◆菅直人オフィシャルブログ「今日の一言」◆

【比例は自民党には投票しない「落選運動」の呼び掛け】

13/07/19

比例は自民党に投票しない「落選運動」の呼び掛け


参院選も最終盤に入ってきました。

自民党の圧勝が予想されています。

このままでは福島原発事故以来「原発ゼロ」を求めた多くの国民の意思が生かされません。

そこで、原発ゼロを求めている全国の皆さんに、全国比例区では自民党に投票しない「落選運動」を展開することを呼び掛けます。


自民党の安倍政権は福島原発事故を忘れたかのように原発推進で暴走しています。

安倍政権の原発推進を止めるには、原発ゼロを求める国民が大半だということを投票で示すことが必要です。

選挙区選挙は自民党候補が落選しなければ効果が出ませんが、その点、全国比例区選挙では自民党に対する全国民による投票ですから、自民党票の多寡で批判の強さがはっきり出ますし、自民党の議席を減らすこともできます。

たとえば、選挙区選挙で自民党が議席の過半数を獲得しても、比例で自民党の票が10%以下と過半数を大きく割り込めば原発推進政策への批判の強さがはっきり出ますし、自民党の比例候補は落選します。

安倍政権はたじろぐでしょう。


比例で自民党に投票しない「落選運動」を呼び掛けます。

参院選最終盤ですが、まだ間に合います。

かつての韓国の大統領選では、投票前日の若者のメールによって情勢が逆転したといわれています。

それがネット選挙のだいご味です。

いろいろな主張を持つ人々が協力して、自民党の暴走に歯止めをかけるため


「比例では自民党に投票しない」


を合言葉に、「落選運動」を繰り広げましょう。





明日(21日)は、参院選だ。

焦点の一つとなる原発政策、9党中、自民党以外の8党が脱原発に舵を切る政策を打ち出している。

自民党(9党)以外に「原発を推進しているのは我が党だけだ」と豪語する宗教団体(幸福の科学)が母体の幸福実現党。

浜岡原発の存続が焦点の静岡選挙区でも自民党以外は浜岡再稼働に反対、自民党候補者でさえも再稼働に賛成とは口にせず規制委員会に任せる。
そんな中、幸福実現党だけが浜岡原発再稼働に賛成の立場を取る。

幸福実現党の話しはこれぐらいにしといて…


ドイツが脱原発に向かった事に深く影響を及ぼし、ドイツで動物(ペット)に人権同様の権利を与えた【緑の党】。



↓以下、その日本版【緑の党】HPより…


【政策】2013年参院選公約「いのちをつむぐ緑のプロジェクト」

2013/07/01



■ はじめに -2013参院選「いのちをつむぐ緑のプロジェクト」公表にあたって



私たちがめざす社会のすがた


 今、各地の豊かな森・川・大地・海は破壊され、自然は悲鳴をあげています。

人間社会においても、わずか「1%」の人びとが世界の富を独占し、残りを「99%」の人びとが奪い合うという歪んだ経済成長の仕組みによって、いたるところで格差が広がりました。

勝ち負けを問わず、人びとは不安と閉塞感のなかにいます。

 そこに「3.11」が起き、私たちは多くのものを失って、やっと気づきはじめました。

経済成長神話こそが破滅への道であり、経済成長を優先する政治・行政・福祉・医療・教育などすべてのシステムが破たんしていることを。

プロの政治家・官僚・専門家に重要な決定をあずけてしまう「おまかせ民主主義」が、最悪の事態を招いていることを。

 私たちは、経済成長優先主義から抜け出し、“いのち”を重んじ自然と共生する循環型の経済を創りだし、原発のない、エコロジカルで持続可能な、公正・平等で多様性豊かな平和な社会をめざす必要があります。

今こそ「おまかせ民主主義」にサヨナラし、市民が自ら決定し行動する民主主義を実践してゆくチャンスです。

 この「緑のプロジェクト」は、その方向性と政策を参院選のマニフェストとして整理したものであり、この参院選で重要な争点となる「原発」「アベノミクス」「96 条・9 条改憲」問題についての主張と根拠、「女性」「若者」「アイヌ民族」など、私たちのこだわりの政策も掲載しています。

これは私たちがみなさんと一緒にめざす社会の希望を示しています。


福島を忘れない 福島の悲劇を繰り返すな!


再生可能エネルギーへシフトし、豊かで健やかな生活を

● 原発再稼働と新規建設、核燃料サイクルの継続を止める。

原発利益と癒着してきた組織や個人の責任を追及し、「原子力ムラ」の解体を図る。

● 福島復興と被災者の生活再建は生存権の保障から-「原発事故子ども被災者支援法」の理念に沿った具体化と拡充を図る。

同法の支援対象地域は「追加線量1mSv/年以上」とする原則を遵守する。

● 原発労働者・除染労働者の労働環境の抜本的な改善と被ばく防護対策、健康調査と医療ケアを確立する。

● 「節電所」など効率的なエネルギー供給の施策とシステムを拡充し、電気を大量に使う社会と生活をチェンジ!

● 地域分散型の再生エネルギーを2020年までに電力需要の30%に、2050年には100%へ

開発・大量消費社会から環境保全型社会へ

豊かな自然の恵みあふれる社会を子どもたちの手に

● 「 防災」・「国土強靭化」を名目にした大型公共事業をチェックし無駄な事業をストップ、自然再生型の公共事業へシフトチェンジする。

● 環境保全型の有機的な農・林・水・畜産業の振興に向けた支援策を充実させる。

● 生物多様性保全によって環境と調和した持続可能な循環型社会をつくる。

愛知ターゲット
(注1) の完全実施を目指す。

● 2020年までに温室効果ガスの25%削減(1990年比)を実現するための着実な対策・施策を実施し、国際合意形成に貢献する。

(注1)愛知ターゲット:人類が自然と共生する世界を2050年までに実現することを目指すため、各国に2020年までに緊急行動を起こすよう「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」で定めた戦略目標。

いのちをつむぐ緑のプロジェクト

2013 参院選「公約」

1

2

未来に向かう再生可能エネルギーへのシフト

 世界の再生可能エネルギー産業の市場規模は2011年で39兆円に成長しており、ドイツでも38万人分の雇用を産んでいます。

ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州(州首相は緑の党)では、すでに再生可能エネルギーの割合は23%に達し、再生可能エネルギー関連の雇用は自動車関連雇用の半分近くまで飛躍的に発展しています。

エネルギーと経済を大きくシフトさせるためには、官僚や一部の政治家、業界に「おまかせ」せず、地域からの「市民の政治への参加(参加民主主義)」と、具体的なビジョンを提案・実行していく緑の党の力が必要です。



1.原発ゼロにYES!再稼働はSTOP!

 安全神話と無責任体制が産み出した東京電力福島第一原発事故から2年が経ちます。

しかし現在でも数十万人もの人々が避難を余儀なくされ、福島に留まった人々も放射能の影響や将来の生活に大きな不安を抱きながら暮らしています。

それにもかかわらず国も電力会社も責任を取らず、補償や賠償、実効性ある支援策は進んでいません。

また安倍政権は、民主党政権の「2030 年までに原発ゼロ」のシナリオを見直し、原子力防災計画や規制委員会の安全基準などの欠陥を数多く残したまま、再稼働や新規建設、さらに輸出まで進めようとしています。

 私たちは、危険で不経済な原発を延命させるためにこれ以上税金や人を投入するのではなく、即時廃炉と核廃棄物の最終処分問題への対応、再生可能エネルギーの劇的な拡大に向けた政策的な支援、効率的なエネルギー利用のための制度設計こそ必要だと考えます。

 緑の党は、まず、福島原発事故の被災者に対し、東京電力と政府が自らの責任において賠償し、生活や雇用の再建のために経済的・政策的資源を投入するとともに、原子力から直ちに脱却することを主張します。

希望を持って安心して暮せる福島と日本を取り戻すために。



2.フェアな社会をつくる!アベノミクスにNO!

 アベノミクスは株高と円安で景気回復への期待を高めていますが、それはフェアでも持続可能なものでもありません。

国債増発に頼る大型公共事業は、一時的な経済効果しかなく、逆に自然環境を破壊します。

1000 兆円(国民1 人当たり779 万円)にもなる国の借金をさらに膨らませ、子や孫の世代にツケを押しつけます。

日銀がこれまでよりも2 倍のおカネを銀行に注ぎ込む金融緩和政策も、副作用の方がずっと大きくなると危ぶまれます。

食料品やエネルギーが円安で値上がりして物価が上がっても、賃金が上がる保証はありません。

非正社員をはじめ働く人の賃金を引き上げてこそ、経済は活性化します。

成長戦略も、いのちと安心を脅かすTPP 参加、労働者を自由に解雇できる規制緩和が中心です。

 私たちは提案します。非正社員と正社員の格差をなくし、最低賃金を時給1 千円に引き上げます。

正社員の働きすぎを制限し、ワークシェアリングを進めます。

TPP には参加せず、脱原発・再生可能エネルギー、農業、医療・介護・子育ての分野で 400 万人以上の雇用を10 年間で創出し、地域内でモノ・カネ・仕事が回る経済にチェンジします。



【緑の党】


http://greens.gr.jp/2013kokkai_info/7740/



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今回の参院選で原発推進の自民党が圧勝すれば再稼働はおろか新規の原発建設もあり得る。

自民党の「原発依存度を可能な限り下げる」など全く信用出来ない。

もし、仮に原発推進の自民党、対、脱原発の一つの政党が選挙戦を争えば脱原発の政党が勝つ可能性は高い。

…が、現状は原発推進の自民党vs複数の脱原発政党。

脱原発票がバラバラになる構図が見えている。

それならば、一つでも多く脱原発政党を国会へ送り出し自民党独裁政治にブレーキをかけるしかない。


このまま行けば日本は再び悲惨な原発事故を起こしてしまう。



今の日本は、経済成長を望むあまり大切な事を忘れようとしている。



全国各地、原発事故の被害を受ける可能性がある。



原発事故を他人事と思わない方が良い。



原発が無くとも電力は足りている。



再稼働の理由は、ただ一つ、電力会社と原発利権を守るだけなのだ。



原発推進自民党に待ったをかけるのは有権者だ。


「どうせ自民党の圧勝で終わるから…」


と、棄権する事なく、投票に行ってほしい。





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~拡散・転載希望~

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◆浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票の実施は、16万5千人の県民の意思を無視し原発推進の党本部方針を優先した静岡県議会最大会派の自民改革会議(37人)などにより否決されてしまいました。

しかし、これで終わらす訳にはいきません。

世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…


「原発県民投票・静岡」では、川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。



静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


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「首都圏反原発連合」

http://coalitionagainstnukes.jp/



≪さよなら原発1000万人アクション≫

オンライン署名

http://sayonara-nukes.org/


みんなで決めよう「原発」国民投票


http://kokumintohyo.com/archives/5904


≪全国脱原発デモ情報拡散≫


http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index
















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【参院選2013争点解説①原発】昨年の衆院選から唯一豹変した、自民党の原発政策(【IWJウィークリー第10号】より)


IWJ Independent Web Journal


■目次
・すべての党が原発との決別を表明した2012年衆院選
・参院選スタート 各党は脱原発の方針を踏襲したが…
・トロイの木馬
・施行された新規制基準

 ちょうど一年前の夏のことを思い出してみて下さい。

 政府が決定した大飯原発の再稼働に反対するため、総理官邸前には、毎週末、数万人~数十万人の市民が押し寄せました。当時の野田総理は、官邸前の主催者である「首都圏反原発連合」メンバーと面会の場を設定。政府が「脱原発を求める民意は無視できない」と考えたことがうかがえます。

 2012年夏に政府がまとめた「討論型世論調査」の結果では、「2030年代の電力に占める原発割合」について、46.7%の市民が「0%」と回答していました。同じく、政府が募集した「2030年代の電力に占める原発割合」の意見公募(パブリックコメント)では、応募総数89000件のうち、9割近くが「原発ゼロ」を選択しています。

■すべての党が原発との決別を表明した2012年衆院選■

 結局、大飯原発は再稼働が強行されましたが、その後も原発再稼働への国民の抵抗は根強く、年末の衆院選で、「原発政策」は、大きな争点の一つとなりました。その際には、主要な政党のすべてが「脱原発」を掲げたのです。

 民主党は「2030年代に脱原発」と掲げ、みんなの党は「2020年代に原発ゼロ」と打ち出しました。日本未来の党は、遅くとも10年以内の完全廃炉を目指す「卒原発」を謳い、日本共産党は「すべての原発からただちに撤退、原発輸出政策の中止」、公明党は「可能な限り速やかに原発ゼロを目指す」、社民党は「稼働中の原発の即時停止と新・増設計画の白紙撤回、『脱原発基本法』の制定で原発ゼロ社会を実現」、日本維新の会は「既設の原発は、2030年代までにフェードアウトする」と掲げました。

 あの自民党ですらも、「すべてのエネルギーの可能性を掘り起こし、社会・経済活動を維持するための電力を確実に確保するとともに、原子力に依存しなくても良い経済・社会構造の確立を目指す」と、「脱原発依存」を有権者に約束して、その結果、政権を奪還したのは、皆さん、お忘れではないだろうと思います。

つまり、一年前の夏に高揚した官邸前での抗議やパブコメの結果は、財界など「原子力村」がいくらせっつこうとも、各党が原発の維持・推進を安易に打ち出せるような「空気」を許さなかったのです。


「再稼働反対」を叫ぶ市民により埋め尽くされた首相官邸前―2012年6月29日

■参院選スタート 各党は脱原発の方針を踏襲したが…■

 さて、今回の参院選の公約ですが、ひと通り見わたすと、各党は基本的に衆院選時の脱原発政策を踏襲しているように見受けられます。各党の打ち出す原発政策をひと通り見比べてみましょう。

 民主党は「40年運転制限制を厳格に適用する」「原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ、再稼働とする」「原発の新設・増設は行わない」の3つの原則のもと、「2030年代に原発再稼働ゼロを可能とするよう、政策資源を投入します」と、前回の方針を堅持しています。

※民主党「参議院選挙重点政策」

http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2013.pdf

 みんなの党は、「発送電分離を敢行し、卸電力市場の活性化や30分同時同量制の廃止などで地域分散型エネルギーシステムへ移行するための環境を整備。発電・小売りの全面自由化で、ライフサイクルに合った電気料金や再生可能エネルギー100%の電力購入など消費者が電力を選べるシステムを構築します」と、電力自由化のインフラ整備をすると主張。「2030年までの原発ゼロ」、「2050年に再生可能エネルギー80%」と打ち出しています。

※「みんなの政策アジェンダ2013」

http://san2013.your-party.jp/agenda/02.php

 生活の党は、日本未来の党時代と同様に、「10年後にすべての原発を廃止する」と明記し、2020年代前半までに脱原発を実現したい考えです。そのために、「メタンハイドレート等の日本からの次世代エネルギー革命、日本の省エネルギー技術と再生可能エネルギーの普及、効率の良い天然ガス・コンバインドサイクル火力発電、さらにエネルギーの地産地消や脱原発による成長戦略を推進」するとしています。さらに、「原発の再稼働・新増設は一切容認しない」とも掲げています。

※生活の党 参院選政策 http://www.seikatsu1.jp/political_policy

 日本共産党は、「省エネ・節電の徹底と、再生可能エネルギーの大幅導入へ抜本的に転換」すると宣言。「『即時原発ゼロ』を決断し、ただちに廃炉のプロセスに入ることが、最も現実的な道です」とし、「原発にたよらず、省エネ・節電の徹底と、再生可能エネルギーの大幅導入への抜本的転換の計画を立てて、実行していきます」「原発推進派は『自然エネルギーは供給が不安定』などとしますが、多様なエネルギーである太陽光・熱、小水力、風力、バイオマス、地熱、潮力などを組み合わせて普及すれば、安定します」と、原発維持・推進勢力と対峙する姿勢を明確にしています。

※日本共産党 参院選挙政策 http://bit.ly/11Uavqi

 公明党は、「原発の新規着工を認めず、原発の40年運転制限制を厳格に適用します。新しいエネルギー社会を創造しつつ、原発への依存度を段階的に減らし、可能な限り速やかに“原発に依存しない社会・原発ゼロ”をめざします」と、衆院選の公約を踏襲。また、再稼働について、「40 年運転制限制、バックフィット、活断層等の徹底調査をはじめとする厳しい規制の下で、原子力規制委員会が新たに策定した厳格な規制基準を満たすことを大前提に、国民、住民の理解を得て判断します」とし、高速増殖炉もんじゅについては「廃止」すると記しています。

※公明党Manifesto2013 http://bit.ly/1d2mCUm

 社民党も、「原発再稼働は一切認めません」「稼働中の大飯原発3・4号炉は即時停止させます」「原発の新増設はすべて白紙撤回し、建設を中止します」と、衆院選時と同様の主張をしています。「福島第一原発5・6号機と福島第二原発1~4号機および活断層の上に立地することが明らかとなった原発は直ちに廃炉」「その他の既存原発については、『脱原発基本法』を制定し、老朽炉等のリスクの高い原子炉から順次計画的に廃止」するとしています。

※社民党2013参院選 選挙公約 http://bit.ly/1asA1sM

 日本維新の会もやはり、「既設の原子炉による原子力発電は2030年代までにフェードアウトさせる」と、衆院選時の公約をスライドさせています。他にも、「発送電分離による自然エネルギーへの移行」や「福島県内の原発全基廃炉」などを掲げています。

 しかし、衆院選時、石原慎太郎共同代表が会見で、自党が掲げた公約にもかかわらず、「(原発の)フェードアウトってどういうことですか?」と記者に問いただし、「原発ゼロは『願望』だから公約は直させた」などといったことも述べており(結局、公約は直っていない)、また、維新から出馬したアントニオ猪木氏が、事務所開きの日に「原発を10年後にやめよう」と発言するなど、維新内で、本当に脱原発政策が共有されているかは疑問です。

※日本維新の会 https://j-ishin.jp/pdf/2013manifest.pdf

 初の国政選挙となるみどりの風は、「原発は再稼働せず、廃炉」と打ち出し、「2023年までにすべての原発の完全廃炉に着手」すると明言。「発送電分離」「再生可能エネルギーの利用拡大」「脱原発基本法の制定」を進めるとともに、「廃炉ビジネス」の立ち上げを宣言しています。

※「みどりの風の約束」政策集 http://bit.ly/17LFhTR

 主要な政党のすべてが、衆院選時の公約をそのままスライドしているのがわかります。

 唯一、豹変したのが自民党です。

■トロイの木馬■

 自民党は、今回の公約で、「国が責任を持って、安全と判断された原発稼働については、地元自治体の理解が得られるよう最大限努力します」と、再稼働を推進すると断言しました。さらには、衆院選時に掲げた「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立」という文言まで撤回しています。100%の手のひら返しです。

 仮に、エネルギー政策を転換せざるをえないような、切羽詰まった状況の変化でもあれば、少しは理解もできます。しかし、この半年間で、日本の電力事情に決定的な変化があったとは思われません。電力が不足するというプロパガンダにも関わらず、電力は十分に足りていますし、石油や天然ガスの価格が急激に高騰したわけでもありません。また、東海・東南海・南海の三連動の巨大地震が起こるリスクも消えてなくなったわけでもありません※。半年前と前提条件は何も変わっていないのです。

※内閣府「東海地震、東南海・南海地震について」 http://bit.ly/1b2vqwF

 現に、他のすべての政党が、前回と同様の原発政策を掲げています。ただただ自民党の公約だけが、大きく変わったのです。原発再稼働に向けて前進するのだ、というのが、財界の意を受けた自民党の、そもそもの本音であるとしたら、前回の衆院選時の「脱原発依存」という公約の方が、政権奪還のため「国民の反感を買わないよう政策を偽った」のだと考えざるをえません。

 しかも、原発政策は国民的な関心事であるにも関わらず、原発の新規増設問題や核燃サイクルをどうするのかなど、重要な論点について、何も触れられていません。

 公約の中で、「原発」という文字が他に見受けられる箇所は、あと1ヶ所だけ、「東京電力福島第一原発事故に関し、新しくかつ有効な除染・減容化技術の導入や中間貯蔵施設の整備等、除染の加速化に努めます。また、除染から廃炉までの道筋を明らかにし、国がより前面に立って具体的な事業展開を加速化します」というくだりだけです。

 ここでは「福島第一原発の廃炉」について書かれていますが、福島第二原発に対する考えはわかりません。再稼働推進の姿勢を打ち出した上で、あえて福島第二原発に触れないということは、再稼働候補に入っているとも考えられます。

■施行された新規制基準■

 

 参院選のまっただ中、原子力規制委員会が新たに作成した「原発新規制基準」が、今月8日に施行されました。北海道、関西、四国、九州の4電力会社が、一日も早い再稼働を目指し、施行日初日に原発の安全審査申請を行いました。今後、新規制基準を満たした原発が、次々と再稼働していくことが予想されます。

 さらに、未だに福島第一原発事故の収束さえできていない東京電力までもが、柏崎刈羽原発6、7号機の安全審査を申し出る、と表明しました。地元・新潟県の泉田裕彦知事などの反発※により、まだ申請には至っていませんが、まるで、福島での事故などなかったかのような、事故前の日本に戻ろうとしているかのようです。安倍総理がスローガンとして掲げる「日本を取り戻す(Japan is Back)」とは、こういうことだったのでしょうか。



東電の廣瀬直己社長を叱責する泉田裕彦新潟県知事~7月5日、新潟県庁

※IWJアーカイブ 2013/07/05【新潟】「嘘をつかない、約束を守る、これがスタートラインです」「話が噛み合わない、お引き取りください」~泉田裕彦新潟県知事が廣瀬直己東京電力社長を叱責

http://bit.ly/1cZqeGH

 一度起きれば、取り返しのつかない被害が出る――そんな原発事故を経験した日本ですから、今後の原発政策に関しては、衆院選時のように、各党とも公約に「民意」が反映されて然るべきです。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というのが日本人の国民性であるとしても、あまりに変わり身が早すぎはしないかと思います。事故を防げなかったのは国と電力会社の責任であったとしても、悲惨な事故の記憶をとどめ、明日に活かすことができなかったとしたら、それは、最終的には国民自身の責任であることを忘れるわけにはいきません。(文責・岩上安身)

 















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