【安倍政権の本当の狙いは「国民総奴隷化」?】

〈週刊朝日〉
[7/11 11:38]

アベノミクスを筆頭に、経済回復を目指す安倍政権。

しかし、早稲田大学国際教養学部教授の池田清彦氏は、安倍政権は国民を大企業の道具にしようとしているという。

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私が予言したように、アベノミクスは早々と馬脚を現して、庶民におこぼれが到達する前につかの間の風船はしぼんで、元のもくあみならいい方で、前よりひどくなると思う。

安倍政権の考えていることは、国民の大半を権力のいいなりにする国民90%奴隷化政策に違いない。

最終目標は国民をコントロールし易くする憲法改悪。

そのための撒き餌がアベノミクスということなのだろうが得するのは一部の投資家と海外ファンドだけになりそうだ。

世界は、人々をなるべく安い賃金でこき使って、多国籍企業の儲けを最大化するという、古典的な資本主義に逆戻りしつつあるみたいだ。

そのためには安い労働力が次々に出現する必要があるから少子化は困るということなのだ。

世界人口が10億人ほどに減少し、日本の人口も3000万人ほどに減れば、人一人の価値は上昇し、人々は今よりはるかに幸福になるだろうに。

マクロに見れば騙されて子どもを沢山作れば作るほど、当の子どもたちは不幸になる。

安倍政権は、国家は国民を幸せにするための道具だということをすっかり忘れて、国民を大企業の道具にしたくてたまらないみたいだ。

最近、従業員が仕事で発明した新技術の特許権を、従業員から企業に移す法律改悪を、閣議決定したとのニュースを聞いて、さもありなんと納得した。

安倍政権のやることはどんどん露骨になってきた。

原発再稼働も、今回の話も、大企業の儲けを最大化するためなら、何でもやりますよということらしい。

しかし、前に少し触れた『知の逆転』の中で、ミンスキー(人工知能の父)もワトソン(DNA構造の発見者)も、革命的な知見は集団ではなく個人によってのみもたらされると主張しているように、個人の発明力を大切にしない企業は結果的に技術開発競争に敗れて衰退すると思う。

それに才能に溢れた若者は自分の発明に特許権を認めてくれない日本企業は最初から見限って、個人に特許権が属するアメリカの企業に行ってしまうだろう。

原発再稼働も特許権の帰属変更も、目先の利益しか考えず、国家百年の計については何も考えていない愚策だ。

政治家も大企業の経営者もつくづくセコくなったと思う。

リスペクトされなければ、人はまともには働かない。

機械じゃないんだから。

※週刊朝日 2013年7月19日号



【原発維持の自民に電力事業者期待? 脱原発依存・民主応援の労組は複雑】

福井新聞
(2013年7月5日午前7時03分)

 原発の新規制基準の施行を4日後に控える中で公示された参院選。

自民党候補の出陣式には、福井県内の電力事業者の幹部が顔をそろえた。

再稼働、活断層問題など、それぞれが抱える課題の鍵は独立性の高い原子力規制委員会が握っているのが現状。

「特定の政党を支持しているわけではない」(日本原電)としながらも、原発維持を掲げる自民党へ期待をうかがわせた。

一方、電力会社労組の県電力総連は民主党候補を支援するが、脱原発依存は受け入れにくく、微妙な立ち位置だ。

 自民党の滝波宏文候補の出陣式では、約600人の支持者らの中に関西電力、日本原電、日本原子力研究開発機構の幹部らの顔があった。

 6月に開かれた与野党9党の幹事長らによる討論会では、自民党の石破茂幹事長が電力供給確保に向けて原発維持こそ「責任ある政治」と強調し、野党との姿勢の違いが際立った。

 敦賀2号機直下の破砕帯が活断層と認定され窮地に立つ日本原電の関係者は「断層は自民党が審査するわけではない。
結局は規制委を説得できないといけない」と言う。

ただ、別の関係者は事態の打開に向け「(自民党に)期待する面はやはりある」と打ち明けた。

県連の大会や滝波候補の事務所開きにも何人かはきっちり出席していた。

 高浜3、4号機と大飯3、4号機の再稼働申請を控える関電関係者は「とにかく顔を見せておかないと」。

機器の点検漏れ発覚で組織の出直しを進める原子力機構は「まずは目の前のことをやらねば」と語る一方、高速増殖炉もんじゅを念頭に置いた高レベル放射性廃棄物の毒性低減の研究開発を公約に明記する自民党に期待を寄せる。

 党内には5月、本県の高木毅衆院議員が事務局長を務め、原発推進を掲げる議員連盟が発足している。

「原発は基盤的電源として欠かすことはできない」と訴える滝波候補の演説を聴きながら、ある電力関係者は「原発推進への障壁をなくすには、立地県の国会議員を通じて国政に声を届けるのも有効な道筋」と話した。

 一方、民主党の藤野利和候補は第一声で「危ない原発、古い炉には待ったをかける」と主張した。

集中立地する県内14基体制を縮小し、廃炉作業を嶺南の経済振興につなげると訴えた。

 関電などの労組が加盟する県電力総連の幹部は「藤野さんは原発を絶対だめだとは言っていない。
連合福井内の産別労組として支援している」。ただ、嶺南の関係者は「ポスター張りなど最低限の手伝いはするが…」と声をひそめる。

どちらかというと比例の組織内候補を浸透させる活動が中心だ。

陣営事務所にも電力総連のげき文は届いていないという。

 共産党の山田和雄候補は「原発ゼロの政治決断、自然エネルギーへの切り替えが未来を切り開く」と支持者に訴えた。



【原発、TPP 一部で争点外しも 参院選公示】

河北新報
2013年07月05日金曜日

 東日本大震災の被災地で、矛盾だらけの政党対決が幕を開けた。

参院選が公示された4日、東北の各選挙区では、復興の焦点となる原発政策や環太平洋連携協定(TPP)をめぐり、語らなかったり、はぐらかしたりする陣営が相次いだ。

同じ党内で政策の食い違いが浮き彫りになり、一部で「争点外し」も見られた。

 安倍晋三首相は福島選挙区(改選数1)の自民現職と共に福島市で第一声。

福島第1原発事故に関し「自民党は原発政策を推進したことを反省しないといけない」と述べたが、候補者は原発政策に触れなかった。

 党本部は原子力規制委員会が安全と判断した原発を再稼働する方針を公約に明記する。

県連は県内向けの公約で「県内の原発全10基の廃炉」を掲げ、一線を画している。

 「民主党は県連も党も10基廃炉が公約」と胸を張ったのは、同選挙区の民主現職を応援した玄葉光一郎前外相。

「安倍首相はまるで3.11はなかったかのように原発の輸出を進めている。
私(が外相)の時は止めていた」と強気に語った。

 青森県内では数多く立地する原子力関連施設が地域経済と密接につながる。

雇用などへの配慮もあり、青森選挙区(改選数1)では、共産党を除く候補が原子力政策にほとんど触れなかった。

 議論はTPP問題でも深まらなかった。

 コメどころ秋田では民主党の桜井充政調会長がTPP交渉参加を決めた自民党を攻撃。

参加の流れは民主党政権下でつくられたが「頭を下げてまで交渉入りする必要はなかった」と言い切った。

 自民党はアベノミクスの成果を前面に据える候補が多く、TPPはかすんだ。

宮城選挙区(改選数2)の自民現職はTPPに触れなかったが、陣営幹部は「意識して避けているわけではない」と説明した。

 山形選挙区(改選数1)では、自民新人が「私の体は山形のコメでできている。
農業が守られなかったら交渉を脱退する」と訴え、農業票のつなぎ留めに必死になった。

 反TPPを明確にし、自民党との違いを際立たせる野党候補は多かった。

宮城選挙区の共産新人は「美しい自然を守るため断固阻止する」と拳を突き上げた。


【菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」】

安倍総理の大陰謀

13/07/06

 今日の昼、比例候補のツルネン・マルテイさんと、浜岡原発のすぐ近くで選挙遊説の予定。

2011年5月6日、浜岡原発の停止を要請した直後から「菅降ろし」が激化した。

その裏には安倍氏の陰謀があった。

 原発政策が与野党間の大きな争点にならない一つの理由は、与党自民党には福島原発事故の責任は無いという世論誘導に自民党が成功していることにある。

つまり、福島原発事故は原発建設時の自民党政権には責任はなく、事故発生時の「菅総理の誤った判断」に責任があるとキャンペーンを張った。

その張本人が安倍晋三氏であり、最初のキャンペーンが2011年5月20日付の安倍氏のメルマガである。

 安倍氏は東電から頼まれて、「事故発生の翌日、1号機の海水注入を菅総理が中断させたことがメルトダウンにつながった」というでたらめの情報を5月20日付のメルマガを発信し、翌日の読売、産経新聞の大きな記事にすることに成功した。

その後の検証で、海水注入は中断されておらず、メルトダウンは前日の夜にすでに起きていたことが分かっている。

国会でも自民党議員から同趣旨の追及を何度も受け、6月2日の内閣不信任案の理由にも盛り込まれた。

こうした自民党の執拗なキャンペーンによる世論誘導が成功し、事故の責任は菅総理ないしは民主党にあるという論調が定着し、自民党は福島原発事故の責任を厳しく追及されずに済んでいる。

 言うまでもなく、戦後、原発建設を強力に進めてきた中心は自民党であり、3・11原発事故当時の原発の安全基準も自民党政権で作られたもの。

その反省もなく安倍総理は「日本の原発は安全」と根拠もなく言い切り、原発再稼働と原発輸出に血眼になっている。

 安倍総理の「大陰謀」に騙されずに、原発ゼロに賛成か反対かをこの参院選の最大の争点にしなくてはならない。


【みんな・渡辺代表に聞く「原発優遇政策をやめて市場淘汰する」】

産経新聞
[7/8 14:18]

新聞各社のインタビューに答えるみんなの党の渡辺喜美代表=3日午前、衆院第2議員会館


名目4%以上の経済成長を目標にしています。

ここが自民、公明、民主各党、日本維新の会と決定的に違う。

そのために徹底した規制改革をする。

「岩盤規制」に切り込めない成長戦略はあり得ない。

電力、農業、医療など岩盤のような規制がある分野に切り込む。

例えば電力自由化。

自民、公明、民主、維新は所有権分離までは言っていない「なんちゃって改革」だ。

原発優遇政策をやめ、原発を市場淘汰(とうた)していく。

原発ゼロと経済成長は両立できる。

アベノミクスの三本の矢で的に当たったのは、1本目の金融緩和だけだ。

自民党がボロ勝ちすれば先祖返りし、選挙で世話になった業界団体への「ご恩返し政治」をする危険性が高い。

これでは改革が進まない。

民主党は自公と談合し、選挙で約束していない消費税増税法案を通したのが国民の怒りを買い崩壊過程に入った。

民主党に任せるのはもうだめです。

みんなの党は一院制導入などのための憲法改正案を持っており、それらには96条改正が必要になる。

しかし、憲法改正の前にやるべきことがある。

衆院の一票の格差が違憲状態のまま憲法改正を発議するなんてとんでもない。

憲法改正を争点にするつもりはありません。

選挙後の枠組みは選挙結果がすべて。

維新との合流はない。

改選3議席を一つでも多く上回り、みんなの党が小さな力で大きな政治を動かせる結果を確保したいですね。(原川貴郎)


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参院選挙戦も中盤。
各党の街頭演説で原発ゼロや脱原発は良く聞かれるが、原発推進・再稼働推進とは聞かない。

自民党は、原発輸出・原発再稼働を進めているが、街頭演説となると、その事には触れない。

また、国民を騙す気だ。

自民党が圧勝した瞬間から大きな顔で原発推進を推し進めるだろう。

自民党以上に原発推進政党が宗教法人「幸福の科学」を母体とする「幸福実現党」だ。

あまり、話題にしたくないのだが、「幸福実現党」が発行するザ・リバティweb とか言う広報紙みたいのには、「原発推進を掲げるのは幸福実現党だけ!!」と原発推進記事が目白押しだが街頭演説では、一切触れない。
















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◆菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」◆


【ネットを利用した安倍晋三総理の巧妙な名誉毀損】

13/07/11

ネットを利用し、嘘の情報を流すことで安倍晋三氏は私と民主党に対する重大な名誉毀損行為を行い、訂正の要求に応じないことで今も名誉毀損行為を続けている。

選挙戦を戦っていて、 多くの人の間でいったん定着した誤解を解く事がいかにむつかしいかを痛感している。

福島原発事故で、当時の菅総理が海水注入を止めたためメルトダウンを引き起こし、福島原発事故がひどくなったという今も広く信じられている誤解。

この嘘の情報を最初にネット上に発表したのが2011年5月20日付けの安倍晋三氏のメルマガ。

この総理経験者のメルマガ情報を翌日の読売新聞と産經新聞が大々的に取り上げた。

さらに何度も国会で同趣旨の質問を自民党議員が繰り返すことでマスコミに取り上げさせた。

そして、6月2日に提出された菅内閣不信任案の理由の一つとされた。敵ながらあっぱれとでもいうべき見事な一連の情報操作だ。

その後海水注入は停止されていなかったことが故吉田所長自らの発言で明らかになったが、そのことは一般の人にまで伝わらず、菅総理が海水注入を止めて、メルトダウンが起きたという誤解だけが広く今日まで残っている。

安倍氏と自民党のこうした一連の行為は私個人に対するだけでなく、民主党に対しても重大な名誉毀損に当たる。

誤解を解くためには安倍晋三氏に誤りを認めさせて、謝罪させる必要がある。

安倍氏の発表がネット上のメルマガであったので、私もネット上でこれまで何度も誤りを認めて訂正と謝罪をするよう求めてきた。

しかし、一切の反応はない。

ネット選挙が解禁された中で、ネットを利用して嘘の情報を選挙開始前に流しておいて、それを訂正しないという事は選挙の公平性からも許されない行為だ。

しかもそれを行ったのが当時でも総理経験者で今再び総理の座に在る安倍晋三氏本人となればなおさらのことだ。

ネット選挙解禁を強力に進めた安倍総理の責任は重い。

週明けまで安倍総理から何らかの反応がない場合には名誉毀損を正す他の手段を検討せざるを得ない。




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訴えるなら今がチャンス。

元総理が現総理を訴えたら…


しかも、参院選真っ只中で…


週明けに期待!!


















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福島第一原発の汚染水濃度が増している。
いまだに何処にあるかも分からない溶け落ちた核燃料。
そこから放射能汚染が拡がっているとしたら、この汚染は先が見えない。

【高濃度セシウムさらに上昇 福島第1原発の観測用井戸】

産経新聞
[7/10 09:36]

東京電力福島第1原発敷地内海側の観測用井戸から極めて高い値の放射性セシウムを含む地下水が検出された問題で、東電は10日、同じ井戸で9日採取した地下水から、より高濃度のセシウムが検出されたと発表した。

検出値は、セシウム137が法定基準(1リットルあたり90ベクレル)の約240倍にあたる2万2000ベクレル、セシウム134が基準(同60ベクレル)の約180倍の1万1000ベクレル。

それぞれ、前回8日採取分に比べ約1・2倍上昇した。

検出地点は2号機タービン建屋東側に掘られた観測用井戸で、平成23年4月に海への汚染水漏れがあった作業用トレンチから数メートルの場所。

5月にトリチウムなど放射性物質濃度の上昇が確認されて以降、セシウムは比較的低い値だったが、8日採取の地下水を計測したところ急上昇していた。

東電は「原因は不明」として、誤測定の可能性を含め再分析を行っていたが、2度続けて高濃度のセシウムが検出されたことで、誤測定の可能性は低くなったとみられる。

東電は今後、専門家に助言を求めるなどして原因を調べる方針。

海への流出については、海水の放射性物質濃度に大きな変化がないことから、「現時点では判断できない。
引き続きデータを蓄積して総合的に判断したい」としている。



【福島原発、汚染水流出「強く疑われる」=調査、対策求める―規制委】

時事通信
[7/10 12:31]

東京電力福島第1原発の海側の井戸水から高濃度の放射性物質が検出された問題について、原子力規制委員会は10日の定例会合で、汚染水の海への流出が「強く疑われる」と指摘し、詳細な調査や早期の漏えい対策を求めた。

規制委は、東電が2号機電源ケーブル管路付近から高濃度汚染水が地中に拡散したとの見方を示していることについて「これだけを汚染源とするのは疑問がある」と指摘した。

また、流出防止策として、東電が2014年度中を予定している同原発の港の遮水壁設置などを促すことにした。

ただ、会合で田中俊一委員長が「何とかしないといけないが、なかなか原因が突き止められていないという印象を持つ」と述べ、更田豊志委員も「(汚染)元が分からない」と話すなど、原因が分からないため規制委も適切な対策を指示できない状況となっている。

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高濃度放射性汚染水の原因は、分からないでいるが、これ程の急激な上昇は、明らかに何が起きている。
メルトスルーした核燃料が核分裂を起こしている可能性は!?
いずれにしろ、ただの汚染水漏れでは済まない様な気がする。

福島第一原発のこの様な状態を他の電力会社や自民党は、どう見ているのだろうか?


電力会社は、再稼働申請で頭がいっぱい。

自民党は、参院選で頭がいっぱい。

まだまだ、何が起こるか分からない福島第一原発に再び危機的状況が訪れるなど考えてもいないかも知れない。


【社説[原発再稼働申請]フクシマ前に戻すのか】

沖縄新報
2013年7月9日 10時51分
(16時間33分前に更新)

 東京電力福島第1原発事故から2年4カ月。事故は収束せず、15万人の人たちがふるさとに帰ることができないままの生活を強いられている。

 原発の新規制基準が施行された8日、4電力会社が再稼働を求め、原子力規制委員会に安全審査を申請した。

 北海道電の泊(北海道)、関電の大飯と高浜(いずれも福井県)、四国電の伊方(愛媛県)、九電の川内(鹿児島県)の5原発10基である。

九電は玄海原発(佐賀県)の2基も12日に申請する方針だ。

 申請ラッシュである。

審査にかかる期間は「半年程度」とみられるが、電力会社が再稼働を急ぐのは、経営上の理由からだ。

停止した原発から火力発電にシフトしたため、燃料費が膨らみ、経営を圧迫しているためである。

 新規制基準は、重大事故対策、設計基準、地震・津波対策の三つに大別される。

これまで電力会社の自主性に任せていた取り組みを初めて法的に義務付けたのが特徴だ。

 事故時に原子炉格納容器内の圧力が高まり破壊されるのを防ぐため、放射性物質を減らし蒸気を外部に放出する「フィルター付きベント」の設置が盛り込まれている。

 ただ、今回申請された原発ではフィルター付きベントの設置が5年間猶予されている。

中央制御室の代替施設となる緊急時制御室も同じだ。

事故時の拠点となる緊急時対策所は伊方を除き、暫定的な施設で済ませている。

 地震大国の日本で、誰が今後5年間は事故がないと保証できるのだろうか。

経済性だけを最優先し、なし崩し的な再稼働は許されない。

    ■    ■

 信じられないのは、福島第1原発事故の当事者である東電の振る舞いである。

 東電は当初、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働を申請し、「第一陣」に入りたい考えだった。

 2日の取締役会で再稼働の申請を決め、広瀬直己社長が表明した。東電は赤字に陥っており、黒字転換には再稼働が不可欠だとの判断がある。

 福島第1原発事故はいつ収束するのか見通せない。

メルトダウンした原子炉がどうなっているのか、誰もわからない。

汚染水、除染、補償問題など何一つ解決していない。

事故は進行中なのである。

 安全確認されても再稼働は地元の同意が大前提であるにもかかわらず、東電は地元への説明を後回しにするあべこべの手順で進めようとした。

 「安全とお金のどちらが大事なのか」。

泉田裕彦新潟県知事が広瀬社長に詰め寄ったのは当然だ。

東電は事故から何を学んだのだろうか。

    ■    ■

 安倍晋三首相は「規制委が安全と判断したものについては再稼働していきたい」と推進の姿勢だ。

首相は成長戦略として原発輸出のトップセールスに飛び回っている。

自民党はエネルギーと原発の将来像を示していないが、首相の言葉が再稼働に前のめりの電力会社を後押ししている。

 規制委の責任は重大である。

政府から独立した組織として透明性ある審査がなされなければ、存在意義に関わることを忘れてはならない。

再稼働ありき、ではいけない。

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福島第一原発事故の教訓は現在進行形で、更に教訓となる事象が起こるかも知れない。

再稼働以前に本当の意味での福島第一原発事故の収束が先では無いか!?

その後に本当の福島第一原発事故の教訓が新基準に取り入られるべきだ。



【原発安全審査 16日から同時並行で】

NHK
7月9日 22時11分

原子力発電所の新たな基準が8日に施行され、安全審査の申請が行われた原発について、国の原子力規制委員会は、今月16日から審査を始め、複数の原発を同時並行で審査していくことになりました。

原発の新たな規制基準が8日に施行されたのに合わせて、早期の運転再開を目指す電力会社4社は、5つの原発10基について国に安全審査を申請しました。

これを受けて規制委員会は、今月16日に初会合を開いて公開で審査を始めることになりました。

審査では、福井県の大飯原発3・4号機と、愛媛県の伊方原発3号機のチームと、北海道の泊原発1・2号機と、鹿児島県の川内原発1・2号機のチーム、それに泊原発3号機と、福井県の高浜原発3・4号機のチームの3つに分けて、複数の原発を同時並行で進めていくことにしています。

また、地震や津波を担当するチームも設け、9日から電力会社に話を聴き始めていて、今月16日の初会合では、申請した電力会社4社を呼んで設備の安全対策や地震や津波の評価について説明を受けるということです。

原子力規制庁の森本英香次長は、断層の問題の結論が出ていない大飯原発について、「審査は活断層かどうかの評価が出たあとだ」と述べ、直ちに審査を始めるのは難しいという見解を示しました。

また、佐賀県の玄海原発など、今後申請が予定されている原発については、「申請が出てくれば粛々と審査をする」としましたが、原発ごとの対応について、「すべての審査が一律に進むことはなく、差はつくと思う」と述べました。

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『原子力規制庁の森本英香次長は、断層の問題の結論が出ていない大飯原発について、「審査は活断層かどうかの評価が出たあとだ」と述べ、直ちに審査を始めるのは難しいという見解を示しました。』…だったら何故、運転継続を容認した!?
大飯原発は完全に「安全」より関電の経営悪化を懸念して動かし続けている。
日本で一番大きな電力会社である東電が経営破綻寸前で更に日本第二位の関電までもが経営破綻の恐れが出る事を懸念し「安全」を無視して稼働を容認している大飯原発!!

各電力会社は、この大飯原発運転継続に気を良くして安全対策もそこそこに再稼働申請して来たのだ。


【来年夏は原発複数基が稼働と予想=大島・原子力規制委員】

[東京 9日 ロイター]
2013年 07月 9日 21:15 JST


原子力規制委員会の大島賢三委員は9日、ロイターのインタビューで、来年夏には複数基の原発が稼働しているとの見通しを示した。

「来年夏に何基が稼働してるか」との質問に大島氏は、「常識的に言えば、複数基の再稼働が1年たった時には予想される」と述べた。

原発の新規制基準は8日に施行され、関西電力 高浜原発3、4号機など電力4社から5原発10基の安全審査の申請があった。

12日には九州電力が玄海原発3、4号機の申請を行う予定。

大島委員は、「(申請の)全部が全部だめになるのは想定しがたい」と語った。

1年後、何基のプラントが再稼働するかについては「いくつになるか、結果は分からない」と述べた。

新基準が施行され原子力規制委員会・原子力規制庁にとって、これからが業務の正念場となる。

東京電力が柏崎刈羽原発の安全審査申請方針を新潟県の泉田裕彦知事に伝えた際に、知事が「東電は金と安全、どちらを優先するのか」と問い詰めたことが象徴するように、原発停止に伴う経済的な負担が生じている中で安全性をどう確保するのか。

規制委には国民から厳しい視線が注がれるのは間違いない。

大島委員は、再稼働審査の過程で「金か安全か」の二者択一的な判断を迫られる場面への対応について、「安全は大事だ。
金というよりエネルギーをどうするかだ。
安全を犠牲にしたエネルギーでななくて、最大限の安全措置を講じた上で、ではどうするかだ。
絶対に安全ということはない」などと語った。

新基準の仕上がりについて大島氏は、「過酷事故対策は国際的な常識、基準に合わせたか、それよりもさらに厳しくした。
トータルでみて(世界で)最も厳しいものができた」と語った。

<短期間の基準作り、必要なことやった>

法律により、新基準作りに与えられた期間は昨年9月の規制委発足から10カ月間という短期だっため、実質的には半年あまりの作業を余儀なくされた。

「通常は5年かかる」(規制委の更田豊志委員)作業を半年程度で仕上げた点について、外交官出身の大島氏は、「こういう問題(原発過酷事故)があったら2年や3年かかってやると、アメリカ人にもフランス人にも言われる。
逆に言えばそれだけ必死にやった。
無理はしたが必要なことはやった」と語った。

安全審査の過程で、電力会社や政治家から早期再稼働への圧力がかかることも予想される。

大島委員は、政治や事業者からの圧力について、「政治家も事業者も世間の目を気にしている。
これまでのところ、利害や意見の主張を超えて圧力を行使しているとは感じられない。
だが、これがいつまでも続くかどうか、これは別問題だ」と語った。

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次の参院選で自民党が圧勝してネジれが解消すれば、今でも勢いを増す電力会社が更に勢いを増す。

独裁政権となる自民党も圧力を掛けて来るかも知れない…
















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