褒賞金がG1馬のみに一律3000万とする過渡的な有馬記念です。


今年の有馬記念とダービーの日計賞金を比較します。

国際G1ダービー  565680
国際G1有馬記念  538580

その差は約2700万円。


一方、今年の有馬記念はG1馬に対して褒賞金を付与します。1着なら3000万円。


、、、ということは、、、、


もし、G1馬が有馬記念を勝つと、賞金3000万が加算され
ダービーの日計賞金を越すことになります。

また、G1馬が2着なら2000万、3着なら1000万、
すなわち、最大6000万の賞金の上積みがなされます。

ダービーの賞金を超える可能性は極めて高いと思われます。

とすると、レース前の日計賞金は

ダービー > 有馬記念

ですが、

レース後は 

ダービー < 有馬記念

という矛盾した関係になります。



今年限りといっても、レースの設計意図の矛盾を結果に委ねるというのは考えられません。


1つだけ矛盾を回避する方法があります。


ダービー馬エイシンフラッシュの有馬記念制覇です。

当年ダービー馬以外の馬が勝つと、確かにダービー < 有馬記念の矛盾した関係が生まれますが、
当年ダービー馬が勝つと、ダービー < 有馬記念 を自ら書き換えることになります。

来年は、ダービー < 有馬記念 が固定されます。

ダービー馬の手で、来年の有馬記念>ダービーを宣言するためのエイシンフラッシュの有馬記念制覇とみます。

(10月の褒賞金3000万の付与決定により、それが可能になったわけです。)

当年ダービー馬でなければできない、、というところがディープインパクトとは異なるところです。


さらに
JC:当年ダービー2着馬 < 有馬:当年ダービー1着馬

という関係にもなります。

エイシンフラッシュが勝つことで、来年の有馬記念がダービーはもちろんJCよりも格上になることを宣言することに期待します。