…続き
本来ならば、われわれ国や官僚が最悪の事態をシミュレーションし、対策を整えなければなりませんが、官僚の間にさえ同じ空気が蔓延している。
これは、電力会社のモンスター・システムが陰に陽にもたらしている力でもあるでしょう。
そして「汚染水はいずれ海に流せば問題ない」
「その時が来るまで国民には何も知らせなくてよい」という不遜な考え方も、その延長上にあるのだと思います。
ただ、官僚全てが真っ黒だというわけではありません。
われわれも人間ですから、常に白と黒の狭間で揺れている。
電力という権力がいかにこの国に染みわたり、手に負えないほど複雑なしがらみとなっているか。
国民にその真実を伝えるとともに、内心「これでいいのか」と感じている官僚にも、勇気を持ってもらいたい。
そのために、私はこれからも執筆を続けてゆくつもりです。
「週刊現代」2013年10月12日号より
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「日本の原発は世界一安全」
安倍首相が海外へ原発を売り込む決めセリフ。
ヨーロッパの原発メーカーは、大笑いしているだろう。
「日本は、世界一厳格な安全基準…」
住民避難計画も無しに再稼働させようとしている日本が世界一を語る資格は無い。
当初、規制委員会は、再稼働の条件に避難計画を盛り込んでいたハズだが、再稼働を急ぐあまり、いつしか安全基準から姿を消していた。
今、日本が語る安全基準は、原発事故が起きた場合、電力会社が対応・対処する為だけの安全基準でしかない。
元米原子力規制委員(NRC)委員長グレゴリー・ヤツコ氏は、原発を稼働させる上での最重要条件は、住民の避難計画だと言う。
日本は、福島第一原発事故を経験してもなお、住民の安全よりも経済を優先している。
記事中の「IAEA(国際原子力機関)が策定している国際的な安全基準自体が、日本から出向している職員によって骨抜きにされています。
」―とあるが、これに関連する記事がある。
【「世界の原発安全に貢献を」 天野事務局長が講演】
中日新聞
2013年10月8日
記念講演で海外の原発などについて話す天野之弥IAEA事務局長=福井商工会議所で
原子力関連の人材育成で相互協力するとの覚書を七日に県と締結した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は同日、「原子力の国際情勢と日本への期待」と題し、福井市西木田二丁目の福井商工会議所で記念講演した。
県と県経済団体連合会が主催し、約五百人が来場した。
天野事務局長は、東京電力福島第一原発事故以降、脱原発を決めた国や、原発の寿命が終われば建設を凍結する方針を決めた国がある一方で、中国やアラブ首長国連邦など原発を推進する国もあると紹介し、「世界全体でみれば原発は今後二十年間で確実に拡大する」との見通しを示した。
その上で、原発導入国には高い安全レベルの確保が求められるとして「日本が福島の経験を生かし、世界の安全に貢献してもらいたい。
県との覚書締結はタイムリーだ」と評価した。
日本での原発の再稼働問題については「原発をどうするかは日本自身が決めることだが、安全第一で世界的な影響も考慮して決めていただきたい。
世界の流れとして、引き続き原発は使われていくことも考慮すべきだ」と述べた。
(山内悠記子)
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IAEAは、原子力を監視・規制する機関では無い。
原子力を推進する機関だ。
IAEAは、福島第一原発事故による健康被害は今も今後も無いと公表した。
安倍首相もその言葉を鵜呑みにIOC総会で健康被害は無いと公言した。
しかし、既に放射能による甲状腺異常が報告されている。
日本は、あってはならない事は、あっても闇に葬る体質がある。
原発安全神話がそれだ。
溜まり続ける汚染水。
タンクに留め続けるのは不可能だ。
アルプスで全ての汚染水を処理するにも時間と莫大な費用が掛かる。
それを上回る勢いで汚染水は増え続ける。
タンクからの汚染水漏れも止まらない。
今や福島第一原発敷地内の地下は、完全に汚染されている。
【トリチウム最大値検出 福島第1原発】
産経新聞
[10/8 12:24]
東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水漏れが相次いでいる問題で、東電は8日、8月に汚染水約300トンが漏れた地上タンク近くの観測用井戸の地下水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり23万ベクレル検出されたと発表した。
法定基準(1リットル当たり6万ベクレル)を大幅に上回っており、汚染水が漏れた「H4」と呼ばれるタンク群周辺では最高値となる。
東電は「上昇した原因は不明」としているが、汚染水が拡散している可能性がある。
同じ井戸では9月下旬、トリチウムが1リットル当たり19万ベクレル検出されてから低下傾向にあった。
ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質は1リットル当たり250ベクレル検出された。
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東電に汚染水問題処理や事故収束は、無理の様だ。
今、東電が全力で取り組まなければならないハズの福島第一原発。
しかし、東電が最優先させているのは、福島第一原発より柏崎刈羽原発なのだ。
【第1原発の東電社員、柏崎下回る】
共同通信
[10/7 21:55]
福島第1原発で働く東電社員は再稼働目指す柏崎刈羽原発より少ない約千人。
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福島第一原発に千人に対し柏崎刈羽原発には、東電社員が千二百人。
東電がどちらを優先しているかが伺える。
その結果が相次ぐ人為的ミスに繋がっている。
【原子炉注水、一時中断=ポンプの電源停止―別系統で継続・福島第1】
時事通信
[10/7 10:57]
東京電力は7日、福島第1原発の1号機の格納容器内に冷却水を注入しているポンプの電源が停止したと発表した。
注水はいったん中断されたが、数秒後に別系統のポンプが自動的に起動して継続された。
原子炉の温度に変化はほとんどないという。
原子力規制庁による
と、電源盤の点検を行っていた作業員が作業中、誤って操作パネルの停止ボタンを押してしまったのが原因とみられる。
【「ALPS」福島第1 汚染水処理に不信感 相次ぐ人為ミス 遠のく海洋放出】
産経新聞
[10/7 07:55]
東京電力福島第1原発で汚染水処理の“切り札”とされる多核種除去装置(ALPS(アルプス))にトラブルが続発している。
汚染水浄化の技術は開発途上で「失敗はつきもの」との指摘があるが、単純ミスも目立つ。
増え続ける汚染水の対策として基準値未満の汚染水を海洋に放出する計画があるが、浄化装置なしには実現できない。
同原発では人為的ミスで汚染水タンクの漏洩(ろうえい)も相次いでおり、これ以上ミスが続けば、海洋放出の実行は遠のくばかりだ。(原子力取材班)
ALPSはA~Cの3系統が造られ、A系統は今年3月末に試験運転を開始した。
しかし、装置内部のピストンの動作不良や、汚染水をためるタンク内に腐食が見つかるなどトラブルが続発。
6月に試験運転を始めたB系統でも改修作業が必要となり、9月27日に試験運転を始めたC系統も今月4日に設計の不具合から停止。
今は3系統とも止まっている。
こうしたトラブルについて、九州大学の稲垣八穂広(やおひろ)准教授(放射性廃棄物処理・処分)は「ALPSは完成された技術ではなく、さまざまな確認を経て完成させていく段階なので、予想できないトラブルが起きて当然。
問題点を一つずつ克服し、性能を高めていくことが大切だ」と説明する。
政府が国費を投じ、さらに高性能の浄化装置の投入も決まっている。
高性能浄化装置は、ALPSの2倍の1系統当たり1日500トンの汚染水を浄化することが目標で、東電はメーカーと共同で開発計画を政府に提案した。
現在相次ぐ技術的なトラブルの克服は「その設計にも生かされることになる」(稲垣准教授)ため、無駄にはならない。
だが、中には単純なミスも目立つ。
C系統は、運転前の作業で使ったシートをタンク内に置き忘れたことが原因で、運転開始後わずか1日足らずで停止した。
3月のA系統の運転開始直後にも、作業員がボタンを押し間違える誤操作で自動停止が起きている。
後を絶たない単純な作業ミスによる不具合がALPSの頼りなさを印象づけている。
ALPSで処理できずに高濃度の放射性物質を含んだままの汚染水が地上タンクに保管されるが、これも単純ミスで漏洩が相次ぎ、原子力規制庁が今月4日に東電を厳重注意した。
ALPSとタンク漏洩のミスが東電の汚染水処理への不信感を高めている格好だ。
基準値以下となった汚染水の海洋放出には、信頼される浄化装置の完成が最低条件だ。
だが、設備が向上しても「(どんな作業も)最終的に人がする」(池田克彦規制庁長官)ことに変わりはない。
緊張感のない人為的ミスは、もはや許されない状況だ。
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汚染水問題よりハードなのが、溶け落ちた核燃料の取り出しだが、その汚染水問題さえ解決出来ないでいる日本が「日本は世界最高レベルの技術を持っている」などと言って海外へ原発を売り込む資格があるのか!?
【安倍首相、29日にトルコ再訪の意向】
時事通信
[10/8 21:27]
安倍晋三首相は29日にトルコを訪問する方向で調整に入った。
政府関係者が8日明らかにした。
実現すれば、首相のトルコ訪問は5月に続いて2度目となる。
短い間隔での再訪問は異例。
エルドアン首相と会談するほか、29日のトルコ建国記念日に合わせて開かれるボスポラス海峡の海底トンネル開通式典に出席したい考えだ。
再訪問は5月の首脳会談でエルドアン首相が要請し、安倍首相も前向きな意向を示していた。
両首脳は、トルコの原発建設で日本・フランス連合に優先交渉権を与えることで合意しており、日本としては、首相の再訪問で受注を確実にする狙いもある。
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福島第一原発の汚染水問題、事故収束、何より核のゴミ問題も見通しが立たない中、原発を売り込む海外には何と説明しているのか?
これらの問題には、触れない様に「安全・安価な原発でアナタの国にも明るい未来を…」などと言いくるめているのだろ。
ある意味、国を挙げての「原発詐欺」とも言えるだろう。
「詐欺国家日本」と呼ばれる日も、そう遠く無い気がする…
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【1013 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動 -福島を忘れるな・再稼働を許すな】
Posted on by 反原連
6.2 No Nukes Dayに続き、首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会が合同で大規模アクションを呼びかけます!
10月13日は全国から集まりましょう!
▼ツイッターで情報拡散にご協力下さい!
【10.13 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動-福島を忘れるな・再稼働を許すな-】
首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会が合同大規模アクションを呼びかけます!
ツイートボタンで拡散を→ http://coalitionagainstnukes.jp/?p=3436
▼集会・デモの詳細
10.13 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動 -福島を忘れるな・再稼働を許すな-
日時:2013年10月13日(日)
主催:首都圏反原発連合
共催:さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会
協力:脱原発世界会議/経産省前テントひろば/再稼働阻止全国ネットワーク
内容:
○13:00~ 集会 会場:日比谷公会堂
(共催:首都圏反原発連合/さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす 全国連絡会)
○14:00~ 巨大デモ
(共催:首都圏反原発連合/さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす 全国連絡会)
○17:00~19:00 国会前大集会 (主催:首都圏反原発連合)
★デモコース予定
キョリ測マップでデモコース(予定)はHP参照
※上記タイムスケジュールは予定です。
※詳細は決まり次第webにアップします。
2013 首都圏反原発連合HPより…「首都圏反原発連合」
http://coalitionagainstnukes.jp/
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