5月13日(土)
夕方、家でくつろいでいたらピンポーンと鳴りました。
えっ誰
近所に知り合いもいないし、宅急便が来る予定もありません。
恐る恐る「・・・・・はい。」とドアホンで答えました。
男性「郵便局です。お荷物をお持ちしました。」
私「郵便局?・・・小包ですか」
男性「レターパックですよ」
昨年の春に引っ越してきたこの家のドアホンには、テレビがついていないんですよ
前の家には、録画機能付きのテレビがついていたから安心でした。
この日は玄関のすぐ近くの部屋に家族がいたので、ドアスコープも見ずに開けました。
ブクブクに膨らんだレターパックを受け取りました。
「先輩からだ!何が入っているのだろう?お菓子かな?」
中にメモが入っていました。
茶市です
カレイは
切れ目を入れて
あぶると骨が
とりやすいです
長崎県長崎市富士見町2番5号
水飴、砂糖、ピーナッツ、グリーンピース、フライビーンズ、かぼちゃの種の実、米
この『拳頭(こぶし)』というお菓子、すごく美味しかったですよ
でも、歯の詰め物が折れるのを本気で心配しながら食べるほど硬いです
「か、かた~い」でも、次々に食べたくなるお味で困りました
雷おこしの粒を大きくして、ガッチガチにこれでもかってくらいに固めたようなお菓子です。
お年寄りは、絶対に食べることができません!
断言します。
※長崎でよく見る「よりより」という中国菓子も同じく歯が折れそうなくらい硬いので、要注意です
この拳頭(こぶし)は、「よりより」と同じくらいの歯が折れるか心配になる頑固な堅さで、「よりより」より甘くて美味しいと思いました。
先輩が5月5日にLINEで送ってくれた動画
『早岐茶市』の様子
先輩からのLINE
「こんにちは、今年はコロナ禍が少し収まりかけてきたので早岐の茶市も日時変更であります、例年の日時では無くなって金、土、日へしかし店舗は少なくなりました。」
「懐かしい動画をありがとうございました。」と返信しました。
5月12日の昼間に携帯が鳴り、先輩からだったので「もしもし」とすぐに出ましたが、何度か「もしもし」と言っても応答無しでプツンと切れました。
「何だったのだろう?かけ間違いか?」と気になりました。
その翌日の5月13日にレターパックが届いたので、「私の電話番号を見て書こうとして、間違えて電話番号の所を押したんだろうな。」と推測しました。
早岐茶市(はいきちゃいち)
450年の歴史を誇る伝統的な茶市
その歴史は安土桃山時代、漁師や農民らが山海の幸を持ち寄って物々交換したのをきっかけに「市」がたつようになったことからスタート。
最盛期の江戸末期から明治の中頃にかけては「九州の茶の相場は早岐で決まる」とまで評されたこともあるのだとか。
嬉野茶やそのぎ茶などのお茶のほか、芋づるやかんころ餅などの特産品が並び、当日を盛り上げる。
公式ホームページには、昭和40年代の懐かしい茶市の様子の写真が載っています。
母が、小さな私と妹を早岐茶市に連れて行ってくれたことを思い出します。
当時は、ヒヨコ、亀🐢も売っていました。
買ってもらったのは、ヒヨコ(友達の悪知恵を参考に、嘘泣きしたらようやく買ってくれた)、りんご飴など。
母は、乾物やお茶、かんころ餅、芋飴などを買っていました。
何もない昭和の田舎町に住んでいた私にとって、この一年に一回の早岐茶市は楽しみでワクワクするものでした。
元職場の先輩とは、2月1日からLINEでたまに風景写真のやり取りをしています。
その前は、一年に一度、年賀状をやり取りするだけでした。
他の先輩から「ひつじこさんの連絡先を知りたがっているよ。住所しか知らないから、メルアドとか教えて欲しいみたい。」とメールが来ました。
「軽い脳梗塞だと思うんだけど、入院されていたみたいだよ。病気になったから、手紙だけじゃなくて急にすぐに連絡がつく方法を知りたくなったみたい。」
「脳梗塞あら?メルアドや電話番号は教えていなかったっけ?」と思いながら、すぐ先輩の携帯に電話しました。
先輩は、2022年の年末に脳梗塞で入院したけれど、奇跡的になんの後遺症もないそうです
「散歩中に膝がカックンとなってね。翌日の散歩中も膝がカックンとなった。かかりつけの病院に行ったら、すぐに脳神経外科を紹介してくれて、行ったらすぐに脳のMRI を取ってくれた。早めに受診したのが良かったみたい。」
もし後遺症で会話できなかったら、私が電話しても何も話せなかっただろうなあ。
普通に楽しく会話できて良かった!
先輩がLINEで送ってくれた写真の一部です。
↓
懐かしい風景のお写真を送ってくれます。
先輩は、私が20~21歳の時に地元の会社で親しくして頂きました。
私より13歳年上の男性で、当時は33~34歳の独身でした。
当時、私はお昼休みなどに、先輩の恋愛の悩みを聞いていました。
先輩「結婚したい女性がいるんだけれど、その女性のご両親に大反対されている。全然結婚を許してくれない」
先輩「彼女と昨日デートしたんだよ」
私「どこに行ったんですか?」
先輩「神社 デート代は、お賽銭の100円だけで済んだよ」
私「はぁ・・・・・」
先輩は、「お金を持っているのにケチ」で有名な人でした。
こんなケチで有名な先輩が、わざわざ私に早岐茶市のお土産を郵送してくださった。
これは、凄いことなんですよ!
先輩、ありがたく頂戴します
そして、健康に気を付けられて、お相手のご両親に反対されながらも何年も堪え忍んでようやく結婚できた奥様と、これからも末長くお幸せにお過ごしください。