【“原発マネー”を31年拒否してきた島が緊急事態に】

日刊SPA
2013年7月31日
 
上関原発建設予定地の対岸3.5kmの地に浮かぶ人口約500人の島、山口県上関町・祝島。

 地元自治体が原発関連交付金を受け取り建設推進と傾く中、島民たちの約9割が建設反対。

“原発マネー”の受け取りを31年にわたって拒否し続けてきた。

 主要産業は漁業で、漁業補償金受け取り対象となる8漁協のうち、祝島の漁協だけが受け取り拒否を貫いている。

その額、10億8000万円。

現在、この歴史が覆されようとしているという。

「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の清水敏保代表はこう語る。


「山口県漁協の職員は『10億8000万円を受け取っても受け取らなくても税金がかかる』とウソの脅しをかけるなど、補償金を何とか受け取らせようと圧力をかけてきました。
そして、県漁協は今年2月に祝島支店での部会で強引に受け取りの可決をしたんです。
漁業権にかかわる総会の議決は3分の2以上の同意がなければならないという決まりなのに、県漁協は半数以上の賛成で可決という認識。
補償金を受け取るかどうかは、漁業権にかかわる重大な問題です。
生態系が崩れて漁獲高に影響が出る可能性もあるし、風評被害も予想される。
釣り客などの観光収入も減るでしょう。
何よりも、われわれ反対を貫いてきた島民たちの思いは『海はカネには換えられん』ということです」

 これに対して、今年3月に祝島漁協の組合員53人のうち31人と准組合員8人が「漁業補償は受け取らない」との署名を提出した。

しかし、県漁協はこれを無視。

8月2日17時から総会を開き、漁業補償金の分配案を決めるつもりだ。

 なぜここまで強引に可決を焦るのか?

 それにはこんな背景もある。

 上関原発は現在、福島第一原発事故を受けて工事が中断している。

安倍政権は原発再稼働と原発輸出には熱心だが、新規増設については参院選公約でも触れていない。

上関町が今年度受け取る原発関連交付金は7200万円。

昨年度の12億9000万円から激減した。

総工費9億5300万円のうち8億4600万円を交付金で賄った温泉保養施設をはじめ、新たに整備された公共施設の維持費も必要だ。

原発マネー依存路線を決めてしまった上関町としても、早期に本格着工にこぎつけて多額の交付金を分配してもらわなければならない。

すでにカネを受け取ってしまった県漁協だけでなく、地元自治体にとっても原発建設は悲願となっているのだ。


「『海を守りたい』というわれわれのまっとうな願いに対して、どうして県漁協は無理矢理カネを押しつけてくるのでしょうか。
補償を受け取るかどうかというのは漁業者だけでなく、海とともに生きる島民全体の問題。
ここでカネを受け取ってしまったらすべてが無駄になってしまう。
われわれが31年間反対し続けてきたからこそ、そして全国の方々の支援があったからこそ、この土地に原発は建てられてこなかったのです。
多くの人たちの長年の思いを反故にするようなことは絶対にできません」(清水代表)


 8月2日、山口県漁協がどう判断するのかに要注目だ。
 <取材・文・撮影/北村土龍>

※原発に依存しない島づくりを目指す祝島島民の姿をリポート
(週刊SPA!2011年6/14・21号の記事を特別公開)


【原発と闘う小さな島の30年史】

日刊SPA
2011年6月24日
◆小出裕章(京都大学原子炉実験所)が考える 原発と闘う小さな島の30年史(1)

エネルギー自給100%、農業・漁業・福祉の自立を目指し島民の闘いは終わらない

 瀬戸内海に、約30年にわたって原発を拒否し続けてきた小さな島がある。

山口県上関町・祝島だ。

周辺住民が補助金を受け取り原発受け入れと傾くなか、頑なに原発を拒否し続けた島民たちは、原発経済・補助金行政に依存しない島づくりを目指し始めている。


 瀬戸内海に浮かぶ小さな島、山口県上関町祝島。

約500人の島民が、主に漁業や農業を営んで生活している。

82年、この島の対岸3.5kmにある田ノ浦地区に、上関原発の建設計画が持ち上がった。

反対運動の中心として活動してきた漁師の山戸貞夫さんはこう語る。


「島の漁師たちが、中国電力に小旅行だといって伊方原発(愛媛県)に連れていかれ、原発の経済効果と安全性を説明されたんじゃけど……。
地元の漁師に聞いてみると、カネをもらったはいいけど、海の温度や海流が変わったからか、それまでみたいな漁ができんくて困っちょるという。
こりゃ海を壊すし、いかんわと思った。
海はカネには換えられん」


 地元8漁協のうち、祝島漁協だけが約10億円の補償金受け取りを現在まで拒否している。


「漁獲高に影響があるだけじゃなく、風評による値崩れも心配。
それに、祝島では釣り客を漁船に乗せる遊漁業も盛ん。
原発の前で誰が釣りをしたいかね?」(山戸さん)


 島民のなかには、福島原発で働いていた者もいた。

原発での労働現場がいかに危険かを聞いた彼らは危機感を募らせ、「愛郷一心会」(現・上関原発を建てさせない祝島島民の会)を立ち上げた。

原発問題は町長選や町議選で常に最大の争点となり、建設推進派と反対派で町を二分する大論争となった。

島民たちは議会を傍聴のため町議会のある長島へおしかけ、推進派議員に抗議した。

毎週月曜日に行っている島内での反原発デモはもうすぐ1100回になる。

強行される中国電力の現地調査や工事に対して、漁師たちは漁船を出し、体を張って阻止行動を続けた。

 原発建設の趨勢は止められなかったものの、こうした現場での奮闘が建設を遅らせ続けてきたのだ。

 2010年9月から、中国電力は本格的に田ノ浦の埋め立て工事を強行し始めた。

中国電力の作業員たちと祝島の島民たちが、海上で顔を合わせた。

双方激しく口論し、年配の女性が歌を歌って抗議する。

中国電力側は警備員を大量に雇って人間バリケードを作り、その中で作業を進めようとする。

 その過程で、島の女性が作業員に押され、怪我をする事件が起きた。

現場にいた中国電力の社員は全く動かない。

結局、海上保安庁の船が搬送したが、これには島民も怒り心頭に発した。

 福島第一原発事故後の3月15日、中国電力は工事中止を発表。

しかし、散発的に発破作業を続けるなど、事態は予断を許さない。


【ビワ栽培で“原発経済”を拒否】

2011年6月24日
小出裕章(京都大学原子炉実験所)が考える 原発と闘う小さな島の30年史(2)


ビワ栽培、棚田再生etc.で経済的な自立を目指す

 ある推進派の町民が口にした言葉が、山戸さんの耳にこびりついている。


「命が惜しくてカネがもらえるかね!」


 原発建設計画が持ち上がった約30年前に比べて島の人口は半減、高齢化も進んだ。

仕事がないため若者が島に戻ってこず、医療や介護問題も深刻になる一方だ。


「カネを餌につけ込まれて原発経済・補助金行政に依存しないよう、経済的にも自立を目指さんと」(山戸さん)


 山戸さんの息子・孝さんは、中学を卒業後、島を出て大阪で就職したが、島に戻ってビワを食べ、そのおいしさに「これで食っていける」と自信を持ち、Uターンを決意したという。

 ビワは無農薬栽培で、葉を加工した「ビワ茶」も作り始めた。

ひじきや干し大根などとともに直販で高い評価を受けている。


「何とか軌道に乗ってきました」(孝さん)。


 北海道で肉牛を飼育していた氏本長一さんもUターン組。

現在、祝島の代名詞のひとつでもある「棚田」の再生を目的とした循環型農業を実践中だ。


「島には、耕作放棄されて荒れ放題の棚田がたくさんあります。
まずそこに牛を入れて雑草を食べてもらいます。
その後で豚を入れると、土の中の草の根やミミズを食べようとして鼻で土を耕してくれます。
重機などでやるよりもずっと効率がいいし、家畜の糞が肥料にもなります」


 家畜の餌はほかに、売り物にならないビワや家庭の生ゴミ、畑で余った野菜などを与えている。


「おかげで、島外に送って焼却処分をしていたゴミの量も減り、一石二鳥です」(氏本さん)


 安全な飼料を食べ、完全放牧で健康的に育った家畜はブランド肉となり、東京の一流レストランに高値で仕入れられている。

また、牛や豚が棚田から逃げないよう張り巡らされた電線は、自家用の太陽光パネルから給電されている。


【「危険な電気はいらない」自然エネルギー100%プロジェクト】

2011年6月24日
◆小出裕章(京都大学原子炉実験所)が考える 原発と闘う小さな島の30年史(3)


「危険な電気はいらない」とエネルギー自給を目指す

 島にはもう一つの悩みがある。

人口の約4分の3が高齢者。

介護問題が重要な課題となっているのだ。

原発推進派の多い他の地域では補助金が投入されているが、どれもハコモノ建設ばかりで行政サービスは貧弱。

そこで、島民たちは自分たちで高齢者介護を完結させるべく、ホームヘルパー講習を集団受講した。

2004年には約20人がホームヘルパー3級の資格を取り、2009年には約10人が2級を取得。

空き家を利用した寄り合い所も建設中だ。

「民宿くにひろ」の国弘公敏さんはこう語る。


「行政に頼れば、そこにつけ込まれてしまう。
それなら島の年寄りは島の人間が面倒を見ようと。
それに、そのほうがみんな幸せなんじゃないかな」


 さらに島民たちは、エネルギー自給も目指し始めた。

孝さんが中心となり、「自然エネルギー100%プロジェクト」が始まったのだ。


「危険な電気の押し売りはいらない。
『結局、あんたらも原発の電気をもらっちょるじゃろが』と推進派からよく批判されますが、じゃあ自前で作ろうということになりました。
島内外から出資者を募り、その基金をもとにして太陽光パネルなどでエネルギー自給しようというものです」(孝さん)


 環境エネルギー政策研究所(ISEP)など、外部団体もこのプロジェクトを後押しした。


 孝さんは「でも、そもそも代案を出さなければ原発に反対してはいけんのじゃろうか?」と言う。


「代案がなければ危険を一部の人に押し付けていいというほうがおかしい。
代案を出すよりも前に、反対する権利があると思う」


【「カネに左右されず、まっとうに生きること」】

2011年6月24日
◆小出裕章(京都大学原子炉実験所)が考える 原発と闘う小さな島の30年史(4)

 40年にわたって原発問題に警鐘を鳴らしてきた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、以前から「上関原発の建設は実現不可能」と断言してきた。

その根拠とは何なのか?


「今まで上関に原発が建てられなかったのは、祝島の島民が行政・電力会社の圧力に屈せずに反対してきたからです。
単純なようですが、彼らがお金の誘惑に屈せず、自然とともに生きる島の暮らしを貫く限り、上関に原発はできないと考えていました。
 原発を受け入れると、補助金事業などで一時は潤いますが、豊かな自然環境を壊された地元は、農業・漁業・観光産業が衰退してしまいます。
賛成派と反対派の争いのなかで、地域の繋がりまでも失ってしまう。
そして何もなくなった住民たちは、生活のためさらに原発を欲しがる……。
こうして、原発依存からずっと抜け出せなくなってしまうのです。
 祝島の人々のように、一時のカネに左右されず、まっとうに生きること。
子供たちに残したい地元の姿を想像すること。
それを目指すだけで、原発は不要になります」



【祝島映画情報】
原発反対を貫く祝島の人々と、スウェーデンで持続可能社会を構築する人々を描いた作品『ミツバチの羽音と地球の回転』(鎌仲ひとみ監督)が東京・渋谷ユーロスペースにて上映中。全国各地での自主上映など詳しくは公式サイト(http://888earth.net)で。


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原発マネー依存性の患者達に「マネ」てもらいたいものだ。



















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福島第一原発の汚染水問題で懸念される海洋流出がそうとうヤバい事になっている。


…ところが、東電によると事故直後から現在までの海洋流出した汚染濃度は、事故前と変わらないと言う。

いったい、どう言う事なのか…!?


【ストロンチウム、限界値超え検出 福島原発3号機の井戸】

日本経済新聞
2013/8/2 13:12


 東京電力は2日、福島第1原発の3号機海側にある観測用井戸の水で、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が検出限界値を超え1リットル当たり180ベクレル検出されたと発表。

地中の汚染範囲がこれまでの2号機周辺から、南側の3号機周辺にまで拡大している可能性があるとの見解を示した。

 東電によると、放射性物質の濃度が上昇したのは、3号機タービン建屋の東側にある観測用井戸(海まで約4メートル)。
水は1日に採取した。

この井戸では7月25日まで、ベータ線を出す放射性物質は検出限界値(18ベクレル)未満だった。〔共同〕



【流出最大40兆ベクレル=トリチウム、2年余で―東電「事故前と大きな差ない」 】

時事通信
[8/2 21:57]

東京電力福島第1原発の放射能汚染水が海に流出している問題で、東電は2日、汚染水に含まれる放射性物質のうち、地下水を通じて専用港に流出したトリチウム(三重水素)の量が、過去2年2カ月分で最大40兆ベクレルになるとの試算結果を発表した。

原子力規制委員会にも報告した。

事故2カ月後の2011年5月から今年7月まで、1~4号機から一定濃度で流出が続いたなどの前提で試算。

最も少ない場合は20兆ベクレルだった。

福島第1では事故前、通常運転や定期検査時の原子炉洗浄に伴う流出量の上限は、年22兆ベクレル(5、6号機含む)と定められていた。

東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は記者会見で「レベルに大きな違いはない」とする一方、「管理されていない流出であることが問題。

(汚染水に含まれる)セシウムやストロンチウムもしっかり評価しないといけない」と述べた。

トリチウムやストロンチウム90は放射線のうちベータ線(電子の流れ)を発生させる。ガンマ線(電磁波)を出すセシウムより放射線は弱いが、体内に大量に取り込むと影響が大きい。

トリチウムは水を構成する水素より中性子が2個多く、水と混ざると同じように動く。


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事故を起こしていない原発でも通常年22兆ベクレルもの海洋流出、海洋汚染は、容認されているらしい。


各地の原発周辺海域は、確実に汚染されている。

もっとも、国が放射性物質が含まれるていても安全と判断しているのだが、「この魚は、○○原発前で捕れました」と言われたら食べる気がしない。

年22兆ベクレルと言っても近海の魚介類は何年も放射性物質を摂取し続け蓄積されるのでは?

再稼働の流れが進む中、これからも各原発周辺の海は、放射能汚染され続ける。


それにしても、定期検査で放射能に汚染されまくった原子炉を清掃した水をそのまま海に流出していたとは、信じられない話しだが、福島第一原発の海洋汚染は、深刻な状況にあるのに「事故前と変わらない」と言う東電の説明は、もっと信じられない。


【地下水くみ上げ前倒し=汚染水流出で東電・規制委】

時事通信
[8/2 21:53]

東京電力福島第1原発で地下水が広範囲に汚染され海に流出している問題で、原子力規制委員会の対策検討会の初会合が2日開かれた。

東電は最初に汚染が確認された1、2号機タービン建屋海側の護岸の土壌を止水剤で固める作業を進めているが、規制委は手遅れになる恐れがあるとして、護岸より手前で早急に地下水を回収するよう求めた。

東電は地下1.8メートル以下に止水剤を注入しているが、建屋側から流れてきた汚染地下水がせき止められて水位が高くなると、地中にあふれて海に流れる恐れがある。

規制委の更田豊志委員は、地下水位や海水の放射性物質濃度の変化から「7月20日ごろから、地下水が止水域を越えて海に向かっている可能性は否定できない。
そうなると内側で水をくみ上げるしかない」と指摘した。


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このところ、毎日の様に福島第一原発の汚染水問題が記事になる。

そして、状況はますます悪くなる一方だ。


東京電力は、汚染水が専用港から外洋へ漏れ出さない様に対策を取ってはいるが、完全に防ぎ切れるものでは無い。

いずれ…近いうちに外洋にも汚染が拡がる可能性もある。


国をあげて福島第一原発事故収束、汚染水流出阻止に取り組むべきなのだが、自民党・安倍政権は、再稼働と原発輸出に忙しく、それどころでは無いらしい。










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ここ連日、福島第一原発の汚染水記事が続く。
それ程、汚染水漏れが深刻となっている。


【建屋近くで高濃度汚染水=新設井戸で1200ベクレル―福島第1】

時事通信
[7/31 23:35]

東京電力は31日、福島第1原発2号機タービン建屋海側に新設した観測用の井戸で、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり1200ベクレル検出したと発表した。

この井戸はこれまで掘った中で最も建屋に近く、広い範囲で汚染されている可能性がある。

東電は、2号機タービン建屋海側に昨年末に掘った井戸から放射性物質が検出されたため、周囲に井戸を掘り、地下水の汚染状況を調べている。

今回、高濃度汚染水が検出された井戸は、岸から約55メートル離れている。

セシウム134は1リットル当たり21ベクレル、セシウム137は同44ベクレル検出された。



【地中深部でも高濃度セシウム=2号機海側トレンチ―福島第1】

時事通信
[8/1 12:30]

東京電力福島第1原発2号機タービン建屋海側のトレンチ(ケーブル用配管トンネル)で、高濃度の放射性セシウムなどが含まれる汚染水がたまっている問題で、東電は1日、近くのトレンチに掘った穴の地下深くから採取した水でも1リットル当たり最大9億5000万ベクレルのセシウムを検出したと発表した。

7月31日に海から65メートルの地点で深さ1メートル、7メートル、13メートルからそれぞれ採取し測定した結果、13メートルの水のセシウム濃度が1リットル当たり9億5000万ベクレル、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度も5億2000万ベクレルだった。

1メートル、7メートルの水のセシウム濃度はそれぞれ3億4000万、3億5000万ベクレルだった。

また、塩分濃度も深さ13メートルの水は1メートルや7メートルの水と比べ10倍以上高かった。


【福島第1原発 地下の汚染水、「土の壁」越えて海に流出も】

MSN産経ニュース
2013.8.1 00:02


東京電力福島第1原発の汚染水の海洋流出を調べるため、準備する調査船の乗組員ら=31日午前、福島県いわき市の久之浜漁港


 福島第1原発の敷地内にある観測用井戸の水位が上昇している問題で、東京電力は31日、岸壁沿いで工事を進めている「土の壁」を越えて汚染水が海に流出する可能性があるとの見方を示した。

 土の壁は、地下の汚染水が海に流出するのを防ぐ目的で、地中に水ガラスを注入して地盤を固めた。

近くの井戸では、工事が始まった7月上旬から水位が上がり始め、30日時点で地表まで約1メートルの所に上昇した。

土の壁が地下水をせき止めたのが原因とみられる。

 土の壁は地下1・8メートルよりも深い部分に設置されているため、地下水の水位が上がれば壁を越えて水が漏れるほか、壁の横からも漏れる恐れがあるという。

 28日に採取した護岸近くの海水からは、これまでの最高値の2倍近い1リットル当たり1800ベクレルのトリチウムが検出された。

 東電は原因について「現時点では分からない」としている。


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福島第一原発敷地内の土壌は、かなり放射能汚染されている。
敷地外への汚染を防ぐ事は、不可能に近い。
今後、更に汚染は進み海洋汚染の拡大が懸念される。

東京電力は、汚染状況を隠さず公表しろ!!



【選挙直後に…山本太郎議員も憤る東電の“汚染水漏れ公表”】

女性自身
[8/1 09:00]

今年4月、福島第一原発の敷地内に造られた地下貯水槽から、120トン以上の汚染水が漏れていたことが発覚。

それから3カ月たった7月22日、東電は初めて、敷地内から高濃度の汚染水が海に漏れ出していることを認めた。

地下水の水位と海水の間に水の行き来があるとの見解を示したのだ。

「今回の公表は『遅きに失した』という感じです。
もう認めるしかなかったのでしょう。
ただ東電は、汚染水漏れについて、もっと前からわかっていたのではないかと思います。
現在、福島第一原発の海側に、地下から汚染水が海に流れ込まないよう、長さ780メートルにわたる『遮水壁』を建設中ですが、それを着工したときから、汚染水の海洋流出を認識していたのでは? と疑いたくもなります」


こう語るのは、以前から海への汚染水の流出を危惧していた、元大阪市立大学大学院教授で日本環境学会元会長の畑明郎氏。

遮水壁は、汚染水が沖合に流出するのを防ぐためのもの。

だが、その遮水壁が完成するのは’14年の7月と、かなり先のことになる。

しかも完成したとしても、さらなる問題が起こるという指摘がある。

「海につながる地下の水脈を遮水壁で遮断すれば、今度は地下の汚染水は行き場を失い、どんどん敷地内にたまっていきます。
そうなると、汲み上げ処理せざるをえなくなり、もっと多くの貯水タンクを造らなければなりません。
やはり、敷地を囲うように陸側のも遮水壁を造るなど、敷地内に地下水が入ってこないようにする対策が急務でしょう」(畑氏)

さらに今回、東電が公表した汚染水漏れについて、ある“疑惑”が浮上している。

それは、公表日についてだ。

東電は、7月18日未明に海への汚染水漏れを把握していながら、公表したのは4日後の22日。

その前日、7月21日が参議院議員選挙の投開票日だったことから「意図的に公表を回避したのではないか」という批判が巻き起こっているのだ。

「22日というタイミングで公表したというのは、何かしらの意図を感じますね。
じつは選挙の前から、福島第一原発の地下水を観測する井戸から、数十万ベクレルのトリチウムやセシウム、ストロンチウムなどが検出されていました。
この観測用の井戸は、海から6メートルほどの場所にあるので、この時点で海に流れ出ていることくらい、予想できるわけですよ」

と話すのが、今回、参院選で脱原発を訴え、無所属候補者として当選をはたした山本太郎氏。

参院選はご存知のとおり、原発の再稼働を推進する自民党の圧勝に終わった。

しかしもし、投票日の前に汚染水漏れが公表されていたら、少なからず選挙に影響が出ていたに違いない。

山本氏は「東電は汚染水漏れよりもっと報道されたくないことがあるため、情報を出すタイミングを操作したのではないか」とも指摘する。

「いま、福島第一原発の3号機から、放射線量の高い湯気が上がっているんです。
たとえばですが、汚染水の情報を公表することによって、3号機の問題が大きく報道されないようになる、ということも考えられます。
東電が出す情報は、このようにすべて操作されている、と僕は思っています」(山本氏)

原発の事故後、東電の情報公開が、いつも後手、後手になるのは、今回に始まったことではない。

情報を小出しにしながら、対策を先送りにしていると感じるのは、山本氏だけではないはずだ。


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東京電力は、国と一緒になって3.12の水素爆発の時も正確な情報を公表しなかった。
その結果、多くの人達が放射性ヨウ素を体内に取り込み放射性セシウムを浴びてしまった。

東電の「隠す」体質は、今に始まった事では無い。
そして、これからも「隠し」は、続くだろう。

東電幹部の頭にあるのは、経営再建の為の柏崎刈羽原発再稼働だ。

福島第一原発で更に汚染が広がれば柏崎刈羽原発の再稼働にも影響を及ぼす。

隠せる事は、隠したい…と言うのが東電の本心ではないだろうか…


【東電、原発頼み変わらず 4~6月期経常赤字294億円】

東京新聞
2013年8月1日 朝刊


 東京電力が31日発表した2013年4~6月期の連結決算は純損益が4379億円の黒字だった。

前年同期は2883億円の赤字。

福島第一原発事故の賠償資金として原子力損害賠償支援機構から約6600百億円を受け取り、特別利益に計上したため。

ただ、円安で火力発電に使う燃料費の負担は増え、経常損益は294億円の赤字となった。

赤字幅は電気料金の値上げやコスト削減で、前年同期の1242億円から大幅に縮小。

売上高は9・8%増の1兆4377億円だった。

 東京都内の本店で記者会見した広瀬直己社長は「柏崎刈羽原発(新潟県)が動かなければ、目標とする14年3月期の黒字化は非常に厳しい」とあらためて強調。

新潟県の泉田裕彦知事と再び面会し再稼働に理解を求める考えを示した。

原発再稼働以外の具体的な収支改善策は示せなかった。

 東電は10月に金融機関からの融資800億円を借り換え、12月に3000億円を新たに借り入れる予定。

広瀬社長は返済能力を示すため14年3月期の経常損益を黒字にする目標を掲げ、7月に原発再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請する考えだった。

 しかし泉田知事は「安全や信頼よりお金を優先している」と東電の姿勢に反発している。

広瀬社長はこの日の会見で「知事に早く会って接点を見つけ、申請したい」と話したが、泉田知事は「同じ内容の説明なら受け入れられない」と話しており、再会談のめどは立っていない。

 広瀬社長は再稼働が遅れた場合の料金の再値上げについて、この日も「避けたい」と言い続けた。

その上で発電所の修繕先送りなど「徹底したコスト削減」を優先する考えも示したが「既にかなりのことをやっている」とも強調。

大幅なコスト削減は困難との考えを示した。


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東電は、黒字にする事より福島第一原発と福島の人達への賠償・補償を優先的に考えるべきだ。

もっとも、広瀬社長は東電の経営再建の為に配属されたから再建の事が一番と考えていても不思議ではないが…


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~拡散・転載希望~

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◆浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票の実施は、16万5千人の県民の意思を無視し原発推進の党本部方針を優先した静岡県議会最大会派の自民改革会議(37人)などにより否決されてしまいました。

しかし、これで終わらす訳にはいきません。

世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…


「原発県民投票・静岡」では、川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。



静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


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「首都圏反原発連合」

http://coalitionagainstnukes.jp/



≪さよなら原発1000万人アクション≫

オンライン署名

http://sayonara-nukes.org/


みんなで決めよう「原発」国民投票


http://kokumintohyo.com/archives/5904


≪全国脱原発デモ情報拡散≫


http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index


【緑の党】


http://greens.gr.jp/2013kokkai_info/7740/













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