自民党は、良い事しか言わない。
ヤバい事には触れない。
触れたとしてもはぐらかす。

日本の未来を考えず目先の事しか見えない政権では、日本は滅びる!!



【<2013岐路>原発政策 未来の安心もっと語れ】

東京新聞
2013年7月8日


 自民は原発推進に舵(かじ)を切り、他は脱原発や脱原発依存を訴える。

だがそれで、どんな未来になるのだろうか。

私たちのその未来をもっと語ってもらいたい。

 2052年の時点でまだ原子力発電を続けているのは、フランスと中国だけになるだろう-。

 世界自然保護基金(WWF)の副事務局長などを務めた、ヨルゲン・ランダース氏の近著「2052」(日経BP社)に収録された、識者による未来予測の一つである。


◆巨額の費用がかかる

 書いたのは、ジョナサン・ポリット氏。

英国緑の党の共同代表などを歴任した人だ。

「原子力発電の終焉(しゅうえん)」というタイトルが付いている。

 原発はなぜ消えていくのか。

ポリット氏によれば、主な理由は経済だ。

 欧州では環境派と呼ばれる人々にも、原発は一定の支持を受けてきた。

石油や石炭などの化石燃料に比べてコストが安く、地球温暖化の原因になる二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないからだ。

 ところがそれも安全あってのことである。

フクシマの事故で安全神話のベールがはがれ、原発の隠れたコストが明るみに出た。

 どんなに科学が進んでも、原発事故の確率をゼロにするのは不可能だ。

事故を起こせば、その損害は計り知れないものになる。

フクシマは原発の経済リスクを世界に知らしめた。

廃炉や使用済み核燃料の処理にも、この先巨額の費用がかかる。

 日本最大の東京電力さえ、国有化を余儀なくされた。

公的資金が無限に注入されない限り、投資リスクの解消は望めない。

投資家は原発という古い船を下り、再生可能エネルギーに乗り換える。

市場原理が、原発を追い立てる。


◆世論は消極的なのに


 ポリット氏の予測に沿うかのように、米国ではシェールガスへの転換が急速に進んでおり、デンマークでは原発の予定地に風車を建てた。

原発への公的資金投入をいち早く打ち切った英国では、大規模な洋上風力発電施設の建設が盛んに計画されている。

西欧で建造中の原発は、フィンランドとフランスのそれぞれ一基だけである。

 20年までに56基の原発を建設するという中国でさえ、3・11後は住民の不安に配慮して、減速の兆しがあるという。

 エネルギー社会の未来図を、フクシマが塗り替えつつあるのだろう。

未来図が示されてこそ、世界は動く。

未来図を描くのが政治家の仕事ではなかったか。

 思い出してもらいたい。

去年の夏のことである。

 当時の民主党政権は福島の事故を受け、「2030年に原発比率50%以上」とうたったエネルギー基本計画を白紙に戻し、討論型世論調査で国民の意見を聞いた。

 2日間の議論の結果、政府が示した30年に原発比率ゼロ、15%、20~25%の選択肢から、約半数の参加者がゼロを選んだ。

 だが、原発ゼロに至る具体的な未来図や戦略が示されないまま、草創期から原発を推進してきた自民党が、暮れの総選挙では与党民主に圧倒的な大差をつけて政権の座に返り咲いた。

 だからといって、原発ゼロを選んだ有権者の意思が消えてしまったわけではない。

本紙の世論調査では、今度の参院選で安倍内閣を支持すると答えた人の半数近くが、原発再稼働には消極的だ。

比例の投票先も約半数が未定のまま、選挙戦に入っている。

 放射能は恐ろしい。

でも脱原発は暮らしにどんな影響を与えるのか。

原発ゼロにするのはいい。

でも本当に実現できるのか。

アベノミクスに期待しながら原発に不安を覚える人や、脱原発を望みながらも、実現可能な政党を見つけられない人は多いに違いない。

 故郷を追われた15万人を超える原発被災者の日常に、心を痛めない人はいないだろう。

 そんな有権者に向けて、早期再稼働と輸出をめざす自民は、原発と共存可能な社会の未来図を、脱原発を訴える他の党は、原発なしでも豊かな社会のそれを、具体的に示して信を問うべきだ。

 若い有権者には特に、解禁されたインターネットなどを使って、候補者や政党に、それを求めてもらいたい。

◆大きな転換点だから

 いずれにしてもこの国のエネルギー政策は、大きな転換点にある。

原発依存を抜け出すにせよ、使い続けるにせよ、再生可能エネルギーの普及や電力の自由化など、時代の要請は避けられない。

 新しいエネルギー社会を築き上げるには、時間がかかる。

その社会を生きるのは若い皆さんと、皆さんの子どもたちなのだ。

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アメリカ・ドイツなどの先進国でも原発比率を低下させている。

福島第一原発事故以降、世界が原発に対し不安や懸念を抱き比率を下げようとしている中、原発事故の当事国で日本は、国内の原発再稼働はおろか海外までにも原発を輸出し推進する世界の流れに逆行している。

【世界の原発発電量6・8%減 12年、国際チーム報告】

琉球新報
2013年7月11日


 2012年に世界の原発が発電した電力量は2兆3460億キロワット時で、前年比6・8%の減少だったとフランスや英国、日本の国際調査チームが11日、発表した。

世界の原子力発電の現状に関する報告書で明らかにした。

 発電量の減少は3年連続で、ピークの06年比では11・8%のマイナス。

総発電量に占める比率も過去最低の10%にとどまった。

 調査チームの一人、細川弘明・京都精華大教授は「世界の原子力産業は下り坂にある。
一方で、インドと中国では原発の発電量を再生可能エネルギーの発電量が上回るなど、再生可能エネルギーの優位さが目立っている」と話している。

(共同通信)



【中国で異例の反核デモ=燃料工場建設に異論―広東省】

時事通信
[7/12 12:51]

【香港時事】中国南部の広東省江門市で12日、核燃料加工場の建設プロジェクトに反対する市民のデモが行われた。

香港のテレビが現場から伝えたところによると、デモには1000人以上が参加した。

中国では原発推進が国策となっており、反核デモが起きるのは異例。

デモ隊は市政府前に集まって、建設反対を叫んだり、国歌を歌ったりした。

参加者は「核汚染反対」「GDP(国内総生産)のために命は捨てられない」などのスローガンを掲げた。

警官隊が市政府の正門前にバリケードを造り、警戒に当たっている。


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世界の脱原発の流れの元となった福島第一原発事故。

事故当事国の日本が行うべき事は、経済の為の再稼働や原発輸出ではなく、世界に先駆け原発政策からの撤退だ。

しかし、原子力に関連した利権や天下りが現政権の自民党と深く関わっている為、世界の流れに逆行しているのが現状だ。

【天下り法人 なお独占 原発周辺住民に電気代給付】

東京新聞
2013年7月8日 朝刊


 原発が立地する地域の住民らに、電気代の一部として一定額を給付する制度をめぐり、経済産業省は昨年度から、財団法人「電源地域振興センター」(東京都)に給付業務を請け負わせる規定をなくしたのに、依然として振興センターの独占受注が続いていることが本紙の調査で分かった。

住民への給付の実務は電力会社が担っており、第三者を介在させる仕組み自体を見直す必要がありそうだ。 (桐山純平)

 振興センターは1990年に設立され、歴代理事長などに元中小企業庁長官らが就任するなど、経産省OBが天下ってきた。

給付業務はセンターの主要な事業で、2010年度決算では約3800万円の利益を得ていた。

 給付の原資は消費者が支払う電気料金の一部で、国から原発などが立地する道県へ、道県からセンターへと流れ、形の上ではセンターが住民への給付を担っている建前になっている。

だが、振り込みなどの実務は電力会社に丸投げに近い状態で、センターが中抜きしているとの批判もある。

 この問題を本紙が11年9月に報じたのを受け、枝野幸男経産相(当時)は、業務を受注できるのは公益法人に限定するとの運用規則の見直しを指示。

原発関連施設が立地する15道県は12年度から、受注業者を公募している。

 本紙が15道県に現状を取材したところ、いずれも業務はセンターが受注。

センター以外に応募した団体や企業もなかった。

 東京電力柏崎刈羽原発がある新潟県の担当者は「業務が特殊で、経験があるセンターしか応募しにくいのでは」と推測。

経産省資源エネルギー庁の担当者は「事業者の選定は自治体に任せている」と話した。

 センターの担当者は「今は完全公募になっており、私たちは一事業者として応募しているだけ」と説明した。

 ただ、給付の実務は電力会社が担っており、電力会社が直接支払う仕組みにすれば余分な費用も不要になる。

 「(法人が)特定規模電気事業者(PPS)から電気を買っている場合もあり、調整が難しい」(東京電力の担当者)との声もあるが事例はわずかで、大半は電力会社と契約している。

給付額も一定なのに、まだ仕組みを見直す機運はない。



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世界の原発比率を下げドイツを脱原発へと向かわす直接要因となった福島第一原発では、事故収束どころか、更なる高濃度汚染水漏洩が大問題となっている。



【トリチウム63万ベクレル検出 福島第1原発、海際の井戸】

日本経済新聞
2013/7/12 23:37


 福島第1原発の海側にある観測用井戸の水から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は12日、最も海に近い井戸で8日に採取した水からトリチウムが1リットル当たり63万ベクレル(法定基準は6万ベクレル)の濃度で検出されたと発表した。

 海側井戸で検出されたトリチウムとしては最高値。

 この井戸は1、2号機タービン建屋の東側にあり、海まで約4メートル。

6月28日採取の水で43万ベクレル、7月5日採取の水で60万ベクレルと、上昇傾向が続いている。〔共同〕


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事故原因も解明されず今も放射能汚染を拡げる福島第一原発。

多くの人々の故郷や生活を奪い環境を破壊する原発事故。


福島第一原発事故で日本が学んだ事は、原発比率を下げる世界に原発を輸出して原発比率を上げリスクを上げる事なのか!?

自民党がやろうとしている事は、明らかに間違いで日本をはじめ世界に放射能リスクをバラ撒く事になる。


自民党は、参院選街頭演説で原発再稼働・原発推進政策を表に出さずはぐらかし国民を騙そうとしている。


【自民、原発再稼働問題で沈黙 争点回避】


日本経済新聞 電子版
2013/7/13 0:30


 安倍晋三首相や自民党幹部が街頭演説で原子力発電所の再稼働問題に沈黙を続けている。

原子力規制委員会が安全と判断すれば容認する方針だが、有権者に慎重論が根強く残っていることから、真正面から訴えて前のめりと受け止められないようにしているようだ。

野党各党は安倍政権の姿勢に批判を強めている。

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使用済み核燃料や核のゴミ問題にも触れず再稼働を急ぐ自民党・安倍政権。


自分達(原発推進)に都合の良い有識者だけを集め反対論者を排除、過去の原発安全神話と全く同じ事を進めている自民党を参院選で圧勝させてしまえば、再び原発事故が起きる。


次の原発事故を阻止出来るのは、良識ある有権者しかない。


安倍ノミクスに騙され、再び原発事故を起こすか…



本当の意味での福島第一原発事故の教訓を学び2度と原発事故を起こさせない国にするか?


今、我々国民に問われている。














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【焦点:原発再稼働へ蘇る「安全神話」、突貫作業で新規制基準】

ロイター
[7/8 14:11]


東京電力福島第1原発事故発生の温床となった「安全神話」が息を吹き返している、との指摘が専門家の一部から出ている。

実質的に半年あまりの突貫作業で仕上げて8日に施行された新規制基準について、「穴だらけ」との声も挙がっている。

しかし、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「世界一厳しい」と反論している。

規制委の背後には安倍政権からの強い圧力があるとの見方も聞かれる中、田中氏が唱える「安全文化」が定着するのか、注目を集める新しい原子力政策が始まった。

<泉田知事、古巣から標的>

「なぜ急ぐのか」─。

新潟県の泉田裕彦知事は今月5日、柏崎刈羽原発の再稼働方針の説明で訪れた東電の広瀬直己社長を問い詰めた。

3日前に東電は柏崎刈羽原発の再稼働方針を取締役会で決議。

8日の新規制基準施行後、「速やかに申請したい」(広瀬氏)と記者会見で表明した。

だが、厳しい会談になることは予想された通りだった。

泉田氏の射貫くような視線を受けて、広瀬氏は「反省すべき点があった」などと懸命に弁明する一方で、「再稼働申請の前に県の事前了解をとるのか」と迫る知事に確約はしなかった。

6月の段階で泉田知事は、県の了解なく再稼働申請を行った場合、「信頼関係を壊す」との警告を発していた。

だが、3年連続経常赤字回避に努力する姿勢を銀行団に示す必要がある東電は、社外取締役を中心に再稼働に向けて強行突破を図った。

元経済産業官僚の古賀茂明氏は、古巣の後輩である泉田知事に対する包囲網が形成されていると述べる。

「泉田裕彦は経産省で出来が悪くて知事に転出した。
省内で出世できなかったことを根に持って抵抗している、というストーリーを経産省がこの1年間、ずっと流している」と古賀氏は指摘する。

<泉田知事が批判する新基準の中身>

泉田知事が広瀬氏との会談で繰り返した「なぜ急ぐのか」という疑問は、規制委員会にも向けられている。

昨年9月19日に規制委が発足して以来、今年1月末には基準の骨子案が示され、4月上旬には新基準の条文案が公表された。

こうした動きに対して、泉田知事は「福島第1原発事故の検証・総括が不十分」とし、規制委がまとめた災害対策指針についても「地元の声を反映していない」などと批判を続けている。

一方、田中委員長は「(泉田氏の発言は)かなり個性的」と応戦、包囲網に加わった格好だ。

<米国の規制ガイドに似ているとの指摘>

規制基準作りで中心的役割を果たした規制委の更田豊志委員は、作業について「普通に考えれば5年はかかる」とみていたが、改正原子炉等規制法に新基準策定は規制委の発足から10カ月以内と定められ、突貫作業を余儀なくされた。

原発メーカー、米ゼネラル・エレクトリックでエンジニアとして長年勤務した経験を持つ原子力コンサルタントの佐藤暁氏は、新基準について「骨子案に評価ガイドや審査ガイドが加わった。
ただ、中身をみると米国の規制ガイドの真似で、しかも中身が貧弱だ」と指摘する。

福島事故以前に政府が原発輸出を強化していたころ、日本の規制インフラが完備していないことが政府内で問題になり、同氏は「日本のものでは世界に通用しないから、米国の真似をするしかない」と提案したという。

米国の規制体系は、
1)原子力に関する連邦規則集、
2)一般設計指針、
3)規制ガイド、
4)標準審査指針
─で構成されている。

日本の新規制基準は全体で約3000頁の分量だが、「米国は、規制ガイド、スタンダード・レビュー・プラン(標準審査指針)でそれぞれ1万頁くらいある」(佐藤氏)と、日米格差は歴然としている。

新基準の問題点とは何か。

佐藤氏は「挙げればきりがないが、例えば地震の扱いだ。
欧州や米国では1万年、10万年に1回起こるような大地震を基準にして設計するとある。
日本では、2005年以降4回、5つの原発で基準地震動を超える揺れがあったにもかかららず、新基準は実質的に以前から何も変わっていない」と批判する。

<政治の圧力で交錯する観測>

田中委員長は、発足以来、新基準作りを含む規制委の運営について、「科学的判断に立脚する。
政治や経済の要請はしん酌しない」との姿勢を繰り返し強調してきた。

ただ、古賀氏によると実情は異なる。

「規制委員会の関係者からも情報は入っているが、圧力だらけ。
(厳しい規制は)どんどん後退している。
委員の一部も認めている。
(政治家が)委員には直接言わないが、基準作りが遅れたら遅れるだけ非難されると、事務方から委員に上げていく」(古賀氏)という。

円安政策をとる安倍政権にとって、液化天然ガス(LNG)などの燃料費負担が増大する原発停止の長期化は大きな懸念材料に違いない。

「日本経済の命運を決めるのはあなた方、という圧力のかけ方だ」と古賀氏は語る。

<原発政策の過去を知る関係者の証言>

黎明期から原子力開発の現場を知る笠井篤氏がロイターの取材に応じた。

同氏は1959年(昭和34年)、日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)に研究員として入所。

「時の政府からの圧力は過去からずっと有形無形であった」と語る。

同氏の同僚が、福島第1原発や関西電力美浜原発の問題を指摘した論文を学会発表した際に、「(政治から)猛烈な圧力があった」という。

放射線防護が専門だという笠井氏。

「事故が起きた時にどうすべきかという研究をしてきた。
原研が唯一、安全性の研究をしていた。
原発は事故が起きないはずなのに、なぜ事故が起きる研究をするのかと大蔵省(当時)から言われ、予算は削られ、人も付けてくれなかった。
国の政策に反対するような研究所はつぶしてしまえと、自民党の人たちにはっきりいわれた」と、当時の状況を語る。

若い研究者を守ったのが、原子物理学の第一人者で、笠井氏が入所当時の原研理事長だった菊池正士博士だ。

「菊池さんは国の圧力はけしからんと体を張って研究者を守ってくれた。
国会に何度も召喚されて、結局更迭されてしまった」という。

笠井氏は福島事故後から現在に至る状況について、「東電と泉田知事の会合をみると、安全神話の復活どころではなく、それ以前のレベルだ。
地元の意見を聞くべきなのに、政権をバックにゴリ押ししている。
事故以前の体質と変わっていない」と話した。

原子力コンサルタントの佐藤氏もまた、安全神話の復活に懸念を示す。

「5年、10年、何事もなく過ぎていく可能性は十分にある。
本当に怖いのは、そんなものかと考える10年後、20年後の人たちのことだ」と述べている。

(浜田健太郎 取材協力 前田りさ 編集;田巻 一彦)



【原発再生 始動する新規制(中)】


対立、不信…真価問われる審査


MSN産経ニュース
2013.7.8 09:04

 原子力規制委委員長代理の島崎邦彦(67)は明らかにいらだっていた。

 「(活断層の)3連動が起こるのだと思って評価してほしいと言ってきた。
なぜそれに対する答えがないのか」

 6月末まで約2カ月間行われた関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の現状評価会合。地震学の権威でもある島崎は、大飯の周辺に位置する3つの活断層が連動し、原発に影響を及ぼす恐れを指摘してきた。

 ところが関電側は「連動するというデータは、新たに見つかっていない」と調査を渋り続けた。

 大飯の評価会合は、新規制基準施行後の審査を占う上で、関電以外の電力会社も注目していた。

見えてきたものは規制委と電力会社との対立構造だった。

 大飯の報告書には「新基準の最低線を探ろうとするかのような(関電の)姿勢は、今後の審査の障害になる」とまで記載された。

 だが別の電力会社幹部はこう語る。

「規制委は電力会社を“敵”としか見ていない。
一緒に安全を高めていこうという意思が感じられない」

■ ■ ■

 規制委と電力会社の軋轢(あつれき)は、審査をめぐる動向にも表れた。

規制委の審査チームは3つしかなく、審査は1基に半年かかるとされる。

7月中に予想される申請は7原発14基あり、審査の第1陣に入らなければ、再稼働を1年以上待たなければならない。

 審査方針の明示を求める電力会社に対し、規制委は一向に示さず、委員長の田中俊一(68)は「申請が出てみないと分からない。
どれだけ出るか楽しみだ」と悠長に構えていた。

 早期の再稼働を目指す自民党の議員連盟は6月末、審査が滞ることを懸念し、「国会が規制委に対し、電力会社や自治体の意見を聞くよう監督を強化する」とした提言をまとめた。

これに対し、田中は「私は感受性に乏しい人間だ。(提言の内容は)山ほど言われてきた。
なんで改めてそんなこと言うのか」と一顧だにしない。

 規制委の審査が進まず、再稼働が遅れる…。

だが、この光景は民主党政権の思惑通りだった。

元首相の菅直人(66)は4月、北海道新聞のインタビューにこう答えている。

 「10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。
そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。
その象徴が規制委を作ったことです」

■ ■ ■

 規制委の進め方には、原発立地自治体の不信感も増している。

 敷地内破砕帯が活断層と認定され、廃炉が濃厚となった日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)。

市長の河瀬一治(61)も不信感を持つ一人だ。

「動くことが前提の基準でないと。
動かさないための基準はおかしい」と憤る。

 今月4日、規制委は立地・周辺自治体を対象とした新基準の説明会を開いた。

自治体からは審査の進め方に質問が相次いだ。

「東京電力福島第1原発事故は原因究明の途中。
新基準で安全と言い切れるのか」と新基準に疑問を投げかける厳しい質問もあった。

不信感は再稼働に賛否双方の自治体に広がっている。

元福井県原子力安全対策課長で福井工業大教授(原子力技術応用工学)の来馬(くるば)克美(65)は両者の不和を苦々しく見ている。

「地元の意見を聞かずに決めた新基準は、何十年もの間築き上げてきた地元との信頼関係を失わせ、極めて時代錯誤的になっている。
安全は国、電力会社、自治体の共通目標のはずだ」

 電力会社との対立、そして自治体の不信。

2つの重荷を抱えたまま規制委の安全審査は本格化する。

(敬称略)



 ■原発の安全審査 

原子力規制庁と独立行政法人「原子力安全基盤機構」の職員らが、20人ずつに分かれ3つの審査チームをつくる。

それとは別に地震・津波専門の25人が横断的に審査する。

活断層が重要施設の直下にないことが安全審査の前提。

大規模災害やテロが起きても炉心が損傷することのないように対策が取られているか、設備の設計図も詳細に見た上で、安全かどうか判断する。

1基の審査は半年ほどかかるとみられる。


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規制委員会に対する自民党の圧力は、相当なものだろう。

更に自民党をバックに電力会社の攻勢も強まる一方だ。

「新安全基準」が「新安全神話」にスリ替えられつつある。


世界一、厳しい基準のハズが、少しづつ下の方から崩されようとしている。

安倍総理と自民党が行く先々で口にする「規制委員会が安全と判断した原発については政府の責任で再稼働する」…これも、規制委員会への圧力だと言える。

たった5人の規制委員会が、いつまで政治的圧力に耐える事が出来るか?


規制委員会が政治的圧力に屈した時、次の原発事故へのカウントダウンが始まる……




















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福島第一原発の汚染水は拡がる一方。


【福島原発3号機井戸からも放射性物質】
共同通信
[7/12 10:15]

福島第1原発3号機東側の観測用井戸からも高濃度の放射性物質検出。

汚染広がっている可能性も。



【福島第1地下水問題 東電「セシウム付着土混入」】

産経新聞
[7/11 07:55]

東京電力福島第1原発の2号機タービン建屋海側の地下水から、これまで比較的低い濃度だった放射性セシウムが高い濃度で検出され始めた。

なぜセシウムの濃度が跳ね上がったのか。

トリチウムやストロンチウムはこれまでに検出されていたが、セシウムは8日採取分から急上昇。

東電はセシウムが付着した土の混入を原因とみるが、なぜ今、混入したかについては説明していない。

検出地点の数メートル南には、平成23年4月に高濃度汚染水が海へ漏れ出た作業用トレンチがある。

東電は当時漏れ出た汚染水がトレンチ内に残り地中に滞留。

土に吸着しやすい特性を持つセシウムが土にこし取られたことで、トリチウムやストロンチウムに比べ濃度が低くなったとの見立てだ。

濃度が急上昇した理由は何なのか。

産業技術総合研究所の丸井敦尚(あつなお)地下水研究グループ長は建屋内の汚染水が流入してきた可能性に言及。

「セシウムは土への吸着性が高く、水の中をゆっくりとしか進めない。
今回初めてセシウムを含む地下水が観測用井戸に到達し、検出されたことも考えられる」との見方だ。

丸井氏によると、トリチウムは水とほぼ同じ速度で進むのに比べ、ストロンチウムは水が10メートル進む間に約3メートル、セシウムは約1メートルとより遅くなるという。

基準値を上回る高濃度のトリチウムとストロンチウムが採取されたのは5月下旬。

トリチウムとストロンチウムがいつの時点で検出地点に達したかは不明だが、「セシウムが遅れて着いた可能性は十分考えられる」(丸井氏)。

汚染水は建屋からの新たな流入なのか2年前の滞留水なのか。

それには地下構造を詳細に分析するしかない。

筑波大の山中勤准教授(水文科学)は「地下水の正確な動きを把握するには数十本から数百本規模の観測用井戸を掘って測定しなければ、十分に分からない」と指摘する。

東電は新たな観測用井戸を7月中旬に完成させる予定だが、それでも計7カ所だけ。

全容解明には時間がかかることも予想される。(原子力取材班)


【福島第1地下水問題 規制委「海洋汚染は継続」 土壌汚染も確認】

産経新聞
[7/11 07:55]

高濃度の放射性物質が検出された観測用井戸

東京電力福島第1原発敷地内海側の観測用井戸から極めて高い値の放射性セシウムを含む地下水が検出された問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は10日の定例会見で「海洋汚染は大なり小なり続いていると思う」と述べた。

規制委は同日、汚染源を特定し、対策や危険性を検討する作業部会の設置を決めた。

一方、東電は高濃度のセシウムが付着した井戸周辺の土が水に混入していたのが原因とみている。

田中委員長は海洋汚染の根拠として、「(同原発の港で)海水の放射性物質濃度が上昇していることは否定できない」と指摘した。



東京電力は10日、汚染水漏れが相次いだ福島第1原発の地下貯水槽の周辺で、土壌汚染の有無を調べるための穴の水から、最大で検出限界値の5倍の放射性物質が検出されたと発表。

土壌汚染が確実となった。


【農業用水に汚染水340トン】

ロイター
2013年 07月 12日 05:36 JST

 日本原子力研究開発機構が発注した除染モデル実証事業(2011~12年)で、中堅ゼネコンの日本国土開発(東京)が福島県南相馬市で生じた汚染水340トン(同社推計)を、農業用水に使う川に流していたことが11日、共同通信の調べで分かった。

原子力機構は、川に流すことを知りながら、排水経路に触れていない国土開発の計画書を了承、地元に提出していた。

南相馬市は「説明はなく排水されたことも知らなかった」と反発。

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原発事故による放射能汚染は、深刻な問題で事故から2年以上も過ぎた今でも拡がっている。

そして、原発事故による被害者の苦悩も…


【「悲惨な避難生活」 原発被災者27人が追加提訴 千葉】

MSN産経ニュース
2013.7.12 17:04

 東京電力福島第1原発事故で、福島県から千葉県に避難している被災者が、国と東電に「原状回復」や慰謝料などを求めた訴訟で、新たに10世帯27人が12日、千葉地裁に提訴した。

 原告側弁護団によると、千葉地裁での原告数は3月に提訴した8世帯20人と合わせ、計18世帯47人となった。

同様の訴訟は、札幌、福島、東京、名古屋の各地裁と福島地裁いわき支部でも起こされている。

 提訴後、福島県浪江町から千葉県鎌ケ谷市に避難している原告の男性(83)は「多くの人が悲惨な避難生活を強いられている。
全ての原発をなくしてほしい」と語った。

 訴状によると、避難費用や休業損害などのほかに、避難による精神的苦痛を1人当たり月額50万円、故郷を失った苦痛を2千万円と換算し、慰謝料を求めている。


【神奈川で9月にも集団提訴 原発事故避難者、東電に】

MSN産経ニュース
2013.7.2 17:09

 東京電力福島第1原発事故で福島県から神奈川県への避難者が、精神的苦痛を受けたとして9月にも東電と国に損害賠償を求める集団訴訟を横浜地裁に起こすことが2日、分かった。

支援する弁護団が明らかにした。

 弁護団によると、約60人規模の原告による提訴を目指して慰謝料など計数十億円を請求する。

神奈川県によると、福島県からの避難者は2090人(1日現在)。

 札幌や福島、千葉、名古屋などでも避難者が同様の集団提訴をしており、山形、前橋、新潟で準備が進められている。

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何故?放射能汚染水漏れが止まらない?
止まらないどころか濃度が増している。

何故?原発事故被害者が裁判を起こさないといけないのか?


福島第一原発事故以降も原発を推進する自民党、原発の再稼働を望む人達…

現各9政党の中でも原発推進は、自民党のみ、原発再稼働を望む人達も電力会社関連の人達を中心に国民の半数以下なのだが、日本は原発推進・輸出・再稼再び働に向かおうとしている。


【原発再稼働、半数が不支持=時事世論調査】

時事通信
[7/12 15:11]

時事通信の7月の世論調査で、原発の新しい規制基準の施行を踏まえ「新基準に適合する原発は再稼働させる」とした安倍内閣の方針への賛否を尋ねたところ、「支持しない」と答えた人は49.7%に上り、「支持する」の41.1%を上回った。

規制強化にもかかわらず、再稼働に慎重論が根強いことが改めて浮き彫りとなった。

支持政党別にみると、「支持しない」は生活の党とみどりの風の支持層でいずれも100%。以下、社民党87.5%、共産党76.9%、みんなの党68.2%、民主党66.7%、公明党57.9%、日本維新の会57.1%と続いた。

無党派層は52.0%。自民党支持層は「支持する」が56.4%で、「支持しない」35.5%を唯一、上回った。



【参院選ツイッターで「原発」突出 「経済」「外交」続く】 

【共同通信】


 参院選公示翌日の5日から11日までの1週間に、短文投稿サイト「ツイッター」でつぶやかれた選挙関連の政策テーマ件数を調べたところ「原発」が56万3646件で突出していたことが12日、分かった。

2位の「経済」(15万4734件)、3位の「外交・安全保障」(15万2655件)の3・5倍以上に上り、インターネット上で原発政策への関心が極めて高い実態が明らかになった。

 ネットを使った選挙運動の解禁を踏まえ、ツイッターの全量データから参院選関連の388万1613件を分析した。

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国民の約半数が再稼働に反対する中、自民党は原発依存度を減らすと言いながら今まで以上に国内の原発再稼働・輸出に前向きだ。

自民党が言う発送電分離にしても電力会社内で発電部門と送電部門を分離する様なもので、完全な発送電分離では無い。

それらしい言葉で国民を騙そうとしている。
今は、参院選前で再稼働と輸出にとどまっている自民党の原発政策も参院選で自民党が圧勝すれば、原発推進に舵を切り新規原発建設にもなりかねない。

参院選で自民党圧勝の声も聞かれる中、電力会社・機関の勢いが増している。


【敦賀原発「活断層なし」 原電、新証拠示し報告書】

産経新聞
[7/12 07:55]

原子力規制委員会が活断層と評価した日本原子力発電敦賀原発(福井県)の敷地内破砕帯について、原電は11日、新しい証拠に基づいて活断層ではないとする報告書を規制委に提出した。

規制委は「新たな知見が得られた場合、見直すこともあり得る」としており、規制委の対応が今後の焦点になる。

原電の浜田康男社長は同日記者会見し、活断層が動いた場合の燃料貯蔵プールへの影響評価を求めた規制委の命令に対し、行政不服審査法に基づき不服申し立てをすると表明。

「活断層を前提とした命令に対応すれば論理的に矛盾する」と述べた。

規制委は、敦賀原発2号機直下の破砕帯「D-1」の延長線上に見つかったK断層を「13万~12万年前以降」に動いた活断層と評価し、「D-1破砕帯と一連のもの」と判断していた。

原電が新たに提出した報告書によると、K断層の上部にある地層((5)層)の年代を、成分分析の結果から約12・7万年と特定。

K断層のずれがこの上部層まで達しておらず、約13万年前より古い火山灰の地層((3)層)にとどまるとした。

規制委はK断層が南へさらに延びる可能性が高いとしていたが、原電は調査でK断層は途中で消滅し、原子炉建屋の方向には延びていないことを確認。

D-1と一連ではないとし、活断層でないと結論づけた。

新規制基準では活断層の直上に重要施設を設置することは認められず、2号機は廃炉が濃厚だった。



【敦賀2号機、再稼働目指す=準備完了後に申請―日本原電社長】

時事通信
[7/11 19:27]

日本原子力発電の浜田康男社長は11日、敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の再稼働を目指す考えを表明した。

敦賀2号機の直下に活断層はないとする調査報告書を原子力規制委員会に提出後、東京都内で記者会見した。

規制委の新規制基準に適合しているかを調べる安全審査については「準備が完了次第、申請したい」と強調した。


規制委は今年5月、敦賀2号機の直下に活断層があるとする専門家調査団の報告を了承。

活断層の真上に原子炉建屋を建設することは認められておらず、再稼働は事実上不可能だが、浜田社長は「(調査報告書を)精査してもらえれば、われわれの主張は十分理解してもらえる」と自信を示した。

主張が認められなかった場合、訴訟を起こすことは「今の時点では考えていない」と語った。

また、敦賀2号機の審査申請に関し、「社内的に検討しているが、いつどんな内容で出すかは公表できるレベルではない」と説明。

電力の販売契約を結ぶ電力各社とも調整する考えを示した。

その上で「止まっているプラントはいずれも再稼働させたい」と述べ、敦賀1号機や東海第2原発(茨城県東海村)の運転再開に向けた準備も進める方針を明らかにした。


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規制委員会の調査団全員が活断層と判断した敦賀原発の「D-1」破砕帯。

廃炉が濃厚と言われた敦賀2号機が一変して再稼働を目論んでいる。

更に地元が再稼働に反発している東海第2原発や40年を過ぎた高経年化の1号機までも再稼働させようとしている。

日本原電も自民党圧勝を切に願っている事だろう。


新たな原発安全神話を作り出し再び原発大国へと向かわせる事が福島第一原発事故の「教訓」なのか!?


再び原発で過酷事故(シビアアクシデント)が起こらなければ自民党は気付かない。

しかし、その時は、時既に遅しで大勢の原発事故被害者を出し日本は壊滅する。















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