぎた。


 紅い庚申薔薇の花びらは、やがて蜜に酔った蜂の後ろへ、おもむろに雌蜘蛛の姿を吐いた。


と思うと蜘蛛は猛然と、蜂の首もとへ跳りかかった。


蜂は必死に翅を鳴らしながら、無二無三に敵を刺そうとした。


花粉はその翅に煽られて、粉々と日の光に舞い上がった。


が、蜘蛛はどうしても、噛みついた口を離さなかった。


 闘争は短かった。


(以下省略・・・)


(芥川龍之介 「女」 より)

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きゅうそ・ねこをかむ 【窮鼠、猫を噛む】


 ◆ 追い詰められると、どんなに弱い者でも死にものぐるいで戦うこと。


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近所に茶トラのねこがいます。


その日は外のフェンスのところで日なたぼっこをしているところでした。


よく見ると、首には長くて細いひもがつけられつながれています。


ねこ好きなのでなでようと近寄っていきました。


ねこは、こちらの動きをじーっとにらんでいます。


さわろうと手を出したその時です。













































うにゃっ!













































やけに気合のはいった声で ぱん! ぱん! ぱん!





ねこパンチをくらいました。




「やるな・・・。 ねこ。」



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じぼうじき 【自暴自棄】


 ◆ 「えい、どうにでもなれ」 とやぶれかぶれで、やけになること。


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クレジットカードのキャッシング枠を使い果たした。


今年の7月。140万円。


勤続20年。いままで借金なし。


未だに 「なぜ、そうしたか?」 よくわからない。


とにかく、色んなことがめんどくさくなった。


「どうでもいいや」 って思ってたわりに、支払いのこととか頭にあったのは、なぜだろう。




しかし、すっきりしたのも本当で、前向きな考え方ができるようになった。


きっと、一度は経験したほうがいいんだろうな。


と、思うことにした。


妻1人。子供3人。年齢41歳。マンション所有。月の小遣い5万円。


うぅ・・・。


もちろん家族には、内緒だ。


「一月に140万遊んだ」 とは言えないもんな。




と、言う訳で返済をがんばっている。


返済のあては、スロットしかない。


「だめならバイト」 という考えはあえて持たないことにした。


しかし、11月までに40万の返済ができた。


変な達成感を感じている。




綱渡りをしている緊張感がなんともいえない。


「やる気」 のない時はいい方法かも。


なんて思ってみたりもするが、もういやだな。ふぅ。あと100万。



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たたけよ・さらばひらかれん 【叩けよ、さらば開かれん】


 ・ ただじっと待っているのではなく、自分から積極的に行動すれば、成功への道は開けてくるはず。


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パチスロ吉宗の立ち回りを独自に検証してみました。


10月中ごろから試しはじめて、記録をとったのが最近です。


10月では、深追いし過ぎていい結果を出せませんでしたが、「チャンスゾーン抜け=やめ」を決めたところ


結果がついてきました。


オカルトか偶然か、運が良かったのかまだ解りませんが、収支250Kのプラスは事実です。


最初から記録をとるべきだったのですが、性格上まめではないので最近の10戦データしかないです。




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11月16日

    ・ 適合台 190Gから打つ。

    ・ 投資7K、回収41K (B4R3)

    ・ ホール68台中1台を発見し試打。400のゾーンで解除。


11月17日

    ・ 適合台 200Gから打つ。

    ・ 投資7K,回収25K (B3R1)

    ・ 28台中に一台。こんなものかなという感じ。


11月18日

    ・ 適合台見つからず断念。


11月21日

    ・ 適合台 190Gから。

    ・ 投資14K、回収30K (B3R2)

    ・ 68台中。575Gで解除。空のW忍者に引っ張られた。


11月22日 1台目

    ・ 適合台 220Gから。

    ・ 投資10K、回収10K (B1R0)

    ・ 単発はきつい。


11月22日 2台目

    ・ 適合台 230Gから。

    ・ 投資4K、回収20K (B2R2)

    ・ 28台中。早い時期に連荘がほしい。


11月23日 

    ・ 適合台 250Gから。

    ・ 投資10K,回収19K (B2R0)

    ・ 40台中。新宿西口の某店。


11月24日 1台目

    ・ 適合台 190Gから。

    ・ 投資8K,回収22K (B2R0)

    ・ 68台中の1台。昼の空き時間に。401Gで解除。


11月24日 2台目

    ・ 適合以外の台 193Gから。

    ・ 投資13K、回収0

    ・ 1台目の台が夕方そのままだったので打ってみる。

      結果・・・565Gまでしーん。


11月24日 3台目

    ・ 適合台 190Gから。

    ・ 投資13K、回収0

    ・ 565Gまで鳴かず飛ばず・・・。


11月24日 4台目

    ・ 適合台 190Gから。

    ・ 投資9K、回収89K (B7R3)

    ・ 最初のBIGあと、100G超えのREG3発・・・。きつ。その後、じーBIGで2回1G連。吉宗BIGで初 

      めてWラインが揃った。ちょっとうれし。


11月25日 

    ・ 適合台 183Gから。

    ・ 投資10K、回収9K (B1R1)

    ・ 535Gで鷹狩りから解除。鷹狩りは5回くらい連荘というサービスがほしい・・・。

      やたらに人が多いと思ったら給料日だったようだ。68台もあって1台しかなかった・・・。


11月26日

    ・ 22台中適合台なし。

    ・ 子供たちにケーキを買って帰る。風邪っぽい・・・。


11月27日 1台目

    ・ 適合台 200Gから。

    ・ 投資12K、回収0

    ・ 27台中2台を発見。HITなし。く・・・。


11月27日 2台目

    ・ 適合台 200Gから。

    ・ 投資10K,回収0

    ・ 休日は相性悪いんかな?それともいままでのは単なる思い込み?




これまでの結果です。偶然かもしれません。


ただ、先月の前半はどの台を打てばいいのか解らなかったし、どれを打っても負ける気がしてました。


今は、迷いもなく気持ちも懐も楽です。


引き続きデータを取ってみます。

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しせい・めいあり 【死生、命あり】


 ◆ 人の生死は、天命により定まっていて、人の力ではどうすることもできない。


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死んだのは、1歳9ヶ月の長男だ。


生き返ってからは、何事もなかったように順調に成長している。




その日はのどかな暖かい春のひざしが快い日だった・・・。





真理は姉のユミの家に1人っ子のアキを連れ、遊びに行っていた。


姉妹の会話は止めどなく、お互い機関銃のようにしゃべる。


羊介も時々マリの乱射攻撃に遭う。


口をはさむタイミングを待っていて、30分かかったこともあった。




姉の家は2人兄弟で、上が女の子で5歳、下は男の子で3歳であった。


アキは下の男の子と仲良しで、よく遊んだ。


その日も遊んでいたが、二人で風呂に入りなさい。ということになった。


いつもはお湯を20cmくらいしか溜めなかったが、その日は50cmくらいにした。


2人でいるから大丈夫だろう、と思ったのだ。




しばらくの間姉とタバコを吸いながらしゃべっていた真理は、ふと静かな気がした。


あと1本タバコを吸ってから子供のようすを見に行こうと思った。


子供の声は浴室から聞こえている。


「とりあえず見てこよう。」 火を点けようとしたタバコを置いて浴室に向かった。




浴室では姉の子供の声がしていた。


浴室を開けると、窓からサンサンと日差しがはいっている。


姉の子供はおもちゃで遊んでいる、アキは仰向けになって浮いている。


穏やかな表情で。


・・・・・・・・・・・・?





「・・・アキー!!!!!!!!!」





彼女が事態を把握するまでに、コンマ何秒かの時間がかかった。


この時の声を聞いていた姉さんは 「人間の声じゃなかった」 と話している。





真理はアキを抱え上げた。


抱えた子供は、すでに物であった。


彼女の頭の中は真っ白になっていた。


ただ、ただ、自分の腕の中の子供の名前を呼んでいた。




姉がとんで来た。


姉は夢のような光景を目にして、絶句した。


が、はっとして 「心臓マッサージ!」 と叫んで救急車を呼ぶために居間に走った。





姉の叫び声に彼女の意識が帰ってきた。


発見からここまで数秒しかかかっていなかった。


そうだ。とにかく何かしないと。


子供を床に寝かせ、心臓マッサージを開始した。


・・・何の反応も出てこない。


そうだ。人口呼吸。


とにかく子供の口から息を吹き込んだ。


子供の舌がのどに落ちている・・・。


彼女の意識は 「子供の死」 から離れない。


それでも懸命に息を吹き込んだ。




どれだけやっていただろう。


いくらやっても反応がない。もう、だめだろうか。


ごめんね。アキ。





あきらめかけた時であった。



 

アキがわずかに動いた気がした。


「アキ!」 強く名前を呼んだ。


だが、反応は変わらない。


でも、今動いたのは確かだ。きっと。


「おねがい、生き返って。」 とにかく心臓マッサージと人口呼吸を交互に続けた。


その時・・・。




















反応した!





今、確かに!





生き返った!



心臓マッサージをするにつれ、確実に反応が強くなっていった。




「救急車は?」


姉はまだ、電話のやり取りをしていた。


「生き返った!」 姉に向かって叫ぶ。


「救急車は!?」




救急車が来たのはそれから10分ほどしてからだった。


その間にも、アキの意識は落ちたり戻ったりを繰り返した。


救急車に乗ってからまた意識が落ちた。




羊介に連絡が来たのは、病院に着いてからだった。


「泣いているから、もう大丈夫と思う。」 泣きながらの電話だった。




妻に 「よくやった。」 と言いたい。



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しこうさくご 【しこうさくご】


 ◆ あれこれやってみて、失敗を何度も繰り返しながら目的に近づいていくこと。


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いーち、にーい、さん! だー!


スロ猪木との出会いであった。


機械との相性が存在するのであれば、猪木は最高のパートナーだった。


それまでは、一切スロットをやった事がなかった。




その日、羊介は後輩のタカと仕事で外回りをしていた。


彼はスロが好きで毎日やっているという。


スロに興味がなかった羊介も、彼の話を聞いているうちにその気になってきた。


「それじゃあ、仕事をがつがつ片付けてスロ行こう。」


という話にまとまった。



目的を持つと仕事がおそろしく進む。


昼食も摂らず2時までみっちりやった。


2人ともくたくたになったが、充実した時間だった。


いよいよスロ屋へGO!



タカのお薦めは猪木だった。


羊介は20Kまでの出費を限度と考えていた。


「どのくらい遊べるのかな?」 くらいに考えていた。


ところが、2KでBIGが引けた。


さらにTCに突入。


訳もわからないまま、ただリールを止めるだけでコインはどんどん増えた。


タカは全然のようす。


1時間くらいしたらおしりが痛くなってきた。


タカに 「やめていいのか?」 と聞いてみた。


「100ゲームは最低まわす。」 と言う。決まりみたいなものだそうだ。


やっと100ゲームこなして2800枚でヤメ。


いくらでやり取りしているのかもわからず換金してみると、5万6千円・・・・・・?


なんだこれ?


羊介はカルチャーショックを受けた。


けつの痛いのにはまいったけど楽しめた。


そりゃあ勝ったから当然か?



次の日は仕事を終え、1人で行った。


前日と同じように勝った。


次の日も行った。


8000枚出した。


また次の日、5000枚・・・・・・。


なんだこれ・・・・・・?




土日以外、毎日同じ店で打った。


大型の店舗で、横浜最大と思われた。


猪木は40台ほど置いてあったので、台選びにも最適だった。


とにかく面白くてしかたがない。


しかし、猪木以外には手をつけなかった。


それが自分のスタイルと解っていたからだ。




始めてから約2年、ずっと猪木を打っていた。


ホールに猪木がなくなるまで・・・。




金銭感覚がおかしくなった。


当然のように金使いは荒くなった。が、ほとんど勝ち続けた。



猪木がホールから撤収された時、 「スロはやめだ」 と考えていた。




ちょうどその頃、家では息子のバイオリンを買い換える話がもちあがっていた。


幼稚園の頃から、妻がやらせていた習い事である。


バイオリンもいろんなサイズがあって、最初の 1/16 から今回の 1/1 まで6段階目の買い替えだった。


100万くらいのをなんとか買いたいという。


羊介は息子を呼び、真剣に続ける気があるのかを問いただした。


「やってみる。」 真剣にこう言われたらしかたがない。


羊介は家の中に貯めておいた100万の束を、息子の前に出して 「がんばれ。」 と言った。


 
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ちょうど引退を考えていたので、いい機会だと思ってした事だった。


たね銭も40万くらい残ってるし、とか考えていたのが甘かった。


「吉宗」 に手を出してしまったのだ。


一度1G連を経験したらくせになる、と言われていた機種だ。


つい、手を出して大勝ちしてしまった。


しかし、辛い機種だった。


バイオリンの出費であせっていたのだと思う。


いつものように一歩引けなかったのが敗因だと気づいた時、タネ銭は底をついていた。



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たしせいせい 【多士済々】


 ◆ 優れた人材が豊富にいること。


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羊介は長野の山の中で生まれ育った。


彼は今は亡き祖父母と今でも現役の両親、2人兄弟の兄と猫とでくらしていた。


山と言っても小さい村のような所で、小学校と保育園があるだけのところだ。


小学校も1クラス23人しかいなく、ひっそりした村のはずだった。



しかし、めちゃくちゃな人間がまわりに居すぎた。



1.一軒だけあった床屋の兄貴の電話の会話。


 「もしもし!」 めちゃ声がでかいんだけど・・・。

 「おう!おれだ!」 知り合いなんだべな。

 「おめーはだれだ!」 ・・・・・・。

 

 

2.顔をかくす為、顔にガムテープを巻きつけてバイクで走った実の兄貴・・・。

 

 

3.ZⅡで30mぶっとんだ金髪のにいさん。

 

 「まいったよ~。側溝はまってとんじゃったよ~。」

 今日事故ったのに、なんで平気なんだべ?

 

 

4.女をすすめる例の床屋のにいさん。

 

 「おめー最近どうよ?」 は・・・?

 「どうって?」

 「おんなだよ!おんな!」 まだ中1なんだけど。童貞だし。

 「まあまあっす・・・。」

 「上にいるからやっていいぞ。」 こころの準備が・・・。

 「てめーでやるよりいくらか気持ちいいぞ。」 そんなもんなんですか?

 「今日はいいっす。」 ・・・・・・。

 


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小学校ではバイクを覚え、中学では車を乗り回した。


女は中2になってからだった。

 


だいたい、うちのじーちゃんだってトラクター乗って警察に捕まった時も、



 「免許証ってなに?」

 

という世界だったらしい。

 


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はいちゅうの・だえい 【杯中の陀影】


 ◆ 疑うと、なんでもないことにも怯えること。


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羊介が初めて賭け事をしたのが、いつだったのか覚えていない。




しかし、小学生の2,3年の頃には賭け事を理解できていたように思う。


少額の賭け事でも燃えることができた。


こいこいやオイチョカブは、兄貴とさんざんやった。


勝っても負けてもおもしろかった。


小学校でパチンコに連れて行ってもらってから、ずっとパチンコへの思いが抜けなかった。




高校に行ったらパチンコばかりしていた。


その時分は、まだ羽物もなくチューリップだけのものしかなかった。


それでも、大半は勝った。


バネの調子で、狙う位置にどれだけ玉が集まるか、という台を探し打ち歩いた。


タイガー(羽物)が出現したが、台の狙い方は変わらなかった。


結局、くぎを読めるようにはならなかったが・・・。




デジタルが主流になってきた時、前からやっていた麻雀に転向した。


パチンコで稼げなくなったからだ。




麻雀放浪記が好きで何度も読み返した。


中でも青春編の最初のくだりで、哲がチンチロを3日間 「見」 している所に共感できた。


命の次に大事なたね銭という考えも好きだった。


新麻雀放浪記の大勝の章は自分の目標である気がする。



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救世主とも言える一発台が出た時は飛びついた。


パチンコ台の元祖を凝縮したような台であった。


一発台は集中力の勝負だったから羊介の得意とするところであった。


最初の頃の台は、中央に3連チューリップがあり、一番上のチューリップに1つ入れたら終わり。


その頃、バネのいい台なら1時間で15万は抜く自信があった。


バネ次第なのである。


似たような機種がいくつか出た後、3つ穴のやつが出現した。


今で言うカイジのクルーンのついたやつだ。


そこで、また少し引いた。




考えてみると馬鹿な事もあった。


飲み屋のおねーさんとボーリングをしていた時の事・・・。


「あたしが勝ったら抱いてくれる?」


なんていう美味しい事を言われ・・・。


1ピン差で勝ってガッツポーズをしたことも・・・。


ああ・・・。ばか。




麻雀の方もなかなか面子が集まらなくなり、今度は競馬へ。


しばらく、様子をみてから競馬のプログラムを組んでみた。


あの頃はまだウインドウズも出ていなかったのでベーシックで組んでいた。


どのように組んだかというと、過去のレースがその結果になるようにしただけ。


しかし、全てがヒットするようには組めないので、同じ買い方で利益が出るように組んだ。


中山の芝1600mとか、東京のダート1800mとか過去の配当で確実にプラスになるレースだけを買った。


プラスにはなったが、同じプログラムでは2~3ヶ月しかもたなかった。


万馬券も結構とれたが、競馬として楽しめなかった。


馬を数値でしか見れなかったからであろう。


プログラムを組みかえるのに嫌気がさして、また引いた。




そこに登場したのがLOTO6である。


まさに数字の羅列・・・画期的なものに出会った・・・・・・はずであった。


データを集め、プログラム3割ほど完成の頃。






そう、あのパチスロに出会ってしまったのだ。


おかげで、未だプログラムは5年間未完成のままだ。



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くものこを・ちらすよう 【蜘蛛の子を散らすよう】


 ◆ 大勢の人がいっせいに四方へ散らばるようす。


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羊介の妻のマリが、姉夫婦と同居していた頃のこと・・・・・・。



彼女が羊介と2度目の別れをしたあとのことでした。


マリは黒猫を飼い、姉は白と黒のぶちの猫を飼っていました。


猫たちは、自由に外に出られる環境にあったので、気ままに暮らしていました。


しかし、自由に外に出られるという事が危険なことだったのです。


ある日、マリが家に帰ってみると見慣れない巨大な猫が侵入していました。


巨大ねこは、飼い猫のための餌をおそろしい勢いで食べているところでした。


最初見たとき、犬がいる・・・と思ったそうです。



「ね・・・ねこの大きさじゃない・・・・・・。 顔がでかすぎ・・・・・・。」


 

すぐさま追い払いましたが、その猫は次の日もやってきて餌を食べつくしました。


次の日も、また次の日もやってきます。


どんなに嫌がらせをしても、人間の留守になる時間はどうしようもありません。


飼い猫のほうは、怖がってしまって巨大猫がくると逃げてしまいます。


飼っている猫たちは、こわくて家にも帰れません。


自分の餌を食べられているのに。


マリはほとほと困ってしまいました。


彼女は姉夫婦と相談して、巨大猫の首に手紙を付けました。


「もしかしたら飼い猫かもしれない。」 という話になったからです。



数日後、飼い主から電話がありました。


なんと、飼い猫だったのです。


巨大猫の名前は、 飯田ゴン ・・・・・・。そして、電話の内容は、



「うちのゴンちゃんがご迷惑をお掛けしたようで、申し訳ありません。」


ゴンちゃんなんてかわいいもんじゃねーぞ。


「ゴンはとてもやさしくて、ごはんも他の猫に譲るんですよ。」


それは人のうちで大量に食べるからだべ。

 

それからは、あまり来なくなりましたが、たまに抜け出して来てたみたいです。



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羊介は彼女から、その話をきいて言いました。


「見たかったな~、その猫。」 


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しらはの・やがたつ 【白羽の矢が立つ】


 ◆ 大勢の中から特に選ばれること。


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ある日、羊介の家庭でエロ事件が発生した。



彼の家庭にあるパソコンは1台で、家族はこれを譲り合って使っていた。


羊介と妻、中1の長男、小4の次男と双子の長女の5人家族である。



発生したエロ事件とは次のようなものだった。


次男のカツがインターネットをしている時であった。


突然、「だれかエロしてるー。」と言い出した。


とりあえずその時は全員困ったようなてれくさいような、あきれたような表情で笑っていた。


検索の履歴を見たらしい。


検索の内容は、エロ画像あなる、などの言葉が並んでいた。




羊介ではない。


長男のアキは、その手のようすはないし、部活がいそがしいはずだからちがうと思う。


とすれば、妻のマリだ。

 

そう思って彼女の顔を見た時だった。


なんと、すがるような目で攻撃をしかけてくるマリちゃん。



まじ・・・。

 

それでも、さらに目からキラキラ光線をあびせてくる。




わかったよ、そうだよね、その方が自然だもん・・・。

 

という訳で、犯人は羊介という事で落ち着いた。


マリは 「いやね~、パパったら。」 なんてことをほざいてやがる。


長女のアン子からも 「いやね。パパは。」 なんて言われて、


「・・・・・・。」



泣きたいです。





唯一の救いは、アキは母親のことをすでに疑っていたことだ。


心の中で、いいぞ、いいぞ、とエールを送る羊介であった。





しばらくたってから、羊介が下のちび達と散歩をしていた時のこと。


二人がくすくす笑っている。


どうしたのか、と羊介が尋ねるとカツゴンが 「えろえろ~」 なんていっていやがる。


それを聞いてくすくすと笑う妹。


羊介は空を見上げて泣きたくなった。



羊介がパソコンのユーザー設定したのはそれからすぐであった。


妻の欲求不満はオレのせいなのか?



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しかし、この時より一年後に再びエロ事件が勃発したのだった・・・・・・。