東日本を襲ったM9.0の巨大地震。
巨大地震に伴う巨大津波が被害を増幅させた。
被災地以外では、普通の生活に戻っている。
何不自由ない生活に使っていると東日本で起きた惨劇も原発事故による被害も忘れさられてしまいがちだ。
しかし、東日本の沿岸部では、大切な人達を失った心の傷は今でも癒される事は無い。
福島第一原発事故により今でも避難生活を余儀なくされている人達が沢山いる。
静岡県に住む私にとっても遠くで起きた大惨事とは思っていない。
東日本大震災発生時、仕事へ行こうと家の玄関を出た直後、ゆっくりとした大きな横揺れにみまわれた。
新潟中越地震の時と似た揺れだったので「遠くで大きな地震が発生した」と直感し、すぐに家に入りテレビを付けた。
まだ津波は到達しておらず激しい揺れが東北地方を襲った報道がされていた。
宮城県塩釜に親戚がいるので安否が気になった。
その後、とりあえず会社に行くとテレビ中継で巨大な津波が沿岸部を襲う映像が目に入った。
まるで映画を見ている様な感じだったが、それが東日本で現実に起こっていた。
「まさか…」
この言葉しか出て来ない。
震災直後から被災ペットの搬送(中継)が始まった。
そして、家でテレビを見ていた時、福島第一原発の水素爆発の映像が目に飛び込んで来た。
「原発が爆発した!!」
枝野官房長官(当時)が放射能の影響は無いと言っていた。
あれだけの爆発を起こしながら影響が無い訳ない。
先に被災地入りしていた仲間に直ぐに連絡を入れた。
それから1週間後には、私も被災地入りした。
常磐道を使い水戸から福島浜通りを迂回して郡山、郡山から川俣町へ…
防護服を着た自衛官が乗る装甲車が行き交う中、浪江町の人達が避難していた体育館へ向かい被災ペットを保護した。
その時に初めてスクリーニングを受けた。
全く異様な光景だった。
携帯は、緊急地震速報で「ビービー」鳴りまくり常にグラグラと揺れ地震なのか自分が揺れているのかさえ分からない。
そのまま、仙台へ向かった。
テレビの映像で見る被災地と実際に自分の目で見る被災地は、全く違う。
津波被害を受けた沿岸部は、廃墟?の匂いがした。
「こんな所まで津波が来たのか!?」…と言うくらい海岸線から離れた所まで瓦礫の海と化していた。
何も無くなり瓦礫だけが拡がる沿岸部。
しかし、海は遥かに遠く、巨大津波の恐ろしさがまじまじと伝わって来る。
それから1ヶ月後、福島第一原発半径20km圏内の被災ペット捜索(保護)に参加した。
震災以前、仕事で何度か訪れた事があった福島浜通り。
様子がまるで違っていた。
まだ警戒区域になる前で各町長の許可があれば入る事が出来た。
まず最初に感じたのが
「無音」
雑音も車の走る音も人々の声も何も無い世界。
鳥のさえずりさえ聞こえなかったと思う。
街中にいても駅前にいても何も聞こえない。
「こんな事があるのか!?」
そう思うほど無音だった。
町並みはあっても人の気配が全く無い。
そして、たまにすれ違う車や、自衛隊、警察、全ての人達が白い防護服に身を包んでいる異様な光景。
日本であって日本では無い様な気がした。
主要国道の6号線も全く車が通らない。
国道の真ん中でしゃがみ込んで放浪犬を保護していると「ゴー」っと地響きと共に余震が来る。
今まで地震を経験した事はあっても地響きなど聞いた事も無かった。
無音だから地響きが聞こえるのだ。
夕方になると普段なら帰宅や買い物で賑わいを見せるであろう駅前にも人影は無い。
道路がヒビ割れや地割れでズタズタの為、真っ暗になる前に20km圏内から出なくてはいけない。
それでもギリギリまで粘って保護活動を続ける。
陽が暮れると、街中であろうと駅前であろうと当たり一面、真っ暗になってしまう。
本当だったら、その時間帯は各家庭に灯りが付き家族段落の夕食の時間であろうに…
一旦、20km圏内から出て宿泊地へ向かい、また翌日、20km圏内へ入る。
防護服を着ているが、目に見えない放射能は、日に日に感覚が鈍ると言うか、あまり気にしなくなってしまう。
ただ放射線量計(ガイガーカウンター)は、常に20~40マイクロシーベルトを計測している。
最初、ガイガーカウンターの警告アラームを20マイクロシーベルトに設定していたが、なりっぱなしなので50マイクロシーベルトにした。
が、所々でアラームが鳴る。
地面付近では軽く100マイクロシーベルトを超える。
だが、それも段々と慣れて来てしまう。
福島第一原発で収束作業に従事している人達に比べたら低い値だ。
原発事故直後の放射線量は、いったいどれ位だったのだろうか…
住民は当然、ガイガーカウンターなど持っていないだろう。
降り注ぐ放射性物質の中を何も知らずに避難していたと思う。
実際、枝野官房長官(当時)が放射線の影響は無いと言っていたのだから、見ていた人は心配もしていなかったかも知れない。
何故、誰もいない、誰も住めない街になってしまったのか…
その後、福島第一原発半径20km圏内は、警戒区域となり被災ペット保護目的でも入る事が出来なくなってしまった。
心配されるのは、まだ数千頭の被災ペット達が取り残されていた事…
それから約1年後、再び警戒区域内の被災ペット達を保護する事が出来るチャンスがやって来た。
環境省による公益被災ペット保護だ。
期間は、たった2週間。
時間も限られていた。
久しぶりに見る警戒区域、原発に通じる主要道路は、かなり補修がされていたが一歩、市街地や郊外へ入ると原発事故当時から何も変わっていない。
福島第一原発警戒区域内だけ時が止まってしまったのだ。
多数の犠牲者を出した双葉病院前の無造作に放置されたタンカやベッド、点滴もそのまま…
駅前の道路を塞ぐ様に崩壊した瓦屋根の家もそのまま…
人影も気配も無い。
震災(原発事故)から1年も経っているのに復興の兆しすら見えない。
避難生活を余儀なくされている被災ペットの飼い主と何度か話した事があった。
テレビで報道される避難者の声とは違い、感情露な声を聞く。
原発に対しての怒り。
東電に対しての怒り。
多分…報道ではカットされるであろう本音だ。
今の避難生活を考えると原発交付金の恩恵などいらない。
原発など無ければ良かった。
戻りたい。故郷に…我が家に…
など、切実な思い東電悲しみがひしひしと伝わって来る。
犬猫の寿命は、十数年、もう飼い主と一緒に暮らす事は不可能だろう。
原発事故の被害者は、人間だけでは無いのだ。
原発の煙突が見える大熊町の養鶏場では、数万な鶏達が餌を入れる戸井に首を突っ込んだまま死んでいた。
数万羽全て同じ格好で死んでいたのだ。
餌を待っていても誰も餌をやりに来てくれない。
来たくても来れない。
餓死していた。
舎から逃げれなかった牛や豚もげっそりと痩せ細り餓死していた。
室内に取り残されれた室内飼いの犬猫達も餓死したのだろう。
庭で繋がれていた犬は、繋がれたまま餓死していた。
このままでは死んでしまうと、かなりの頭数を自衛隊が放してくれた。
その犬達が被災ペット(放浪犬)だ。
繋がれたままの餓死は、間逃れたとしても、相当被爆していると思われる。
動物達は、何が起こったのかも、高レベルの放射性物質が降り注いでいる事も知らない。
ただ、ある日、突然、人間がいなくなった事だけ知っている…
終戦から日本列島は地震の静穏期に入っていた。
それが阪神淡路大震災を皮切りに地震の活動期に突入した。
この静穏期に日本は高度成長を遂げ次々と原発が建設された。
今、地震の活動期に入った日本…
まだ地震の研究も津波の研究も進歩していない時代に作られた原発。
私達も原発も地震の活動期を初めて経験する。
近い将来、必ず起こるとされている南海トラフ巨大地震や他の巨大地震に巨大地震も考えずに作られた原発が耐え切れる保障は無い。
最近、各原発で明らかになった活断層の実態など、いかに原発が適当に作られて来たか。
今さら安全対策をしても大自然災害の前には無意味となる。
幾度となく巨大地震・大災害に見舞われて来た日本。
しかし、東日本の原発以外、その大災害を経験た事が無い。
唯一、経験した東日本では、福島第一原発が世界最悪レベルの原発事故を起こした。
それでも原発を再稼働させようとする自民党・安倍政権!!
更に原発を新増設させようとする甘利・茂木大臣!!
日本は、再び原発事故が起こらなければ過ちに気づかない。
※被災ペットに対し「取り残された」と表現するのは不適切かも知れない。
飼い主は、「ペットは連れて行けない」「2~3日で戻れる」と言われ避難した。
しかし、2年経っても未だに戻る事が出来ないでいる………
************
~拡散・転載希望~
************
◆浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票の実施は、16万5千人の県民の意思を無視し原発推進の党本部方針を優先した静岡県議会最大会派の自民改革会議(37人)などにより否決されてしまいました。
しかし、これで終わらす訳にはいきません。
世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…
私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…
静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…
「原発県民投票・静岡」では、川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。
静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。
※浜岡原発に対する意見
浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!
浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。
川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。
浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。
県外からのメッセージもお願いします。
◆川勝平太知事宛てメッセージ◆
送付方法:fax 054-221-2164
TEL 054-221-2202
手紙 〒420-8601
静岡県 葵区 追手町 9番6号
静岡県庁 静岡県知事 川勝平太
知事への意見箱
http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html
より多くのご協力お願い致します。
[浜岡原発をとめる裁判の会]
http://www.geocities.jp/ear_tn/
************
「首都圏反原発連合」
http://coalitionagainstnukes.jp/
≪さよなら原発1000万人アクション≫
オンライン署名
http://sayonara-nukes.org/
みんなで決めよう「原発」国民投票
http://kokumintohyo.com/archives/5904
≪全国脱原発デモ情報拡散≫
http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index
.