2017年4月14日講談社
平田研也/入江悠脚本の映画の小説版
★★☆☆☆(個人的な感想:星3かなとも思ったのですが、読後のもやもやがすごすぎるので、★2にします)
【あらすじ】
22年前の連続殺人犯が、告白本を出版。
その目的は?
【感想】
映画は、宣伝を観たので知っていました。
なんだか気分の悪そうな映画な印象で、
観たいとも思いませんでした。
この本を読んだきっかけは、
ネットで面白い、と書いていた人がいたからでした。
感想は、
どんでん返しを狙って作った話みたいだな、というものです。
映像ならインパクトがあるかもだけど、
小説で読むと、疑問点や矛盾に思える点が色々残って、
筋が通らないような居心地の悪い印象でした。
あとで知ったのですが、これ、ノベライズなんですね。
納得です。
しかも、映画もリメイクなんですね。
読後は、色々考えてもやもやしました。
この後、ネタバレです。
犯人が、牧村の妹を殺した事件が、どうもすっきりしません。
読み込みが足りないのかもしれないけれど、
妹に牧村が死ぬところを見せようとして失敗したことに、
いつ気づいたのでしょう。
それに気づいたから、妹を殺すことにしたのでしょうか。
だとしたら、離れた場所にいたのに、なぜそれがわかったのでしょう。
現場で牧村の姿を見つけたんですかね?
犯人が牧村を憎んでいたのに、
妹を殺したことを知らせなかったのも不思議です。
そして、あんな形のまま連続殺人事件を終えたことも。
牧村たちも、なんで事件から22年も経ってから、
こんな行動に出たんでしょう。
22年って、そうとう長い年月です。
こんな行動を起こせる人なら、なぜもっと早く動かなかったのか。
それに、拓巳が、他人を演じていたとはいえ、
未南子の首を絞めるなんて、できるのでしょうか。
・・・・・もうね、書き始めると色々と腑に落ちなくて。。
・・・