【広瀬隆氏が「脱原発先進国」ドイツをルポ 「廃炉でも地元経済は衰退しない」】

〈週刊朝日〉
[6/13 16:02]

「廃炉で地元経済が破綻する」と不安を抱く原発立地自治体と、その住民は多い。

作家の広瀬隆氏は俳優の山本太郎氏らとともに、日本に先んじて2022年の「原発ゼロ」を決めたドイツへ赴いた。

8基すべての廃炉を進めるドイツ北部のグライフスヴァルト原発で、広瀬氏が目の当たりにしたのは地元経済の衰退ではなかったという。

* * *

見学後、われわれの目的である地元の雇用問題を尋ねると、「かつて原発運転時には2000人ぐらいだったが、原発を受け継いだ現在の国営廃炉企業EWN社(Energiewerke Nord)の従業員は700人余りなので、ほぼ3分の1に減った。

社内の労働者は、その分だけ解雇されたので、決して廃炉だけで地元の雇用が確保されるわけではない」という。

しかし、次に廃炉コストを尋ねると、「現在まで20年間で、およそ20億~26億ユーロが廃炉作業に投入された。

したがって、20年間でおよそ2000億円、毎年100億円ぐらいを要し、その大金が地元に落ちたことになる」という。

またほかの資料によると、東ドイツ側の原発の廃炉はすべてここEWN社がおこない、ロシアの原子力潜水艦の解体もおこなって、さらに西ドイツ側の原発の解体も引き受けているので、ここがドイツ全体の廃炉センターとなって、42億ユーロを要した、という。

つまりさらに大きな4000億円以上の金が地元に投入されたことになる。

毎年200億円という大金だ。

EWN社の廃炉ドキュメント映像をみると、廃炉解体とは、放射能のかたまりを扱うので、それほど大変な時間と、労力と、資金を要する、われわれが想像するよりはるかに大規模な難工事なのである。

そのため、廃炉の解体に伴って成長した鉄鋼関連の機械工業が生まれていたのである。

したがって、経済崩壊と高齢化が進んできた東ドイツ側の中では、この地域の雇用悪化はそれほど悪くない状態にあるという。

※週刊朝日 2013年6月21日号



【独、最終処分場探しやり直し 脱原発でも避けられぬ壁】

MSN産経ニュース
2013.6.9 07:00


ゴアレーベンの調査鉱山内。

ベルトコンベヤーは掘削した岩塩層の搬出に使用されていたが、今は止まっている

 ドイツで高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設地選びが混迷している。

約35年間、唯一の候補地で調査を進めてきた計画を政府が白紙に戻し、場所選びを一からやり直すことを決めた。

背景には、安全性や選定過程への疑問が拭えなかったことがあるが、地元住民の心境は複雑だ。

脱原発を決めても廃棄物処理は避けられず、苦悩は続く。(ドイツ北部ゴアレーベン)

 ベルリンから北西へ約150キロのゴアレーベン村。

唯一の候補地だった「調査鉱山ゴアレーベン」は松林に囲まれていた。

地上からエレベーターに乗り、耳が少しつまるのを感じながら約2分。

地下840メートルに到達すると、大きな空間が広がった。

肌色がかった白い壁面や天井は、すべて塩だ。

 「家に少し持ち帰って料理に使う人もいる」。

案内役の従業員の言葉を受け、壁を触った指をなめると、塩味がした。

この岩塩層は250万年前に形成されたとされ、高レベル放射性廃棄物埋設の適否を調べるため、地下探査が続けられてきた。

そのために整備された坑道の総延長距離は約8キロに上る。

 ただ、従業員の表情はすぐれない。

穴だらけの壁の前で「発破を使い坑道を延ばす」と説明した後、「もうやっていない」。

昨年調達したばかりの特注の掘削機を指して「1台250万ユーロ(約3億2500万円)だ」と誇りながら、「使っていないんだ」と肩を落とした。候補地選定のやり直し決定に伴い、地下探査が中止されたためだ。

政府がゴアレーベンの地下探査に乗り出したのは、コール政権時代の1983年にさかのぼる。

激しい反対運動などが起き、「反原発」を掲げる緑の党が参加する政権下で探査は一時中止されたが、2010年にメルケル政権が再開した。

 ただ、それでも反対は強く、政府は計画の白紙化を決定。今年4月、全16州と新たな候補地選定手続きに合意した。

国内全域が対象でゴアレーベンも除外はされないが、探査が中止されたのは「公正さ」を期すためだ。

これまで探査に投入した費用は16億ユーロに上り、いつでも再開できるよう維持管理に今後は年2千万ユーロが必要だという。



 調査鉱山から約2キロの集落では所々で黄色の「×」マークをつけた車や家屋が目についた。

ゴアレーベンでの処分場建設への反対を示す印だ。

反対派のプール管理人の男性(44)は「親の世代が生んだ核のゴミは何とかしなければいけない。だが、ここは安全ではない。アッセを見れば分かる」と強調した。

 「アッセ」とは独北部で保管の研究のため、70年代後半までに低中レベル放射性廃棄物が大量に搬入された旧鉱山を指す。

その後、地下水の浸水が発覚し、放射性物質漏出による土壌汚染が懸念されているが、連邦政府は対応に苦慮。

ゴアレーベンはアッセと同じく岩塩層で地下水脈があることから、同様の事態が不安視されている。

 反対派には候補地に決まった経緯にも不信感があるようだ。

当時は東西ドイツ分断の時代。

ゴアレーベンは旧東独との国境付近に位置していたことから、「事故があっても影響は東独側に行くという政治判断で選ばれただけだ」(55歳の自営業男性)との声が上がる。

 ただ、経済的基盤の弱い村や周辺地域にとり、処分場探査は重要な雇用創出の場でもある。

調査鉱山付近には放射性廃棄物の中間貯蔵施設もあり、双方の従業員の約8割は地元住民だ。

探査中止後、調査鉱山の従業員はすでに240人から150人に減らされ、今後の雇用継続に不安は強い。

 ゴアレーベンを含む集合自治体ガルトーのフリードリヒ・ウィルヘルム・シュレーダー首長は、探査中止により地元雇用とともに、「従業員が培ったノウハウが失われる」と懸念する。

その上で「メディアでは反対派の声の方が大きく報じられるが、実は反対派は住民の25~30%だ」と明らかにした。

 「×」印を掲げた住宅の向かいに暮らす男性(71)もこう語る。

「中間貯蔵施設で20年間働いたが、毎年検査を受け、危険は感じなかった。最終処分場探しをまた最初からやると時間と費用がかかるじゃないか」



 「ゴアレーベンの適性を否定する調査結果は現時点では出ていない」。

核廃棄物処理に関する連邦政府の助言機関「処分委員会」のトーマス・ファンヘネル委員長代理はこう指摘する。

調査は中止されたが、まだ途中で、ゴアレーベンが安全とも危険とも最終判断できないということだ。

 調査鉱山を管轄する連邦放射線防護庁も、アッセのような事故への懸念について、過去に岩塩が採掘されたアッセと未開発だったゴアレーベンの状況は異なるとの立場。

旧東独国境付近という「政治判断」が選定理由との見方も「推測」としている。

ただ、当時の文書保管が不十分で、今となっては正確な選定の経緯は分からないという。

 長年かけた議論は結局、振り出しに戻った形だが、ファンヘネル氏は「ゴアレーベンが反原発と原発推進の議論に結びついた」ことも議論が膠着(こうちやく)してきた大きな要因とみる。

ゴアレーベンは計画当初から、当時盛り上がった反核運動と原発推進派の対立を象徴する場所となった。

そのため問題は安全性だけでなく、「政治色」を帯びてしまい、尾を引いてきたとの見方だ。

 新たな候補地の選定では専門家委員会が15年までに選定基準を提案し、その基準や候補地選定など各段階の決定を連邦議会が行うことなどで「透明性」の確保を狙う。

 処分委員会のミヒャエル・ザイラー委員長は今回の決定を歓迎する一方、「決断は科学的根拠に基づかねばならない。

だが、それを下すのは政治であり、決定は政権が代わっても持続されねばならない」と述べ、党派を超えた幅広い合意の必要性を訴えている。



 ゴアレーベンの経緯 ドイツ政府は1974年、使用済み核燃料の再処理施設、放射性廃棄物の中間貯蔵施設、最終処分場を1カ所に集中整備する方針を決定。

候補地はニーダーザクセン州の3カ所に絞られたが、反対運動が起き、州側の判断で77年、3カ所に含まれないゴアレーベンが選ばれた。

国内での再処理断念で再処理施設は建設されていないが、中間貯蔵施設をめぐり、放射性廃棄物の搬入に対する大規模な抗議行動なども起きた。

最終処分場候補地選定やり直しに伴い、この間は中間貯蔵施設にも新たに搬入しない方針。

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全原発廃炉を決めたドイツでも使用済み核燃料・核のゴミ問題は深刻だ。


日本は、福島第一原発事故を経験したにも関わらず国内の再稼働はおろか海外にまで原発を輸出しようとしている。

しかも、使用済み核燃料・核のゴミ問題は先送り。

福島第一原発事故以前の自民党政権が先送りして来たモノを再び先送りしようとしているのだ。


このまま、原発を再稼働させれば更に核のゴミが増え続ける。


自民党・安倍政権は、「夢の核燃料サイク「」に託しているらしいが、見果てぬ夢のまた夢。

核のゴミは、未来へ先送り!!








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来月の参院選を控え、自民党から「原発」「再稼働」が消えている。

今は、参院選前の大事な時期、腫れ物には触れず参院選後に「再稼働」に突っ走る戦略らしい…


【選挙を意識して? 自民「玉虫色」の原発政策】

〈AERA〉
[6/14 07:04]

期待はずれの「アベノミクス第3弾」で株式市場の不評を買った安倍晋三首相だが、もっと方針表明があいまいだった分野がある。

原発政策だ。

もともと首相は国会で「安全が確認された原発は再稼働します」(2月の施政方針演説)と明言していたが、6月5日の講演では、「電力の安定供給を確保する仕事は、並大抵なことではありません。だからこそ、もっとイノベーションを起こさねば」と、再生可能エネルギーへの転換を強調。

「再稼働」とも「原発」とも言わず、字面だけ読むと、まるで脱原発に舵を切ったかのようだ。

近く正式にまとまる予定の自民党の参院選公約でも、原発再稼働には直接的に触れず、「中長期的にバランスのとれたエネルギー戦略を構築」と、彼らが批判する民主党顔負けの玉虫色の表現にとどめている。

けれども、それは「方便」に過ぎない。

原発立地県選出の同党中堅議員が、余裕しゃくしゃくにうそぶく。

「やっぱり選挙だからね。選挙公約となると、原発であえてそこまで踏み込まなくても、というところがあるんだよ。私の地元だってそうだ。ただ、再稼働は今年中にやってもらわないと困るけどね」

選挙公約や首相講演で表面上は影を潜めた「再稼働」だが、よくよく目を凝らすと、至るところで顔を出している。

例えば、首相講演と同じ日に発表された「成長戦略」の素案には、「原子力規制委員会の規制基準に適合した場合は、原発の再稼働を進める」「立地自治体の理解を得るために政府一丸となって最大限取り組む」と、前のめりの表現がしっかり盛り込まれた。

参院選公約の具体策である総合政策集(J‐ファイル)にも、「国が責任を持って再稼働させる」と明記されている。

実際、こうした安倍自民党の再稼働方針は、すでに昨年の衆院選の公約や総合政策集から明白だった。

「原子力発電所の再稼働の可否については、順次判断し、すべての原発について3年以内の結論を目指します」

衆院選当時は、あたかも「3年以内に再稼働を判断する」かのような文脈で捉えられていたが、今から振り返れば、明らかに「安全と判断した原発は再稼働しますよ」という宣言だ。

※AERA 2013年6月17日号


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参院選でねじれ解消を狙い独裁政治を目指す自民党は、参院選まで「再稼働」を封印する。

そして参院選で勝った暁には、一気に再稼働に向けて突き進むだろう。


そのシナリオ作りは着々に進められている。


【「2030年代に原発稼働ゼロ」記載を見送り--"安倍色"前面『エネルギー白書』】

マイナビニュース
[6/14 18:10]

政府は14日、2013年版「エネルギー白書」(エネルギーに関する年次報告)を閣議決定した。

それによると、前の民主党政権が掲げた「2030年代に原発稼働ゼロ」方針に関する記載は見送られたことがわかった。

今回の白書は、2012年8月~2013年3月末頃までの状況について、経済産業省資源エネルギー庁がまとめている。

エネルギー政策の見直しに関する章では、民主党政権が決定した「2030年代に原発稼働ゼロを可能とする」方針や、2012年夏に行われた世論調査で同方針を支持する意見が多かったことなどは盛り込まれなかった。

一方、安倍総理大臣が同方針を「具体的な根拠を伴わないものであり、これまで国のエネルギー政策に対して協力してきた原発立地自治体、国際社会や産業界、ひいては国民に対して不安や不信を与えた」と批判した答弁を記載した。

原発の再稼働については、「3年程度で既存原発の行く末を見極めながら、10年以内に新しい安定したエネルギーミックスに移行させていく」との考えを紹介したほか、原発の新設については、「腰を据えて検討する」との答弁を記した。

前政権のエネルギー・環境戦略に関しては、安倍総理の「ゼロベースで見直す」とした言葉を明記。

どのような状況でも国民生活や経済活動に支障がないよう、「エネルギー需給の安定に万全を期すことが大前提」だとし、エネルギーの安定供給やコスト低減の観点も含め、「責任あるエネルギー政策」を構築していく必要があるとした。

白書は、年内をめどに新たなエネルギー基本計画を取りまとめていくとしている。

一方、世界のエネルギー状況については、「北米におけるシェールガスの生産が世界へ大きな影響を与えている」と指摘。

政府は、天然ガスの安定かつ安価な調達に向けて、シェールガスの生産拡大で価格が低下している北米からのLNG輸入、日本企業の資源開発への参画支援を通じた供給源の多角化、LNG消費国間の連携強化などによる買主側の交渉力強化に取り組むとしている。

再生可能エネルギーについては、導入拡大が進めば賦課金の負担も増加することから、負担が過剰にならないよう、調達価格の適切な見直しを行っていく必要があると提言。

このうち地熱発電については、国立・国定公園内の地域を含め、日本全国の10数地点以上で開発または検討中だと紹介している。

(御木本千春)


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ツッコミどころ満載のこのエネルギー白書!!

『一方、安倍総理大臣が同(民主党)方針を「具体的な根拠を伴わないものであり、これまで国のエネルギー政策に対して協力してきた原発立地自治体、国際社会や産業界、ひいては国民に対して不安や不信を与えた」と批判した答弁を記載した。』…

ようは、「電力会社と経済界の為に原子力で明るい未来」と、言う事だ。

国民に対して不安を与えたのは、原発ゼロを目指す方針では無く民主党がどこまで本気なのか分からなかった点だ。

もっとも安倍首相の言う国民とは、原発推進派の事だろうが…


そして…



『再生可能エネルギーについては、導入拡大が進めば賦課金の負担も増加することから、負担が過剰にならないよう、調達価格の適切な見直しを行っていく必要があると提言。
』…


電力会社にこれ以上の負担を追わせない為に再生可能エネルギーが縮小する必要がある。と、言う事か!?


昨年、民主党が行った国民的世論調査では、国民の半数以上が即時かいずれは原発ゼロを望んでいた。

原発・エネルギー政策に関しては、自民党・安倍政権を指示するのば、極一部に過ぎない。

再稼働を国民の多くが原発再稼働を望んでいるかの様に解釈している。

それとも、一部の電力業界と経済界の為に危険な原発を再稼働させようとしているのか…

次の参院選では、原発再稼働が争点になるのを避けたい自民党の「先送り」戦略と言える。

参院選前に「再稼働」が争点となる静岡県知事選が明日(16日)行われる。


現職で今頃になって浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票を行うなどと言い出した川勝平太知事と住民投票を門前払いした自民改革(県)議会が指示する広瀬一郎、浜岡原発の再稼働を認めず廃炉にすると公約する共産党推薦の島津幸弘。



【県知事選 3氏の争い】

中日新聞
2013年5月31日


◆原発、防災など訴え

静岡県知事選立候補者の3人。

届け出順に、広瀬一郎氏、島津幸広氏、川勝平太氏

 三十日告示された静岡県知事選は、午後五時で立候補の届け出が締め切られ、現職と新人三人による選挙戦に入った。

中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働をめぐる住民投票の是非、原発立地県としての南海トラフ巨大地震に備える防災対策などに県民の関心は高い。

初日から各党幹部が県内入りし、七月の参院選をにらんで候補を立てていない政党を含め活発な動きを見せた。

六月十六日に投開票される。

 立候補したのは届け出順に、無所属新人の元多摩大教授広瀬一郎氏(57)=自民党県連推薦、共産党新人の党県副委員長島津幸広氏(56)、再選を目指す無所属現職の川勝平太氏(64)。

 広瀬氏は「(自公政権の)国政と(民主系知事の)県政のねじれを四年間続けるのか」と政権与党の自民候補の立場をアピール。

党本部から野田聖子総務会長らが駆け付け、支持を訴えた。

 島津氏は「浜岡原発は廃炉を訴える。暮らしと経済を立て直す」と反原発を前面に出した戦いを展開。

応援の小池晃共産党副委員長と静岡市内の街頭で支持を呼び掛けた。

 川勝氏は「南海トラフ巨大地震の対策を全力で講じている」と続投への強い決意を強調。

政党の推薦は受けていないが、沼津市の街頭演説では民主党の細野豪志幹事長らがマイクを握った。

 二十九日現在の選挙人名簿登録者数は三百七万一千八百三十四人。

 ◇静岡県知事選立候補者(3)

■広瀬 一郎(ひろせ・いちろう) 57歳 無新

スポーツ総合研究所長(元)多摩大教授・江戸川大教授・サッカーW杯招致委員会事務局・電通社員▽東大 =[自]

■島津 幸広(しまづ・ゆきひろ) 56歳 共新

党県副委員長・党県政策委員長・県原発なくす会運営委員(元)しんぶん赤旗県記者・建設会社員▽浜松工

■川勝 平太(かわかつ・へいた) 64歳 無現<1>

知事(元)静岡文化芸術大学長・国際日本文化研究センター副所長・早稲田大教授▽オックスフォード大院

※上から届け出順。年齢は投票日基準。<>囲みの数字は当選回数。[]囲みの政党は支持。

◆県民の採点 最大争点

 広瀬一郎氏、島津幸広氏、川勝平太氏による戦いとなった静岡県知事選は、「川勝流」の継続か、刷新かを問う選挙と言える。

 自民党県連は「川勝氏は机上の空論、できないことばかりを言う」と退場を求め、広瀬氏を擁立した。

しかし、県議会の過半数を占める自民が川勝氏が編成した県予算案を一度も否決していないのは、県民には施策を容認してきたと映る。

選挙戦を分かりにくくしているのはこのためだ。

 広瀬氏が当選すれば「県議会と知事とのねじれが解消する」と自民は主張する。

だが、当局をチェックすべき議会が、自らの意向に沿う知事をつくることに、大義はあるのか。

 「特定の党派のための県政はしない」。

川勝氏は第一声で、事前に県議会に根回しや相談をしない「川勝流」を今後も曲げないと宣言した。

強いリーダーシップの表れとも言えるが、議会軽視の側面も否定できない。

 なれ合いを排した緊張関係か、円滑な県政、議会運営か。

政党や政治家の論理ではなく、県民が県知事の一期四年間をどう採点するかが最大の争点と言えよう。

(静岡総局・本田英寛)

◆しっかり見極めよう 静岡総局長・小寺勝美

 静岡県知事選が告示された。

県民にとっては、この四年間の県政をどう評価するのか、今後四年間のかじ取りを誰に任せ、どんな方向に向かうのかを決める時だ。

 新東名高速道路の県内開通、確実視される富士山の世界文化遺産登録、膨らむ県財政赤字、伸び悩む静岡空港利用者など、この四年間の県政の明暗は数々ある。

だが、忘れてはならないのは二〇一一年三月十一日の東日本大震災だろう。

巨大地震と巨大津波、原発事故は絵空事ではなく現実のものだったのだ。

 二万人近い死者・行方不明者を出し、二年を超えても避難生活は続いている。

そして福島第一原発事故で故郷を追われ、帰るメドも立たない住民。

南海トラフの巨大地震・津波が現実視され、浜岡原発を抱える静岡県にとって他人事(ひとごと)ではないと実感した県民が多いのではないだろうか。

 「自分や家族、地域を守るには、どう生き、何を考えるべきなのか」。

知事選候補者はこの問いかけに、回答の選択肢を示したともいえる。

選ぶ対象は十分ではないかもしれないが、選挙権を行使する価値は十分あるだろう。

候補者は県民の疑問に答えなければならないし、県民は聞く権利がある。

 選挙期間は短いが、子や孫の未来を見据えた一票となるよう、候補者とその考えをしっかり見極めてほしい。

 <お断り> 公正を期すため選挙期間中は写真の候補者名などを消す場合があります。

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広瀬氏が当選すれば浜岡原発再稼働に現実味が帯びて来る。


川勝氏は、住民投票を再開しても再び自民県議会が潰す事を見据えている。

島津氏が当選すれば浜岡原発廃炉の可能性もあるが…






復興に携わる中心に位置する復興庁の官僚が復興支援団体を「クソ」呼ばわり!!


【復興庁幹部ツイッターで暴言、市民団体に「左翼のクソども」 処分検討】

産経新聞
[6/13 11:27]

復興庁で福島県の被災者支援を担当する水野靖久参事官(45)が、個人の短文投稿サイト、ツイッター上で「左翼のクソども」などと市民団体などへの中傷を繰り返していたことが分かった。

同庁は「事実関係を調査し、適切に対応する」としており、処分を含め対応を検討している。

同庁によると、水野氏は総務省出身のキャリア官僚。

千葉県船橋市の副市長を経て昨年8月、同庁へ出向し、法制班の課長級として「子ども・被災者支援法」に基づく東京電力福島第1原発事故の被災者支援を担当。

3月に市民団体が開いた集会に出席後、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」と書き込むなどしたという。

根本匠復興相は13日の衆院特別委員会で「事実とすればいささか不適切な発言だ。不快な思いをさせたのであれば率直におわびしたい」と述べた。


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【幹部がツイッターで暴言=福島支援担当、近く処分へ―復興庁】

時事通信
[6/13 11:09]

復興庁の幹部職員が個人のツイッター上で、職務上関係した市民団体や国会議員をやゆしたり、中傷したりする発言を繰り返していたことが13日、分かった。

同庁は「公務員として不適切で、復興への取り組みが疑われる」(幹部)として、この職員から事情を聴いており、事実関係を確認次第、処分する方針。

この職員は総務省出身で、千葉県船橋市副市長を務めた後、昨年8月から同庁に出向している水野靖久参事官(45)。

東京電力福島第1原発事故からの復興施策を担当する法制班に所属し、昨年6月に成立した「子ども・被災者支援法」に基づく具体策の検討に当たっている。

同庁によると、水野氏は今年3月、都内で開かれた福島復興をテーマにした市民団体の会合に出席。

その後、ツイッター上で、この団体を誹謗(ひぼう)したり、同法制定に関わった国会議員を「虚言癖」と中傷したりした。

水野氏のコメントは計数百件に上るとみられるが、ツイッターのアカウントは現在削除されているという。

根本匠復興相は13日の衆院東日本大震災復興特別委員会で「発言が事実であれば不適切でおわびしたい。処分については調査結果を踏まえて適切に対処したい」と述べた。



【ツイッター中傷「復興庁の姿勢問われる」】

NHK
6月13日 18時9分

原発事故の被災者支援を担当する復興庁の幹部職員が簡易投稿サイト・ツイッターに市民団体などを中傷する書き込みをしていた問題で、原発事故の被災者の支援に当たっている弁護士は「復興庁全体の被災者支援に向き合う姿勢が問われる問題で、責任ある態勢で支援に臨んでほしい」と話しています。

この問題は、原発事故の被災者支援などを担当する復興庁の参事官が被ばく対策などに取り組む市民団体や国会議員などに対し、ツイッターに匿名で中傷する書き込みを繰り返し行っていたものです。

このうち中傷されていた原発事故の被災者を支援する法律づくりに関わり、参事官が参加していた会合にも参加していた河崎健一郎弁護士は「参事官は直接、原発事故の被災者支援に関わっている方なのでこのような書き込みをしていたことにとても驚くと同時に、切実な思いで支援を望んでいる被災者の方は落ち込んでいると思う」と話していました。

そのうえで「今回の問題は復興庁全体の被災者支援に向き合う姿勢が問われている問題だと捉えている。国は一職員の不祥事として終わらせるのではなく、被災者支援の対応についてもう1度検証して責任ある態勢で支援に臨んでほしい」と話していました。

大熊町長「被災者の状況への認識足りない」

また、福島県大熊町の渡辺利綱町長は「今、被災者がどのような状況に置かれているのか、復興庁の職員として認識が足りない。住環境の整備や賠償の問題など、対応してもらわなくてはならない課題が山積していて、復興庁に対する期待も大きい。もっとしっかり取り組んでもらいたい」と話していました。


【復興副大臣が謝罪 幹部の暴言ツイート、処分検討】

日本経済新聞
2013/6/13 21:31

 復興庁の水野靖久参事官(45)が短文投稿サイトのツイッター上で暴言を繰り返していた問題で、谷公一復興副大臣は13日午後に記者会見し、「信頼を損ねたことを国民に深くおわびしたい」と陳謝した。ま

た水野参事官を同日付で被災者支援の担当から外したと発表した。

投稿内容が国家公務員法に抵触しているかどうか精査し、正式な処分は「できる限り早期に判断する」と述べた。

 谷副大臣は会見で、13日昼に水野氏を問いただしたところ、投稿した事実を認めたため、「厳しく叱責、指導した」と強調。

その上で「被災者支援を引き続き任せることはできないと判断」し、水野氏を担当から外した。

 今後は投稿内容や投稿に至る経緯などが、国家公務員法上の違反があるかどうかを含め調査するとした。

国家公務員法では、官職の信用を傷つけたり、官職全体の不名誉となったりする行為を禁じている。

法的に抵触する行為があったかどうかを見極めた上で、できる限り早く処分する考えを示した。

 水野氏の投稿は国会議員や市民団体を中傷する内容が多く、谷副大臣は「復興を担当する幹部職員としてあるまじき行為だった」と指弾した。

被災地の再生に取り組む復興庁の姿勢に「疑い、懸念が生じることを大変心配している」とも指摘。

根本匠復興相以下の政務三役や幹部の監督責任も「検討する」とした。

 水野氏は総務省出身のキャリア官僚で昨年8月に復興庁参事官に着任。

復興に携わる国会議員や被災者を支援する市民団体などに対して不適切なコメントを繰り返し投稿していたが、復興庁は12日に外部からの指摘で状況を把握した。


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安倍首相は、「福島の復興なくして日本の再生は、あり得ない」と言った。

しかし、この様な人間が復興庁の福島復興担当の中にいる様では、福島の復興を真剣に考えているのか疑問だ。

この様な不適切な事を思っているのは、このクソ官僚だけではないかも知れない。

復興庁の役割とは何か!?


福島を含め、被災地の復興を担う役割以外、他に無い!!

その復興庁の中にこの様な人間がいるなど言語道断だ!!



そもそも、この復興庁が行っている復興支援も問題が大ありだ。

企業支援に関しては、一個人の中小企業に対しては復興支援を行わすグループに限る。と、支援を出し渋る。

本当に必要なところへ復興支援が回らない。

復興庁の全員が水野の様な人間では無く、ほとんどの人達が必死で復興に取り組んでいると信じたいが、水野の様な人間が1人でもいると復興庁自体を疑いたくもなる。

そして、やはり高級官僚とは、こういうモノかと嫌気が差す。


政府は、被災地の復興を最優先…と言っているが、実際には、安倍ノミクス最優先で被災地復興は、二の次になっている。

その事が、水野の様な人間を表舞台に出す結果に繋がっているのだ。

ニュースの映像で見た水野の態度!!

被災地・被災者の事など何も分かっていないどころか、どこか見下した態度・発言。
本当に許しがたいふてぶてしい態度だった。


















ムカつく!!
















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