【原発、爆発。そのとき、老人ホームは?】

東洋経済オンライン
[8/30 06:00]


8月、福島第一原発の貯水タンクから大量の汚染水が漏れていることが報じられた。

その量、実に300トン。

福島第一原発事故がまだ終わっていないことを、日本中に、そして世界に印象づける出来事だった。

福島第一原発事故では、様々な悲劇が起こった。

原発間近の高齢者施設の避難もその1つだ。

自力では歩行もできず、普通の食事もできない寝たきりの利用者を抱えた高齢者施設の避難は過酷を極めた。

介護士・看護士たちは、自らの家族の安否もわからない中、放射線の恐怖におびえながら、それでも利用者に寄り添い続けた。

この経験と彼らの葛藤・奮闘は、ほとんど報じられていない。

そこで本稿では、原発事故当時の介護士・看護士の葛藤と奮闘を克明に描いたノンフィクション『避難弱者――あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか? 』の著者、相川祐里奈が、原発事故直後の高齢者施設の避難の実態をレポートする。

原発再稼働に向けた動きが加速する中で、原発事故が何をもたらすのか、振り返って考えるきっかけになれば幸いである。

次の災害で「避難弱者」になるのは、あなたの家族かもしれないのだ。

■ 原発爆発――。そして突然の避難

福島第一原発から約7kmに位置する富岡町の養護老人ホーム「東風荘(とうふうそう)」。

施設を囲う桜のつぼみが少しずつ丸みを帯び始めていたころだった。

「志賀さん、終わりだ。
原発が爆発した――」

ドッカーンという大きな音とともに地響きが施設を襲った。

窓ガラスが音をたてて揺れている。

職員がバタバタと音をたてながら施設長の志賀昭彦(当時59歳)にかけよってきた。

外にいたその男性職員は、原発の方向から爆発音がしたことに気付いたのだ。

爆発から10分もしないうちに電話が鳴った。

志賀施設長が受話器をとると、相手は福島県災害対策本部の職員だった。

「緊急に避難してください! これは避難要請ではなく、避難命令だ! 総理大臣命令だ! 」

県職員はそれだけを口早に伝えると、一方的に電話を切った。

志賀施設長は呆然とした。

原発の状況はそんなにも深刻なのだろうか。

利用者をどこにどう避難させればいいのか。

途方に暮れていると、施設の前に巨大な観光バス3台が次々と到着した。

バスからは白い防護服とガスマスクを着用した警察官が次々と降り、土足のまま施設に飛び込んできた。

「とにかく早くバスに乗れ! 」■ 衰弱する高齢者

白い防護服の警察官が大声をあげた。

東風荘には、足が曲がらない人や終末期ケアを受けている人など、座位を保ことさえも難しい人が多くいる。

酸素ボンベがなければ呼吸が止まってしまう人もいる。

こんな状況の人たちをバスに乗せろと?

こうした人たちを移動させるには、医療機器が備わっている救急車やドクターヘリが使われるのが通常で、観光バスに乗せるということが志賀にはまったく信じられなかった。

介護にかかわってきた人間からすれば、無茶苦茶な話なのだ。

「とにかく早くしろ! なんで早くできないんだ!? 速く歩け! 」

防護服の警官がよたよたと歩く利用者に声を張り上げる。

その目には利用者の姿は写っていない。

職員は、警察官の怒声に焦って利用者が転倒しないよう「ゆっくりでいいから」と声をかけながら誘導した。

寝たきりの利用者は、まず、毛布などで身体をぐるぐる巻きに包み、四肢を固定させた。

その状態のまま職員3人がかりでバスの乗降口に担ぎ上げ、バス内部で待機している職員2人に受け渡した。

赤ん坊のように毛布に包まれた利用者は、2人がけの直角のシートに斜めに立てかけられたり、身体を支えるために職員を横にはりつかせたりした。

「川内村方面へ向かいます」

バスに随行していた県職員が言った。

バスはいっぱいになるやいなや、次々と出発していく。

志賀施設長は、避難先は確保されているものだと思っていた。

しかし、バスが到着したのは、川内村内の空き地。

バスの中ではすでに、心肺停止に陥る利用者が出始めていた――。

東風荘の避難が終わったのは、震災から10日後。

介護環境のある施設に避難できるまでに、利用者73人中、3人が命を落とす結果となり、3.11からの1年間の死亡者数は例年の約2倍となった。

■ 介護物資が足りない

今回、福島県内の高齢者施設の中には、介護環境がまったくない学校、工場、体育館などへ避難した施設が多かった。

そこにはどのような課題があったのか。

楢葉町のリリー園は3月12日、いわき市内の2つの学校に緊急避難し、学校の教室でおよそ10日間の避難生活を送った。

リリー園は利用者80人の特別養護老人ホーム。

約60人の介護職員が勤務していたが、一時避難先である学校から二次避難先である福島県南東の病院に避難するころには、職員は15人程度に減った。

リリー園、介護職員の新妻高充さん(当時42歳)は震災以降、5歳になる息子と両親の行方がわからないまま、心が張り裂けそうな不安と焦りの中で、リリー園の利用者の介護を続けた。

「食事を与えようにも、特に介護度の高い人は、避難所に配布されるようなオニギリやパンは食べられません」

避難生活の中でも大変だったのは食事だったという。

食べ物を飲み込む力や咀嚼(そしゃく)機能が低下した利用者の中には、オニギリやパンをそのまま食べられない人もいる。

そういった利用者には、配給されたオニギリやパンを再度ふやかして食べさせなければならない。

そのためには電子レンジやカセットコンロ、炊飯器などの加熱調理器具が必要だが、そうした設備は学校にはなかった。

リリー園ではこうした調理器具を職員たちが何とかかき集めた。

水さえも、そのまま飲み込めば気道に入り、肺炎を引き起こす原因になる。

水にとろみをつけて飲み込みやすくする「とろみ剤」や、まったく口から栄養がとれない人のために、「経管栄養剤」が必要になる。

しかし、こうした介護用品は、避難所には届かない。

そのため、わずかな介護の人手を割いて、ドラッグストアや病院に探しにでかけなくてはならなかった。

リリー園の職員は、昼夜を問わず不眠不休で続く介護の中で、疲弊していった。

■ 逃げるのか、守るのか

そんな中、独自避難し、離脱する職員が後を絶たなくなった。

介護職員の減少は、直接、利用者の命にかかわる。

しかし、その職員1人ひとりにも守らなくてはならない家族がいる。

家族と利用者を天秤にかける――。

その判断を職員1人ひとりが行わなくてはならなかった。

「どこまで職業として職員に求められるのか。
私も答えがみつかりませんでした。
家族をおいてまで利用者をケアするのはどうなのかとも、正直思います」新妻さんは、そう言葉を振り絞った。

福島第一原発の事故では、放射線の影響を恐れ多くの介護職員や看護職員が独自避難し、中には数人を残してほとんどの職員が避難する施設もあった。

職員が「利用者の避難が終わるまで残りたい」と言い張っても、施設長の指示で避難させることになったケースや、幼い子どもがいるなど家庭の事情で職員自ら泣く泣く避難したケースもあった。

残った職員には家族と連絡がとれない人もいたが、いつまでこの避難生活が続くのか見通せないまま、不眠不休の介護を連日続けていた。

日に日に身体的にも精神的にも追いつめられ、ベッドも介護用品も食事も限られた中で、どんどん利用者の容態が急変していく。

福島第一原発から33km。

南相馬市鹿島区の特別養護老人ホーム「万葉園」から横浜市の老健施設への避難を経験した介護主任、阿部雅志さん(当時33歳)に話を聞いた。

■ 現場職員の葛藤

「俺、多分、ギリギリまで帰らないから」

妻にそう連絡し、子ども2人を親戚とともに実家の秋田県に避難させて、万葉園に留まりました。
12日の福島第一原発の水素爆発を知ったときは、やべえなと思いましたよ。
死を覚悟しました。
すぐに頭に浮かんだのは「はだしのゲン」の1コマ。被ばくして赤く溶けた皮膚を引きずりながら、路頭をさまよう人たちでした。
私がいた万葉園には、50人の利用者がいましたが、同じ法人で避難区域内にある別の特別養護老人ホームから利用者、職員約60人が避難してきました。
ただ、水素爆発以降は職員数がどんどん減っていきました。
言い出せなかったんだと思いますが、直接避難することを告げる職員はあまりいませんでした。
数日後にメールや人づてで、避難したことを知りました。
いつも一緒に仕事をしていた仲間が急にいなくなることに、はじめは心の整理がつきませんでしたが、あのときは「しょうがない」と自分に言い聞かせるしかなかったんです。
ある職員は、避難したいけど残る職員が大変なのもわかっているので、避難を言い出せずにいるようでした。
私もその辛そうな表情を見て察してはいましたが、人が減るのが怖くて声をかけることができませんでした。
「すみません。本当に、すみません。」
数日後、その職員は頭を深々とさげ、涙を流して避難したいと言ってきました。
職員が減れば減るほど、本当は避難したいができない人への負担が増えます。
あのときは、「頑張ろう」なんて、もう言えない状況でした。
私を含め、利用者とともに残り、避難に付き添った職員は、人手も物資もない介護がいつまで続くかがわからず、施設としてこの先どうなるのか、誰も先行きを示せないことにいら立っていました。
どうなるかわからないという不安が、多くの職員の離職につながったという面もあると思います。

■ 今も残る後悔

「俺は、あのときいなくなっちゃったからな」
少し落ち着いた後、避難した職員に連絡をとり、再度介護施設で働こうと声をかけると、こうこうこぼす人がいたんです。
彼だけではありません。
多くの職員が後ろ髪を引かれる思いで辞めていき、数年たった今でも避難した自分を責め続けているんだと思います。
あのとき、避難する、避難しないに正解はなかった。
利用者も大切だけど、家族も守らなければいけない。
実際の被ばく量もわからず、将来どんな影響が出るのかもわからない。
これからどうなるのか先が真っ暗闇の中で、そのとき家族と避難すると決めた道が悪いなんて言えないはずです。
避難した職員は自分を責めないでほしいと思います。

書籍『避難弱者』では、事故当時の高齢者施設避難の実態を記録し、避難した施設、避難しなかった施設、受け入れ施設それぞれの状況を事実に忠実に描くとともに、そこから今後の避難対策にあるべき課題を抽出している。

読者の皆様に当時の過酷さをお伝えするとともに、将来への教訓としていただきたい。

次回は、行政より早く避難高齢者の受け入れに動いた会津地方の施設の実態をご紹介する。
お知らせ

2013年9月11日に著者の基調講演会(わかりやすいプロジェクト主催、東洋経済新報社、福島県社会福祉協議会老人福祉施設協議会、日本医療政策機構後援)を行います。

詳細、お申し込みは「わかりやすいプロジェクト」ホームページまで。

入場無料。


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静岡の自宅でテレビの映像で福島第一原発の水素爆発を見た時、「とんでもない事が起こった!!」と、激震した。

すぐに東北方面で被災ペット保護活動をしていた仲間に「原発が爆発した!!福島には近付かない様に」連絡した事を思い出す。

福島から遠く離れた静岡で水素爆発の映像を見た自分がショックを受けたのだから爆発を間近で体験した人達の衝撃は、そうとうなものだったのだろう。

当時、双葉病院でも同じ状況に陥っていた。

日本の原発は、日本を取り囲む様に存在する。

何処でも「避難弱者」が瀕死の思いをする可能性がある。

自民党・安倍政権は、この様な話しを知っているのか!?

多分、知っていても原発政策に影響を及ばさない様に知らないフリをしているのだろう。

知っていて心があれば「二度と福島の悲劇を繰り返さない為に安全を前提に原発を再稼働させる」などと言えないはずだ!!


経済成長の為に多少の犠牲はやむ得ない。と、言うのが今の日本のやり方なのだ!!


数十年後には、再び原発事故が起こる。
その時までに同じ悲劇を繰り返さない為にも「避難弱者」の適切な誘導・移動と受け入れ先の確保は考えておくべきだ。


近付く南海トラフ巨大地震に備えて…













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【福島原発の汚染水漏出 回遊魚や川魚への影響を専門家が指摘】
NEWS ポストセブン
[8/30 16:06]

拡大する福島第一原発の汚染水漏出問題。

海産物への影響も心配されるが、まず気をつけたいのは食物連鎖の上位に位置する魚だという。

琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授はこう話す。

「汚染された魚を食べた魚はより汚染され、食物連鎖を繰り返すたび放射性物質が濃縮される“生体濃縮”が生じます。
カツオやマグロなど大きな魚ほど注意が必要です」

福島沖の海域は黒潮と親潮などがぶつかり合う豊かな漁場だ。

日本近海を行き来する回遊魚も安心とはいえない。

「季節ごとに海洋を広く移動する回遊魚は、汚染の影響を受けにくいとされましたが、実際にはカツオやブリからも放射性物質は検出されています」(矢ヶ崎名誉教授)

ヒラメ、カレイなどの底魚は生態上、とくに汚染されやすい。

東京海洋大学の神田穣太教授が解説する。

「放射性物質を含む汚泥や海洋生物の死骸は、海に沈んで海底に堆積します。
海底をうろつく底魚は餌とともに、そうした堆積物を体内に取り込んでしまうのです」

川魚も要注意だ。

「海の魚は海水に囲まれていて塩分が豊富なので、体の塩分をどんどん抜こうとします。
一方で川の魚は真水に住んでいるので塩が貴重であり、一度取り込んだらなかなか出さない。
セシウムも塩の一種なので、川魚はセシウムを体内に蓄えやすい。
釣りの好きな人は気をつけましょう」(神田教授)

食卓にとって最後の砦となるのは魚の調理法。
何よりの基本は水洗いだ。
「セシウムもストロンチウムも水溶性のため、念入りに洗うことで落とせます」(矢ヶ崎名誉教授)

水洗いにより5~6割のセシウムが除去できるという研究報告もある。

※女性セブン2013年9月12日号

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水洗いしても体内に取り込まれた放射性物質は、取り除けないと思うが…

更に深刻な影響を及ぼす汚染水。

【白血病引き起こすストロンチウム 食品内の含有量測定は困難】

NEWS ポストセブン
[8/30 07:06]

今年8月7日、福島第一原発の敷地内に流れ込む地下水1日1000トンのうち、300トンが原子炉建屋に入り込んで放射性物質を含む汚染水と混じり、海洋に流出しているという試算を資源エネルギー庁が公表した。

これは実に25mプール1杯分の汚染水が毎日、太平洋に注ぎ込まれている計算になる。

8月19日には、原発敷地内に汚染水を貯蔵するため設置されたタンク付近に水たまりが見つかり、そこから毎時100ミリシーベルトという強烈な放射線が計測された。

原発作業員に許容される年間の積算放射線量50ミリシーベルトにわずか30分で達する莫大な量だ。

東電は当初、「タンクから漏れたのは120リットル」と言い張ったが、その後、過去最大の300トンの汚染水が漏れたことを渋々認めた。

続々と明らかになる海洋汚染はどれほど危険なのか。

最も懸念されるのが「人間に最悪の影響を及ぼす」(京都大学原子炉実験所・小出裕章助教)というストロンチウムの拡散だ。

「ストロンチウムはカルシウムに似ており、いったん摂取すると骨に留まって人体に有害な放射線を出し続けます。
骨は人間の血液を作っている大事な部位であり、ストロンチウムに被曝することで、血液のがんである白血病や骨自身のがんを引き起こすとされます。
しかも放射線の威力が半分になる『半減期』が29年なので、一度汚染されるとほぼ一生にわたって内部被曝し続ける。
非常に恐ろしい放射性物質です」(小出助教)

海洋流出を続ける1日300トンの汚染水にも、タンクから漏れて海洋に流れ出た300トンの汚染水にも、ストロンチウムは含まれている。

食の安全を守るためにも大量の放射性物質漏えいへの対策が急務なのだが、現状はどうか。

水産庁は事故直後から現在に至るまで、福島県及び近隣県の主要な港で水揚げされた水産物のサンプリング調査を週に1回程度、行っている。

それを見ると、原発事故から2年半が経った今でも、放射性物質のセシウムが基準値である1kgあたり100ベクレルを超える数値となっている。

しかし、ストロンチウムは、鮮魚においてほとんど測定されていないのが実情だ。

「簡単に測定できるセシウムと違って、食品内にストロンチウムがどれほど含まれるかを測定するには、時間をかけて検査をする必要があります。
このため、測定が行われずデータがほとんど出ていないのです」(小出助教)

実際、水産庁は現在もアリバイ的にわずかな魚種でストロンチウムを測定しているが、セシウムに比べ測定量は格段に少ない。

「ストロンチウムは検出に30日ほどかかります。
魚は水揚げされて30日すれば腐敗するので検査にふさわしくないのです。
国の基準値は、セシウムが100ベクレル以内ならば、たとえストロンチウムが含まれていても人体に影響はないだろうと見越した推計値です。
したがって、ストロンチウムを測定していなくても心配することはありません」

水産庁はこう弁明するが、海洋汚染が深刻化するなか、これほど人体に有害な放射性物質を“無視”している状況には不安が募るばかりだ。

※女性セブン2013年9月12日号

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国は福島沖で捕獲される一部の魚介類のみ漁と出荷を禁止している。
回遊魚が福島沖を通過する際、食物連鎖でストロンチウムを取り込んで南方で捕獲されても検査の目を通り食卓へ並ぶ可能性は否定出来ない。

福島第一原発汚染水漏れは、我々の食卓にも影響を及ぼし兼ねない!!


【室井佑月 「こんな切ないこと、子供にいわせるんじゃねぇ」】

〈週刊朝日〉
dot. [8/30 07:12]

漏れつづける福島第一原発の汚染水。夏休み、沖縄旅行へ行った作家の室井佑月氏は、中学生の息子とこんな話をしたという。

* * *
夏は海っしょっ!

去年は息子の中学受験で旅行に行けなかったもんだから、今年は沖縄へ行って遊びまくってきた。シュノーケリング、ダイビング、パラセーリング、ジェットスキー。日没を眺めながら飲む酒も美味い。美味いんだけど……。

夕方になると、息子とともにどちらからともなく、福島第一原発の話となった。

報道によると、毎日700トンの汚染水が発生し、うち300トンは海に流れ、400トンはタンクなどに保管しているとか。毎日、700トンの汚染水ってどんなよ? 想像もつかない。

壊れた原発は冷やさなきゃいけないと、とにかく水をぶっかけた。

すると、汚染水が出てきてしまうので、水が循環するシステムを造るといっていた。でも、上手くいかなかった。さらに地下水も流入して、汚染水は増えつづける。

そこで、汚染水から62種類の放射性物質を除去できる、新装置「アルプス」なるものが登場した。しかし、試運転中にタンクから水漏れした。ま、それからも汚染水の問題が日々深刻になっているのだから、それも上手くいかなかったのね。で、この先は、地下水の流入防止策として地盤を凍らせる「凍土遮水壁」しかない!みたいにいわれている。建屋周囲の地下の土を凍らせ壁を造るんだとか。

今度こそ、大丈夫か? 心から期待したいところだけど、永遠にあんな広い敷地を膨大な電気を使って凍らせつづけるというのか、それはそれでため息が出てくる。

安倍首相は8月7日、首相官邸で開かれた原子力災害対策本部会議で、「東京電力に任せるのではなく、国としてしっかり対策を講じていく」と発言したらしいが、なぜ今なんだろ。すべて楽観視して物事の後手後手にまわってきた東電のやり方を知っていて、どうして今まで知らんぷりしていた? 知らなかったといっても問題だしな。国として現場に金を出すだけじゃ駄目なんだ。それはリーダーシップじゃない。

そもそも、その金はうちらから取り上げた税金で、うちらは一日も早い事故の収束を願い、その思いを税金に託している。だから、うちらには決してできないこと、国の役割は、首相が頭を下げ、世界の英知を集めてくるようなことなんだと思うが、違うか?

それと、この事故に関与した者たち、当時の東電幹部や政府関係者や、嘘の情報を流した学者たちや情報隠しをした官僚たちに、国は責任を取らせるべきだ。未だ、検察や警察が東電に強制捜査にも入っていないっておかしい。こんなに多くの被害者がいるのに。

「俺が大人になるころ海水浴は、贅沢な一部の人の遊びになっているかも。……あ、今もそうか。

××くん(福島に住む、息子の幼稚園時代の友達)、今年、海に行ったかな」

こんな切ないこと、子供にいわせるんじゃねぇ。

※週刊朝日 2013年9月6日号



【セシウム濃度が上昇=港湾近くの地下水で―福島第1】

時事通信
[8/30 10:09]

東京電力福島第1原発で放射性物質に汚染された地下水が海に流出している問題で、東電は30日、港湾近くの観測用井戸1カ所で29日に採取した地下水の放射性セシウム濃度が3日前に比べて上昇したと発表した。
東電によると、この井戸は港湾から約25メートル内陸側にあり、これまでストロンチウムやトリチウムの濃度は高い値を検出していたが、セシウム濃度は比較的低かった。
29日に採取した地下水には、セシウム134が1リットル当たり13ベクレル、セシウム137が同31ベクレル含まれていた。いずれもこの井戸では過去最高の値。26日に同じ場所から採取した地下水では134が検出されず、137も同0.84ベクレルだった。


【排水溝の放射性濃度上昇=福島第1、タンク汚染水漏出―東電】

時事通信
[8/30 12:33]

東京電力福島第1原発のタンクから高濃度の放射能汚染水が大量に漏れた問題で、東電は30日、漏出したタンクに近い排水溝で29日に採取した水から、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり490ベクレル検出されたと発表した。28日採取分は同210ベクレルで、2倍以上に上昇した。
この排水溝では、漏れた汚染水が流れ込んだとみられる跡が見つかっている。東電は数値の上昇について「原発事故時に飛散した放射性物質の影響も考えられ、汚染水漏れが要因とは言い切れない」と説明、調査を継続する。


【東芝と東電、海外送配電で来月合弁会社】

産経新聞
[8/30 07:55]

東芝と東京電力は29日、海外で送配電システムの構築支援などを行う合弁会社を9月2日に設立すると発表した。IT(情報技術)を活用して電力を効率的に供給するスマートグリッド(次世代送電網)を新興国などで展開する構えだ。

合弁会社の資本金は1億円で東芝が85.1%、東電が14.9%を出資。スマートグリッドなどの送配電システムの構築支援やシステム供給、保守・運営サービスなどを手がける方針。東芝は、傘下に家庭などの電力使用を把握できるスマートメーター(次世代電力計)で世界最大手のランディス・ギア(スイス)を抱えている。

一方、東電は福島第1原発事故を受けた経営再建策の一環として、送電網に関するノウハウの海外輸出を推進。日立製作所とも合弁会社を設立している。

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原発事故収束費用をケチる東電。
海外へ出資してる場合か!!


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世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…


川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。



静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


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「首都圏反原発連合」

http://coalitionagainstnukes.jp/



≪さよなら原発1000万人アクション≫

オンライン署名

http://sayonara-nukes.org/


みんなで決めよう「原発」国民投票


http://kokumintohyo.com/archives/5904


≪全国脱原発デモ情報拡散≫


http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index


【緑の党】


http://greens.gr.jp/2013kokkai_info/7740/





















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福島第一原発事故以前と変わらぬ東電の過信・軽視が今回のタンクからの汚染水漏れを引き起こした。


【福島第1原発の汚染水漏えい問題、「レベル3」に引上げ決定-;重大な異常事象t;】

マイナビニュース
[8/29 12:22]


原子力規制委員会は28日、福島第1原子力発電所(以下、福島第1原発)の汚染水貯留タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題について、INES評価を「レベル3」(重大な異常事象)に引き上げたと発表した。

福島第1原発では、8月19日に4号機山側の貯留タンクから約300トンの高濃度汚染水が漏れていたことが明らかになっており、このうち一部が海に流出した恐れが出ている。

同委員会は当初、この問題を暫定的に「レベル1」(逸脱)と評価していたが、漏れ出た放射性物質が数千テラ(1テラは1兆)ベクレル規模に上ると推測されることなどから、「レベル3」への引き上げを検討し、国際原子力機関(以下、IAEA)に確認を求めていた。

これに対し、IAEAは「原子力事故の収束に向けて応急措置として作られた施設に対しても、INESは適用され得る」、「福島第1原発H4エリアタンクにて発生した汚染水漏えい事象を福島第1原発事故とは切り離して検討することも選択可能」などと回答。

これを受け、原子力規制員会はIAEAに確認の取れたINES評価上の取り扱いに沿って、INESの適用と評価について見直しを実施。

汚染水漏えい事象のINES評価を「レベル1」から、8段階中、上から5番目の「レベル3」に引き上げた。

INES(International Nuclear and Radiological Event Scale:国際原子力・放射線事象評価尺度)とは、原子力発電所等のトラブルについて、それが安全上どの程度のものかを表す国際共通指標。

評価は、「人と環境」「施設における放射線バリアと管理」「深層防護」の3つの基準により行われ、最も高いレベルがそのトラブルの評価レベルとなる。

評価レベルは、「レベル0」(安全上重要ではない事象)から「レベル7」(深刻な事故)の8段階に分かれており、福島第1原発の事故は既に「レベル7」(深刻な事故)と評価されている。

(御木本千春)


【水たまり線量測定せず=930基、2人で巡回―福島第1タンク汚染水漏れ・東電】

時事通信
[8/27 20:46]

東京電力福島第1原発でタンクから高濃度汚染水が大量に漏れた問題で、原子力規制委員会の汚染水対策作業部会が27日開かれた。

東電はこれまでのパトロールで、タンクから離れた所にある水たまりの放射線量を測定していなかったことを明らかにした。

東電によると、パトロールは1日2回行っていたが、担当者は9人しかおらず、2人で1回に約930基のタンクの見回りを行っていた。

タンクから離れた所にある水たまりなどは降雨の影響と判断し、線量計で測定していなかった。

記録も残していないという。

東電は「異常の検知は(個人の)経験に頼る面が大きかった」と説明。

パトロールで担当者が同じ区画を巡回するのは5日に1回程度に過ぎず、問題があったと認めた。

今後は担当者を約50人増やし、目視点検や線量測定、タンクの水位確認を別々に行い、1日に計7回巡回する。

また東電は、今回汚染水が漏出したタンクがある区画近くで、7月ごろから作業員のベータ線の被ばく量がわずかに上昇する兆候があったと説明。

7月以前に漏出が始まっていた可能性があるとの認識を示した。

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何故、東電は二重三重の手を考え無いのだろうか!?
これだけの重大事故を起こしたのだから、「この手がダメなら次の手」…と考えるのが普通だろうが、東電は、「これでヨシ!」で、後々言い訳考えに没頭する始末。

しかも、重大な事はやたらと隠したがる。

まるで、ズル賢い子供の様だ。

そんな東電の体質から、このタンク漏洩を予測していた人がいた。

【原発汚染水たれ流し 故・吉田元所長の“遺言”を無視した東電の大罪】

〈週刊朝日〉
[8/29 07:19]

3.11の事故以降、福島第一原発(以下はフクイチ)に最大の危機が訪れている。

貯水タンクから300トンもの高濃度汚染水が漏れ、地下水を通じて海に流出した問題は「レベル3」の事故とされる事態に発展。

だが、この未曾有の惨事を、実は7月に亡くなった吉田昌郎元所長(享年58)は生前に警告。

病床でも「一歩間違えると取り返しのつかない惨事になる」
「レベル3や4の事故が再び起きてもおかしくない」と語っていたという。

その「遺言」ともなった予言は不幸にも的中していたにもかかわらず、東電は吉田氏の警鐘を無視し、有効な対策を取らなかった。

汚染水漏れの可能性は、本誌が2011年秋に連載した「福島第一原発完全ルポ」などでも再三、指摘してきた。

野ざらしのホースや急ごしらえのタンクは、どう見ても耐久性に問題があったからだ。

フクイチ幹部が語る。

「基本的に2年前と状況は変わっていません。
原発では本来、ネジ1本から特別仕様のものを使うが、今回の貯水タンクは緊急事態ということで、品質にばらつきがある既製品で間に合わせた」

タンクの一部はコストが安価な鋼鉄製のものを使用したが、これがマズかったという。

ジャーナリストの横田一氏はこう指摘する。

「汚染水は原子炉の冷却に使用された海水なので塩分を含んでいる。
鋼鉄製は錆びやすいので、腐食し、穴が開いた可能性がある。
コスト高になってもステンレス製にすべきだった」

さらに最悪なのは使用したタンクの多くは、部材を溶接ではなく、ボルトでつなぎ、組み立てる構造になっていたことだ。

「ボルト式にしたのは短時間で増設できるという理由でした。
でも、ボルト式は緩んだり、止水用パッキンが劣化すると汚染水が漏れるんじゃないかと当初から懸念されていた。
途中で溶接された頑丈なものに交換すべきだった」(前出の幹部)

そしてタンクについては、吉田氏も生前、こう危惧していたという。

「汚染水には、地震、津波の影響でがれきもまじっており、タンクの傷みが予想より激しい。
耐用年数はかなり短くなるだろうな」

今回、漏洩(ろうえい)が起きたタンクの耐用年数は4~5年と言われていたが、わずか2年弱しかもたなかったことになる。

なぜ、危ないとわかっていたタンクは交換されず、放置されたのか。

このフクイチ幹部によれば、汚染水から放射性物質を除去するという新装置「ALPS(アルプス)」が大誤算だったという。

ALPSは試験中に水漏れを起こし、わずか4カ月で停止してしまった。

「当初、本店は東芝製のALPSを使えば、汚染水の放射性物質を除去して海に放出できるので、『タンクは必要なくなる』と豪語していた。
それがALPSの故障でタンク増設を余儀なくされ、交換できる状況ではなくなってしまった」(フクイチ幹部)

タンク内の汚染水の放射線量が予想よりも高かったことも、障害になった。

「タンクやホースを交換する作業をするとなれば、作業員の被曝(ひばく)線量がかなり高くなり、被曝事故の心配もある。

吉田さんも『1年ほどでホースはすべて交換したいが、高い線量でそれができるのか』と心配していました」(同)

※週刊朝日 2013年9月6日号

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起こるべきして起きたタンク漏洩。

東電の過信により海洋汚染は、深刻さを増している。


【漁業への影響回避に全力=汚染水対策、全漁連に報告―東電】

時事通信
[8/29 13:01]

東京電力の広瀬直己社長は29日、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)の岸宏会長らと東京都内で会談し、福島第1原発の放射能汚染水問題に関する対策を報告した。

広瀬社長は「あってはならないことが起き、大変申し訳ない」と陳謝。

社長直轄の「汚染水・タンク対策本部」を設置したことを伝え、「今回の件は最大の経営課題だ。
(漁業の)操業に影響を及ぼさないよう万全の対策を取る」と強調した。

汚染水問題をめぐっては、福島県の地元漁協が試験操業の延期を決めるなど影響が広がっている。

JF全漁連の岸会長は「東電の汚染水管理は破綻した」と指摘した上で、「(汚染水問題は)わが国の漁業の将来に計り知れない影響を与える。
極めて憂慮している」と述べ、国の指導の下で早急に抜本的対策に取り組むよう強く求めた。

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原発事故は、即環境に繋がる。

原発立地地域は、福島第一原発事故を見ても自分達の所は大丈夫と思っているのか!?

福島第一原発事故・汚染水漏洩…これらの最悪の事態を目の当たりにしながらも再稼働を進める↓この方達も自分トコは大丈夫と考えてやまないのだろうか?


【原発政策、早期に方針策定を 西川知事、菅官房長官に要請 福井】

産経新聞
[8/29 07:55]

西川一誠知事は28日、首相官邸で菅義偉官房長官に、原子力や液化天然ガス(LNG)を含むエネルギー政策について、政府の基本方針の速やかな策定などを求める要請書を手渡した。



西川知事は「福井県は原発が多く立地しており、政府方針があやふやな状況だと地元としては極めて迷惑だ」と指摘。

菅長官は「エネルギー政策について積極的に方向性を出していきたい」と応じた。

要請書では原発を含む国のエネルギー政策の明確化の必要性を挙げ、「政府が確信を持って国民を説得すること」を求めている。

来月で発足1年を迎える原子力規制委員会について政府として検証が必要と指摘し、規制委に活断層の評価を行う常設の専門組織がないことから、新しい政府機関を整備するべきだとしている。

また、国土強靱(きょうじん)化やエネルギーインフラの多角化の観点などから、県内でLNG基地やLNG火力発電所の設置、彦根までのパイプラインの整備を促進するよう要望している。



【高浜3、4号機 来春にも再稼働を 野瀬町長 福井】

産経新聞
[8/29 07:55]

高浜町の野瀬豊町長は28日の定例記者会見で、関西電力が再稼働に向け安全審査を申請した高浜原発3、4号機(同町)について、「来春か年度内が(運転再開の)現実的なスケジュールだ」と述べ、原子力規制委員会に対し、早期審査を求めた。

野瀬町長は今夏の猛暑を引き合いに「(今後も)タイトな電力状況は変わりない」と指摘。

「規制委員会には効率的な審査をしてもらう。そうしてもらえると思っている」と述べた。

また、規制委が関電に要求した同3、4号機の津波想定の見直しにからみ、「申請を出した後で追加項目が出てくるのは国全体の状況を考えた上でも適切でない」とし、規制委を批判した。

町は同日、今夏シーズン(海水浴場開放期間中、7月13日~今月18日)の海水浴客数を発表。

町内7海水浴場の合計は約21万4千人で、昭和60年以来、過去最低だった昨年(約19万4千人)より約2万人増となった。

町は、天候に恵まれたことや、一部の浜茶屋の営業時間を延長したことが増加につながったとみている。

また、町の支援で町商工会が個人消費の底上げを図ろうと発行したプレミアム商品券が完売した。

商品券は10%のプレミアム付きで町内の商店などで利用できる。

原発の長期停止に伴い、疲弊する町内経済の打開策として導入した。

町商工会と調整した上で来年度以降も継続する方針。




【原発新基準ここが問題
科学者会議の集いで討論】

しんぶん赤旗
2013年8月26日(月)


 日本科学者会議の集い「福島原発事故・災害―2年半後の現実と打開の展望」は2日目の25日、福島大学で2分科会が開かれ、同会議茨城支部の青柳長紀氏が、7月施行された原子力規制委員会の新規制基準について報告しました。

 青柳氏は前提問題として、福島第1原発事故を受けて原子炉立地審査指針の改正が必要なのに、新基準はその見直しをせずに、従来の基準に新たな過酷事故対策、地震・津波対策を追加しただけになっていて、原発再稼働先にありきだと批判しました。

 具体的な新基準の問題点として、青柳氏は▽新基準が要求する審査事項は実証試験で証明ができないものが多く、コンピューターを使って試算をするにとどまり安全性の保障にならない
▽水素爆発防止策としてフィルター付き排気口からセシウム137で100テラベクレルまでの放出を容認している
▽過酷事故を招く技術的に未熟な軽水炉そのものの改善に手をつけず、事故前提の代替電源・第2制御室などを備えた特定安全施設頼みになっている―などを指摘しました。

 討論では、原子力規制委員会は軽水炉の本質的評価をすべきだ、使用済み核燃料をどうするのか、崩壊熱を使った電源不要の冷却装置の可能性はどこまであるのかなど活発な意見交換がされました。
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最優先すべきは「安全」だ!!












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