日曜日は江東区の古石場文化センターで開催された
「第17回江東シネマフェスティバル」に主人と行ってきました。
副題に「小津安二郎監督生誕120年〜深川で生まれた世界の巨匠〜」とありました
当日のパンフレット
小津安二郎監督は「PERFECT DAYS」の監督ヴィム・ヴェンダース監督が敬愛する
監督で、役所広司さん演じる主人公の「平山」は小津映画で笠智衆さんが度々演じる
「平山」から来ているそうです。
そしてこの小津映画の代表作「東京物語」もやはり笠智衆さんが演じるのは「平山」です
東京物語は何度か観ていますが、今回は「フェスティバル」ですから映画鑑賞と特別ゲストを
お迎えする機会でした。
ゲストは香川京子さん
なんと「東京物語」にも笠智衆さんの娘役「京子」として出演されています。
御年92歳とは思えない美しさととてもしっかりされたお話しぶりで、
当時の監督のお話、原節子さんとのエピソード、「東京物語」についての想いなどお話くださいました。
(貴重だわ~感激)
香川京子さん
中でも印象的だったのは、物語の中で香川京子さん演じる京子の年の離れた姉で杉村春子さんが
演じている志げが母親が亡くなってすぐに形見分けの話をしたことに京子が怒る場面のお話。
当時若かった香川さんは映画の中の京子同様に志げに薄情な印象を持たれたようですが、
ご自分も結婚、仕事をしながらの子育てなど人生経験を積んで、志げの事も理解できる
ようになったというお話でした。
経験によって価値観は変わります。
若い時のまっすぐな正義感も勿論とても美しいのですが、
そのまっすぐさだけでは生きていかれないということを知っていくのが
大人になるということなんですね~多分
私も最初に観た時は20代でしたから完全に京子寄りでしたもの
今や志げの事もとってもよくわかるお年頃です。
そしてもはや亡くなったお母さん(東山千恵子さん)の気持ちまで
わかる気がします。
「皆、元気で忙しくしているのだから自分の暮らしを大事にしてね。
私の着物も気に入っているのならどうぞ形見に持って行って頂戴」
という気持ちじゃないかなあ。と。
そして私もいつかあの世に行くのだから、今の暮らしを楽しみつつ
子供に後始末の苦労をさせないようにもっと身軽に暮らしたいなと思ったのでした。
当時のポスターや香川京子さんのサインなど
小津映画は普遍的な家族の物語を描くことが多く、
見るたびに不思議と違った感想が沸き上がります。(自分が変化してるからかな?)
最後までお読みいただきありがとうございました!
ひつじPlanningのお片付けサービス
実際にお部屋を片付けながらお片付けの
ノウハウも学べます。
お一人お一人が目指したい暮らしを一緒に見つめて一緒に目指しましょう✨
1月はありがたいことにご予約が満了の為、新規のお客様のスタートは2月以降となります。お申込み・お問い合わせはこちら→★
ランキングに参加しております。
お帰りの際にポチっとしていただけるととても励みになります